若殿の気ままな独り言

日常生活で見聞きしたこと感じたこと、はまってるマカオ/Macau/澳門のことなど、勝手気ままに書き綴ります。毎日更新!

「ルーヴル美術館展 17世紀ヨーロッパ絵画」に誘われて

2009-05-30 05:21:44 | 趣味、(映画、読書、音楽鑑賞など,)
アクセスも昨日は140名訪問の8384位と順位をさげながら、落ち着きを取り戻しつつあります。
さて昨日は勤務後に、4月に殿と同期入学の某氏に誘われて、上野公園の国立西洋美術館で開催中の「ルーヴル美術館展 17世紀ヨーロッパ絵画」に出かけました。ミステリーツアーということで、行き先の分からないままついて行ったら この美術館展でした。絵画鑑賞のあと一杯でも、という趣向の彼の企てです。ホンモノの迫力ある絵画の素晴らしさに、久しぶりに目の保養をさせてもらいました。某さん、どうもありがとう。

日本初公開となる、ヨハネス・フェルメールの「レースを編む女」やジョルジュ・ド・ラ・トゥールの「大工ヨセフ」など、まずこの先二度と日本にやって来ることないであろう名作が西洋美術館の壁に掛けられている展覧会です。おもな作品を並べましたので、しばしルーヴル美術館の雰囲気に浸ってください。


 「レースを編む女」
ルーヴル美術館展ポスター


ジョルジュ・ド・ラ・トゥール 《大工ヨセフ》 1642年頃


ル・ナン兄弟 《農民の家族》


ヨアヒム・ウテワール 《アンドロメダを救うペルセウス》 1611年


クロード・ロラン《クリュセイスを父親のもとに返すオデュッセウス》1644年頃


アンブロシウス・ボスハールト(父)《風景の見える石のアーチの中に置かれた花束》 1619年−1621年


グェルチーノ 《ペテロの涙》 1647年


シモン・ヴーエ 《エスランの聖母》 1640年−1650年


バルトロメ・エステバン・ムリーリョ 《6人の人物の前に現れる無原罪の聖母》
1662年−1665年

最後に「今日の一枚」


ウィレム・ドロスト《バテシバ》1654年

王ダヴィデからの手紙を受け取り悩むバシテバの様子はオランダ・フランドル絵画では頻繁に描かれた主題のひとつです。まるで鑑賞者を誘惑しようとするようなこんな虚ろで蠱惑的な目つきで描かれた、ドロストの「バテシバ」は妙にエロティックでした。

しかし、よくまぁこの景気の悪いご時世にこれだけ派手な展覧会を開催したものだと、感心を通り越して驚いてしまうほど中身の濃い、美味しいとこ取りの展覧会となっていました。残り2週間です、みなさんもぜひお出かけください!

上野公園を下りて、アメ横ではマグロ売りを冷やかすつもりが、お互いに買うはめになりましたが、最後は小汚い居酒屋で、日頃のうっぷん晴らしにいそしみました。





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