「ギクッ」ときたら

2006年12月17日 | Weblog
こんにちは。

ただ今お昼の休憩中

事務長命令により「ギックリ腰」になったときの対処法をご紹介したいと思います。

ただ今休憩中ですが、事務長命令ですから…

あっ、イヤイヤ書くわけではありません。

事務長命令ですから、よろこんで…


前回、ギックリ腰にも「ケガを含むもの」「ケガではなく筋肉のケイレンによるもの」
がある事をご紹介しました。

当然、ケガの「ある・なし」で対応が変わります。

ケガがあれば、まずは安静にして痛むケ所を冷やします。

ケガが無ければ、温めたり、場合によってはセルフエクササイズをすることで症状の緩和が期待できます。

でも、皆さん迷うのが「この痛みは『ケガ』なのか?『ケガでない』のか?」

といったことの見極めではないでしょうか。


では、以下に「ケガの場合」と「ケガでない場合(筋肉のケイレンや過度の緊張)」

の見分け方について挙げてみますね。


1、「ケガの場合」

安静時に「ズキン、ズキン」と心臓の拍動に合わせて痛む。

・お風呂などで温めると疼きだす。

・排便など、いきむと腰が痛む。

・受傷時「グキッ」とか「バチッ」とか、音をともなう。

・体を動かすと痛みが増す。

・傷む部分に熱感や腫れがある。


2、「ケガでない場合(筋肉のケイレンや過度の緊張)」※炎症のないケース

・お風呂などで温めると楽になる。

・朝、起き抜けは辛いが、1~2時間すると軽減する。

・動き始めは痛むが、動いているうちにだんだん楽になってくるケース。

・傷む部分に熱感や腫れがない





他にもあるかもしれませんが、ざっとこんな感じです。

対処法

「1」の場合

外からは判りませんが、内部にケガがあるのですから1~2日患部を冷やして、安静にしましょう。

安静に、といっても横になるのも痛いのが「ギックリ腰」

仰向けに寝るなら膝の下に枕を入れ、横向きならば掛け布団をタテに丸めて抱き枕のように使うと楽に寝ることができます。


また、「安静」とはいえ、長期の安静は筋力の低下を招き、かえって回復が遅れてしまいがちです。 

大きな炎症も2~3日の安静であらかた落ち着くので、それ以降は、筋力を維持するために、

痛まない範囲で日常の生活は続けたほうがいいでしょう。

「2」の場合

痛みが強くても「ケガ」ではありませんから、お風呂などで温めて大丈夫。

仮にケガであった場合は痛みが悪化します。

悪化するようなら温めるのは中止して、先の「安静」「患部を冷やす」など、ケガの対応に変更しましょう。


温めて痛みがやわらいだら、チョッとした体操をして見ましょう。

まず、座布団や枕をモモの間に挟み…

前屈で痛むなら、前向きに30秒間歩きます。

後ろに反って痛むようならば、後向きに同じく30秒間歩きます。

その後、もう一度前屈or後屈での痛みの程度を確認しましょう。

多くのケースで改善が得られると思います。



「1」と「2」どちらのケースでも、整形外科での検査も念のため受けましょう。

素人判断は禁物です。

1~2週間経っても痛みが続くようなら当院へ





*こんな症状がでたら「要注意」
・「電気が走るような痛み」や、「力が入らない」、「皮膚の感覚がおかしい」、「失禁」といった症状を伴う方は整形外科へ。

・夜間寝ているときに限って痛み出し、「どの姿勢をとっても痛みが和らがない」

「痛い場所がハッキリしない」場合は内科的な問題がある場合があります。

これも、病院でシッカリ検査を受けましょう。

・「1」でも、程度が軽ければ「2」に順ずる反応をすることがあり、

また、「2」でも、程度によって局所の炎症(腫れ)に移行することがあるので、

「1」「2」ともに「絶対」ではないことをご了承ください


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