「今日の小さなお気に入り」 - My favourite little things

古今の書物から、心に適う言葉、文章を読み拾い、手帳代わりに、このページに書き写す。出る本は多いが、再読したいものは少い。

Sho-en Haiga 松渕俳画 2020・09・21

2020-09-21 04:30:00 | Weblog



  今日の「お気に入り」。



   




            




   


  (鶴見松渕著 「鶴見松渕俳画集」日貿出版社刊 所収 )


  上の俳画にある画賛は、「 落葉焚く 煙は寺を 遠くおき 」( おちばたく けむりはてらを とおくおき ) 。


  
  「菖蒲園」の絵にある画賛とその読みは、「 瀬音して 静かに鮎の 影ゆらぐ 」

                         ( せおとして しずかにあゆの かげゆらぐ )。

  掛軸の「柿と小鳥」にある画賛とその読みは、「 敵に塩 おくる心や 秋信濃 」

                         ( てきにしお おくるこころや あきしなの )、

     「鯉之図」にある画賛の読みは、「 ゆうゆうじてき 」。

     「三宝柑」にある画賛とその読みは、「 配膳の 手馴れし僧や 三宝柑 」

                       ( はいぜんの てなれしそうや さんぼうかん )。

     「桜墨」にある画賛とその読みは、「 赤べこの 色より紅き 初椿 」

                       ( あかべこの いろよりあかき はつつばき )。


     
  「冬そこまで」の絵にある句とその読みは、「 鎧ぬいだ 故郷の山の 雪真白 」

              ( よろいぬいだ ふるさとのやまの ゆきましろ )。松渕先生の辞世。




   

#俳画 #松樹会 #松渕 #SHO-EN #HAIGA #鶴見松渕 #俳画家 

#俳画松樹会 #つるみしょうえん #俳句 #書略画 #絵と句 #句と絵 #水墨画 

#鶴見松渕俳画集 #南十字星に祈る #俳画独習書 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする