「今日の小さなお気に入り」 - My favourite little things

古今の書物から、心に適う言葉、文章を読み拾い、手帳代わりに、このページに書き写す。出る本は多いが、再読したいものは少い。

Long Good-bye 2020・12・12

2020-12-12 05:34:00 | Weblog
 今日の「お気に入り」は、浅田次郎著 「 流人道中記(下)」から。


  「武は戈を止むるの義なれば、少しも争心あるべからず。」


  「命はひとつきりぞ。うまく使え。」


  「おのれに近き者から目をかけるはあやまりぞ。

    武士ならば男ならば、おのれのことは二の次ぞ。

    まして大身の旗本ならば、妻子のこととて二の次ぞ。 」


  ( 出典: 浅田次郎著. 「 流人道中記(下)」 中央公論新社刊 所収 )


   上に引用した「武は戈を止むるの義なれば、少しも争心あるべからず」は、

  江戸時代後期から幕末にかけての剣術家、斎藤弥九郎 ( 1798 - 1871 )の「神道無念流・練兵館」の道場訓とか。

   「練兵館」は、後に「幕末江戸三大道場」と称された「北辰一刀流・玄武館、神道無念流・練兵館、鏡新明智流・士学館」

  の一つで、かの木戸孝允(桂小五郎)が剣術修行したという道場。

   剣術の特徴として「技の千葉(玄武館)、力の斎藤(練兵館)、位の桃井(士学館)」と評されたそう。

   因みに、北辰一刀流の創始者・千葉周作( 1793 - 1856 )の弟・千葉定吉が「京橋桶町」に開いた北辰一刀流の「桶町千葉」道場には、

  坂本龍馬が剣術修行に通っていたそうです。千葉周作の「玄武館」道場があった「神田於玉ヶ池」という地名も有名。この地名を

  初めて耳にしたのは「赤胴鈴之助」の中だったっけ?

   「 赤胴鈴之助 」と言えば、「 真空切り 」、兄弟子の「 竜巻雷之進 」との確執、幕府転覆を企む「 鬼面党 」との対決、・・・。

   「 真空切り 」と言えば、 千葉周作 の紹介で弟子入りした「 飛鳥 流 」仕込み、「 真空切り 」がバージョンアップした「 十文字切り 」・・・。

   「 飛鳥 」と言えば、十代の頃、筆者が通った中学校は 東京都北区立 「 飛鳥中学校 」、「 飛鳥 」の名前の由来は JR王子駅 近くにある 桜 の名所

  「 飛鳥山 」かな。桜と言えば、 JR巣鴨駅 近くにある「 染井墓地 」や JR駒込駅 近くにある「 六義園 」、 JR上中里駅 近くにある「 旧古河庭園 」

  を思い出す・・・地下鉄も通りとても便利になったとか。

   筆者が通った小学校は、 大阪府豊中市立 「 克明小学校 」、 東京都渋谷区立 「 上原小学校 」、 東京都北区立 「 滝野川小学校 」、

  皆々今もあるのかしら・・・、それにつけても 転校 が多かったなあ。





#克明小学校 #上原小学校 #滝野川小学校 #飛鳥中学校 #北園高等学校 #府立九中 #山手幼稚園
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする