冒頭、半分開いた窓で白いシフォンのカーテンが風で揺れるシーンから始まるのですが、この部分を見た瞬間に「この映画、当たりだ!」と思いました。
その予感は外れることなく、最後まで間延びせず ついつい見入ってしまいました。
ストーリーは なかなか衝撃的。
自由奔放で気鋭の作家エヴァ。
写真家のフランクリンと結婚して息子ケヴィンを授かるが、ケヴィンはなぜか乳児の頃からエヴァに強い反抗心をあらわにする。
それはケヴィンの成長とともにより冷ややかに、より激しくエスカレートし、ある大事件へとつながっていく。
そんなあらすじなのですが…
ケヴィンを演じた俳優さんが、幼少期・青年期ともに超・美形
美形だからこそ、ケヴィンがエヴァに向ける憎悪に一層の残酷さが加わります。
そこがたまらんです。
この作品は、ケヴィンが美形じゃなければ成立しませんね。
絶妙のキャスティングだと思います。
物語は、現在のエヴァの生活を追いながら、そこに時々 過去の回想が差し挟まれるという形で進んで行きますが、そのつくりもいい感じでした。
ミニシアター系らしい1本でした。