今日の「お気に入り」。
(鶴見松渕著 「鶴見松渕俳画集」日貿出版社刊 所収 )
上の俳画にある画賛は、「 落葉焚く 煙は寺を 遠くおき 」( おちばたく けむりはてらを とおくおき ) 。
「菖蒲園」の絵にある画賛とその読みは、「 瀬音して 静かに鮎の 影ゆらぐ 」
( せおとして しずかにあゆの かげゆらぐ )。
掛軸の「柿と小鳥」にある画賛とその読みは、「 敵に塩 おくる心や 秋信濃 」
( てきにしお おくるこころや あきしなの )、
「鯉之図」にある画賛の読みは、「 ゆうゆうじてき 」。
「三宝柑」にある画賛とその読みは、「 配膳の 手馴れし僧や 三宝柑 」
( はいぜんの てなれしそうや さんぼうかん )。
「桜墨」にある画賛とその読みは、「 赤べこの 色より紅き 初椿 」
( あかべこの いろよりあかき はつつばき )。
「冬そこまで」の絵にある句とその読みは、「 鎧ぬいだ 故郷の山の 雪真白 」
( よろいぬいだ ふるさとのやまの ゆきましろ )。松渕先生の辞世。
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