わさびの日記

老後の暮らしを模索しています。健康のためランニング、楽しみにクラリネット、それに古文書解読を趣味にしたいと思っています。

徒然草第ニ百三段 (勅勘の所に靫懸くる作法)

2022-08-27 18:29:27 | 徒然草

勅勘ちよくかんの所にゆきくる作法」、矢を入れる道具を懸けたりすると、忌まわしいものを封じるという意味があったようです。

先祖の怨念を鎮めるために、高額の坪や印鑑を買わせる霊感商法をしている宗教団体が話題になっています。キリスト教系といいますが、本来、キリスト教は偶像信仰を厳しく禁止していますから、この教団は似非キリスト教です。キリスト教という仮面を被って、違法な行為で集金する犯罪集団といわざるを得ません。

アメリカでは、共和党中心に、福音派と呼ばれる宗教勢力によるナショナリズムが政治に蔓延っていています。共和党が中国に厳しいのは、中国で宗教の自由が保障されていないからだと言われます。中国指導部の覇権的な思想には全く共感できませんが、宗教が政治に悪影響を及ぼす危険があるのは歴史的にも明らかです。日本でも、江戸時代に激しい宗教弾圧が行われましたが、その背景に宗教が侵略の手段として使われていた事実があります。人々を宗教の基に膝着かせようとするのは、むしろ宗教の自由を脅かすことにも成り兼ねません。そもそも、自分達の宗教以外は認めない宗教に、宗教の自由を主張することに矛盾はないのでしょうか。このような事を自由に言える日本は、宗教的には自由な国です。その自由を守らなければなりません。

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