症例アプローチ 【バネ指】 trigger finger

2015年11月27日 | 治療の話

私事ではありますが、近々ホームページのリニューアルをすることになりました!!\(◎o◎)/

素晴らしい!

しかし、良いことばかりではないらしく、現在のHPに掲載されている「ばね指」のページがなくなってしまうかもしれないのだとか。

「それはいかん!」ということで、「ばね指」の記事をちょいとブログに転載することに。

これ、私のお師匠さんのDrから教わった方法でずいぶん前にアップしたコンテンツではありますが、今尚お役立ていただける内容です!

まだご覧になってない方はぜひご一読ください。

―――――――――

バネ指の治療法は、通常であれば手術しかないと言われがちですが、切らずに済む方法があります。
次の手順をご参照ください。

写真(1) 左の人差し指が患部の場合


バネ指を起こしている指の根本を 写真(2)のように固定して、伸ばします。
写真(2) 段差のあるところで、人指し指を固定する
 

写真(3)

指のつけ根を、右手で固定します。右手で左人指し指を「引き延ばす」方向に力を加えます。

写真(4)

右手の「伸ばす」力に左の指は伸ばされまいと「耐える」ように力を入れながら、ゆっくりと伸ばします。


ポイントは写真(4)です。

人指し指は右手に伸ばされまいと努力します。 患部の指は上の力に耐えながら、じょじょに引き伸ばされる格好になります。

この方法を5回程度、繰り返します。

1セット目で痛みの増悪がなければ、もう1セット追加します。

痛みが増してしまう場合は、5分ほどアイシングをしてください。

※この方法は指の状態によって、やっていい時期(炎症の収まっている時期) と、やってはいけない時期(炎症の強い時期)がございますのでご注意ください。 


頸肩腕症候群・坐骨神経痛用疼痛症候群の講義をします

2015年11月22日 | セミナー/講習会

11月29日、頸肩腕症候群・坐骨神経痛用疼痛症候群の講義をします。

頚から腕へ向けて広がる故障と下肢に広がる故障、異なる部位の障害をなぜ一日の講義に選んだのか?

疾患をテーマとして一コマ当たり3時間でハンズオンセミナーをしようというのは、受ける方にはお得に感じられるかもしれませんがやる方はかなり情報をタイトに選択しなくてはならず、「かいつまんだ話」で終わってしまいやすいんです。

その方が楽っちゃ楽なんですが、そういうお茶を濁すようなのは嫌なので、この手の会にはいつも全体の流れに工夫をするようにしています。

上半身と下半身で遠く離れた二つの障害。

でも、私たちのカラダは全身で一つのユニットとして機能するよう設計されていますので、切り口次第で二つの病態への対処を双方の病態への対処として有機的につなげることができるんです。

各テーマを単体として3時間で切るのではなく、二つを知ることで個々の疾患に対してより充実した介入ができる。

そんな道筋を考えています。

だもんで、レジュメ造りにはいつも苦しんでます。(^^;)

今も苦しんでる最中で、大枠は決まってるんですがディテールがまだ定まらない…

でもね、何事も欲張ってなんぼ。

伝えることに妥協せずに、真っ直ぐに取り組もうと心に決めて始めた活動なので、丹精込めて準備しますよ、僕は…(;´Д`) ゼーゼー

29日にご参加される先生方と、そしてその先の患者さんたちと意味のある時間を過ごすため、ラストスパート頑張ります。

ちょくちょく、弱音は吐きますがご容赦ください(^^;)


2月に向けて

2015年11月20日 | トレーニング日記

私事ですが、来年の2月にウエイトリフティングの(小さな)試合へ参加することと相成りました。

そんなこんなで現在、鋭意トレーニング中なのです。

事の発端は今月頭に伺ったウエイトリフティングの大会会場。

息子と家内がお世話になっている先生方や理事(!?)の方々に、 

小さな大会だから!

誰でも出れる試合だから!

なんなら出るだけで入賞とかあるし!

とおすすめいただき、参加を決意。

 

あ~~~~、試合とか16年ぶりだぁ~~~~(;´∀`)

なんだろう?このトキメキは。

誰でも参加できる、アットホームな体験会的な試合なのでしょうが、どうせなら試合当日に自己ベストを更新したい!

ということで、このところ日々のトレーニングに熱がこもっているというわけです。

 

今年の1月から週1でトレーニングをはじめて早11ヶ月。

それなりに動けるようになってきたし、挙げられる重量もそれなりに上向いていました。

でも、気持ちが乗るかどうかで結果は随分と違ってくるものですね。

たとえばバックスクワット。

ほんの2週間で1RM8キロ更新(84キロ⇒92キロ)。

これって、身体をきちんと使い切れてなかっただけってことでもあるんですが、それでも2月のイベントがそれまでの自分の限界を突破する切っ掛けになったってのは事実。

目的を持つって大事!

他にもオーバーヘッドスクワットやらフロントスクワットやらハイプルやらいろいろと取り組んでますが、どれもこれも本腰入れ始めたばかりなので右肩上がりヾ(o´∀`o)ノワァーィ♪(坂道の勾配は極めて緩いですが)

努力した分だけ数字が上がるって気持ちいいですな(*´ω`*)

しかも、身体のメンテナンスにも時間をしっかりと割くようになったし、お酒を飲む回数も減った。

いいことずくめ!

ただ、お肉を食べる機会が増えたせいか、お財布の中身のヘリがちょっと早め(;´∀`)

あと、吸収しきれなかったタンパク質(に含まれる窒素)のせいでオナラの臭さがマシマシ傾向(-_-;)

と、いうことは( ̄д ̄)

財布の中身が身にならないまま下水へ流れていたっつーことですな('_')

 

えぇ…( ̄д ̄)

 

っと…(-_-;)

 

…(-"-)

 

ま、いいか!

いいな!

うん!

美味しかったし。

これも2月のためだ。 致し方なし!(`・ω・´)

ということで、

筋トレ、頑張っていますよ!

というお話でした!


健康的身体操作について考える04:重力への適応

2015年11月18日 | コンディショニングの話

シリーズのようなタイトルの割に、まとまりのない文章で申し訳ない(-_-;)

なかなか腰据えて書くには時間的な余裕がなくって…

ほんと、ぽっと浮かんだことを書きなぐる感じで恐縮ですが、お付き合いいただけると嬉しいです。

 

と、いうことで

サックリ独り言のように始めさせていただきます…

 

健康的な身体操作を考えるとき、私の頭には「ヒトの基本構造に沿った運動」っていうのが浮かびます。

で、そんな切り口から「ヒトは何に対して優れた適応を持った動物なのか?」という疑問が浮かぶわけです。

ほら、魚は水中での運動に、鳥は空での運動に適応した構造をもってるでしょ!?

そんな切り口で見ると、私にはヒトが「重力への適応に優れた動物」に見えてしょうがないんです。

二本足で立ち、重い頭を脊柱の先にヤジロベーのようにバランスよく乗せながら歩き回り、さらには移動中にも自由な手を使って様々な仕事を他のどの動物にも成しえない水準でこなしてしまう。

こうした自由な身体操作の基盤にあるのはなんだ?

と考えた時、浮かんだ答えが「重力への適応」でした。

ちょっと突飛な感じに思うかもしれませんが、そんな答えが浮かんだのにはそれなりの訳があるんです。

ヒトが二足歩行や手の機能の獲得といった「自由」を手に入れたきっかけは、ヒトの祖先に起こった生活環境の変化に起因しているとする説があります。

ヒトの祖先は初め群れを作って樹上生活を送っていたサルの一種だったそうで、群れの生活は社会性を生み、その樹上生活によって前脚の付け根=肩は大きな可動域を、手は巧みさを手に入れたそうです。

チンパンジーにも見られるように、発達した手は道具の利用を可能にしたでしょうね。

その後、訪れる氷河期で森林は減り、彼らは樹上生活から平原での生活を送ることになります。

馴れない平原での生活を強いられた人の祖先たちは、ライオンなどの肉食獣から逃れるために走る必要があったでしょう。

しかし、樹上生活に適応した前脚(=腕)は樹上生活に特化しすぎていて、四つ足で速く走るのには適していなかったそうです。

ちょっと木の上を移動するオランウータンを想像してみてください。

長い腕で木の枝を掴んで、ブランコのように身体をゆすって移動してゆくでしょう!?

あの動きをするために、前脚の付け根=肩は身体の真横に移動して、かつ、関節を緩くつなげることで大きな可動域を手に入れていたんです。

それは木の上で生活するのには有利です。でも、平地を四足で素早く移動するときには仇になります。

身体の正面を向いて腕がついていたら、走る際の地面からの衝撃(床反力)をしっかりと受け止められますが、前足が横に向いていたらどうです?

しかも、肩関節は大きな動きをするために緩く作られてもいます。

そう、この時私たちの祖先は、構造上四足で素早く草原を走ることは出来なくなっていたんです。

今でも樹上生活に高度に適応したサルは平地では前足(=腕)を挙げて飛び跳ねながら移動するものがいます。

なぜそうするのかと言えば、腕を付いて四足で走るよりも速く移動できるからなんだそうです。

これをヒトの祖先たちに当てはめれば、この平原での生活によって二足歩行を手に入れたのだろう、という意見も頷けますよね。

二足歩行を選択したならば、当然脚のコンパスが長いほうが有利だったでしょうから、自然の摂理に従ってより足の長い個体が生き残っていったんでしょう。

そうして、だんだんと今の私たちに近づいて行ったわけです。

事の真意は確認のしようもありませんが、ともかく直立二足歩行の獲得は私たちに何かと有利に働きました。

例えば、頭部の保持。

胴体を垂直に立てて、その上に頭を乗っけることができるようになると、頭を支える力は今までより小さくて済むようになりました。   

これにより脳は大きく肥大し得る条件を得たそうです。

移動に使われなくなった腕は食物を運んだり、より精密な道具を造ったり操ったりすることに使われていったようです。

樹上生活から続く社会性を持った生活や、自由になった手による選択肢の多様化は彼らの脳をさらに肥大化させ、脳機能の向上はさらに高度な社会や文明を生み出してゆくようになったようです。

このように、変わりゆく環境への適応を通じて発達した身体と知性は、生きるために必要な様々な活動を効率化してゆき、私たちヒトは、他の種よりも安定して「生きる」ことができるようになったわけです。

さて、長々書きましたが、様々な能力の獲得、その根底にあるのが重力への適応だと思うんです。

だって、木に登っていた時には腕を接点にぶら下がりながら体勢を保持していましたが、その力を発揮する方向は地面に対して上でしょう?

地面に降り立ってからもやっぱり足を接点に地面に対して上に力を発揮しています。

二つのシチュエーションとも、地球から頭を遠ざける方向に力を発揮しています。

ガラリと変わったシチュエーションでも、重力に抗うという条件で共通しているわけです。

そうした点から考えて、私たちヒトは「重力への適応」を基本条件として発達した動物なんじゃないかと思うんです。

そうであれば重力に上手に抗う、そういう構造を持っているということで、

だとすれば、身体を無理なく効率的に機能させるためには「抗重力」つまり重力に抗うという切り口で読み解いてゆけばいいんじゃないか!?って、そう考えたんです。

実際、寝たきりの患者さんへのリハビリでは、いかに重力へ適応させるか?を基盤にプランを練りますしね。

 

そうした切り口から現代の私たちの生活を見ると、長年培ってきた文明による利便性の高まりがヒトの特徴ともいえる「重力への適応」を奪うものにもなっているように見えます。

 

ふう…(*_*;

 

ちょっと、フラフラした文章になってしまいましたね…

申し訳ない。(^^;)

そろそろ切り上げて、続きはまた後日ということで。

では!

=つづく=


休院日も働いてますよ!~運動指導と調査の話~

2015年11月11日 | コンディショニングの話

ご存知の方も多いと思いますが、

当院、月曜と木曜にお休みを頂戴しております。

週に2日も休みやがって!

とお怒りの声が聞こえてきそうですが、

 

安心してください!働いてますよ!!

 

休診日の明日は、弱視のスプリンターA君のトレーニングのお手伝いに

行ってきます。

休みの日は、何がしか、誰がしかにこういうことをしています。

A君には昨年特許を取った装具を使った調査にご協力いただいています。

 

装具を使ってからのA君成長について、A君のコーチ(陸上の)からは

・スタートの安定性が増した

・走行時の姿勢が安定し、以前あった頭のブレが明らかに小さくなった

・総じて、走り全体が効率よくスムーズになり、速くなっている

といった感想を頂きました。

 

加えて、私の視点からの特記事項となりますが、

・ケガが減った。

A君、今まで故障による練習からの離脱が繰り返されてきた経緯が

あるんです。でも、装具を使い始めてからは練習を離脱するような

ケガがなくなりました。

それもそのはず、この装具はもともと治療に使っていたものなんです。

今までも股関節症や肩峰下インピンジメント、

頚椎症や腰部脊柱管狭窄症といった故障の治療にはちょくちょく使って

いますし、実にいい仕事をしてくれています。

徒手医療による治療は身体の機能を正常化することに主眼を置きます

ので、そうした観点から考案した装具ですから障害予防に効果を持つ

のも自然な流れだと思います。

 

身体機能を正常化することを目的としたこの手法を取り入れてもらう

ことで、競技者には練習の質的向上と故障予防という効果が期待できる

と踏んだのですが、A君を見る限り間違ってはいなかったようです。

 

この装具、A君の調査とは別枠で効果を確かめる実験も2回行いましたが、

結果は上々!

全身の可動性を引き上げ、ゆがみの少ない状態に身体を整えるという効果

に加え、安定して高いパフォーマンスを引き出す効果があるということも

判ってきました。

 

この手法を将来的には、スポーツの現場からリハビリの現場まで

広く浸透させたいと考えています。

現在、掲げた目標に向け、鋭意活動中です。

 

ともあれ、千里の道も一歩から。

明日もA君にとって有意義な時間となるよう、頑張ってきます。


頸肩腕症候群:いわゆる「肩こり」の話=動画あり=

2015年11月08日 | 治療の話

頸肩腕症候群なんて書くと、なんだか難しい病気みたいですが

ようは「肩こり」のことなんです。

むかしは「キーパンチャー病」なんて言われていたようで、

今もデスクワークをされる方に多い故障です。

主な症状は首から肩、肩甲間部や腕にかけての鈍痛やシビレ感です。

随伴症状として眩暈感やかすみ眼、吐き気などの自律神経失調症状もあります。

頸肩腕症候群は神経の故障を伴うような頚椎症や胸郭出口症候群といった

検査で原因がはっきりするような故障は含みません。

「検査ではっきりしない」ってどういうことかって言いますと、

神経の故障があれば「力が入りにくい」とか「触れられた感覚がおかしい」とか

「叩くとビリリと痺れが走る箇所がある」とか「特定の姿勢を取ると痺れる」とか

ああ、ここが悪いのねと分かるサインが見つかるわけですが、

それがない。

 

 

検査では分からない、原因不明の頚・肩・腕の苦痛

それが「頸肩腕症候群」

 

そう書くと、なんだか凄いもののように思えてきますね。

でも、その実態は長時間同じ姿勢や同じ作業を繰り返すことで起こった筋肉の慢性疲労による症状たちなんです。

なんというか…姿勢習慣病?作業習慣病?そんな感じです。

ですので、必要以上に怖がらないで読み進めてくださいね

 

さて、

こういった手合いの問題は神経筋骨格システムに生じた「機能障害」というもので、

・筋や靭帯など関節を支える軟部組織の質的変化(こわばっちゃった!とか弛んじゃった!といった問題で関節が動かなかったりグラついちゃったりする)

・神経制御の不調(関節の構造に沿った、正しい動きのコントロールができていない)

・力の不足(目的の動作をするには筋力が不十分)

といった要素が混ざり合って起こります。

どれもこれもレントゲンにもMRIにも映らない問題達なので、

画像診断に頼り過ぎると見過ごされてしまうんです。

この「機能障害」というものは、姿勢の崩れを見て取り、関節の動く範囲を確かめ、その動きの抵抗感を感じ取り…

そうした昔ながらの徒手診断法で判断がつくもです。

でも、慣れが必要ですし手間もかかるので、現状、病院で取り入れられることは少ないようです。

つまり、まとめるとこういうことです。

 

画像診断には映らない。⇒でも、徒手診断法は実施しない。⇒原因が特定できない。=原因不明の症状だ!

 

これに、緊急性を要する問題ではない(つまり生き死にの問題ではない)という条件が付くと

経過観察、つまり様子を見ましょうということになり、

積極的な対処はされないまま放置されることになります。

 

でも、中身が判れば対処の仕様はちゃんとあります。

多くの場合、

症状に直結する首や肩周りの筋肉にできたトリガーポイントを解除して、

関節に正常な動き(可動域という意味で)を取り戻して、

無理のない骨格の並び(アライメントといいます)を筋肉で楽に支えられるようにトレーニングをすることで

しつこい症状も治ってゆくものです。

勿論、今までの生活習慣を見直すとか、セルフケアの習慣をつけるとか、

患者さんの積極的な治療への参加も健康な身体を取り戻すのにはとっても大事!

ということも忘れずに

 

症状を緩和させるためのセルフケアの動画と姿勢矯正のトレーニングの一例の動画を紹介させていただきます。

もしよかったら使ってみてください

 

〇肩こり解消セルフケアエクササイズの紹介です!

〇超おススメのエクササイズです!

その効果は頸椎由来の神経痛(頚椎症性神経根症)にとどまりません!!

姿勢矯正・体幹強化に効果大です!!!

 


デッドリフト、その後に~中殿筋・ハムストリングス他のトリガーポイントアプローチ:動画あり~

2015年11月06日 | セルフケア

人間、目標を持つことって大事ですね。

先日、息子のウエイトリフティング教室の面々が都大会に出るというので応援に行ってきたんですね。

そしたら、ひょんなことから来年2月の市民大会に出ることになりました!! ヾ(o´∀`o)ノワァーィ♪ナンデ~!?

この大会、誰でも参加OKなんだそうで、私みたいに趣味でちょこっとかじってる人間でも出ていいんですって。

なので、嫁さん、息子、私、家族総出で参戦表明!

で、どうせ出るなら鍛えなあかん!ってなりまして、クロスフィットへ。

ありがたいことに昨日のメニューはデッドリフト、ケトルベルスイング(ケトルベルをまたの間から頭上へ振り上げる)!

まるで私のために組まれたようなメニュー!!

はい、みっちりやらせていただきました。

デッドリフトはハム・殿筋・下背部の起立筋がいわされます鍛えられますのでね、

普段なら翌日の仕事を考えて

『抑えめにいこう…(-_-;)』

という内なる自分との協定が結ばれるわけですが、

今回は2月の件がありますのでね。

内なる自分との協議の結果『攻めるっきゃないっしょ!』となりました。

とはいえ翌日以降、仕事にならないと患者様にご迷惑をおかけしてしまうので

これに対する協議結果は『セルフケアみっちりしようね!』ということでまとまりました。

そういうことで、今回は「デッドリフトをしたらこれだけはやっておきましょう!」というお話になります。

何をしたかといいますと、中殿筋・ハム・腰部起立筋のテニスボールマッサージ

あと、腰方形筋のセルフケアを少々。

 

下の図を見ていただくとお分かりいただけると思いますが…

 

図版引用:トラベル&サイモンズ「トリガーポイントフリップチャート」

Trp1と3は腰の付け根の痛みが出るんですね。

図版引用:トラベル&サイモンズ「トリガーポイントフリップチャート」

肋骨の切れ目、胸腰移行部あたりの起立筋(図は最長筋。起立筋の山の頂上辺りです。)は

腰からお尻が痛みます。

図版引用:トラベル&サイモンズ「トリガーポイントフリップチャート」

ハムは内側がいわされると腿の付け根側、外側だと膝裏に痛みが飛ぶんです。

ね。

デッドリフトで効かされちゃうところにかぶってるでしょう!?

ちなみに腰方形筋はこんな感じ。

治療していて感じたことですが、腰方形筋が固くなると

胸郭の側屈運動や骨盤の捻転運動に悪さをするようです。

胸郭は腕の、骨盤は脊柱と下肢の土台となりますので

四肢が正しく働くのに胸郭と骨盤は結構重要なポイントになります。

なので、腰方形筋の固さもしっかり取らなきゃいけないところなんですが、

意外に取りもらされることも多いんですよね。

ともかく、

よく使ったら優しくケアしてあげないと、身体だってへそ曲げちゃいますからね。

ケアって大事! 

痛みの出所は×点印のところ。

この✖の辺りにテニスボールが当たると「じぃ~~~ん」と響きが現れます。

冷静に痛みの範囲を追ってみると(感じてみると)トリガーポイントであれば

図の赤いエリアに痺れるような痛みが広がってゆくでしょう。

そうした響き・シビレ感・鈍痛が半分ぐらいになるまで待ちますと、

余計な緊張を抑えることができます。

筋肉の緊張が強いままだと治りが悪いですし

(筋内圧が高いと筋内の循環が悪くなる=組織内のゴミの搬出・修復用の材料の搬入が上手くゆかない=回復が遅れる)

落ち着くまでの間、動く度に痛みに襲われてとっても不快&不便です。

速く治ればコンスタントにトレーニングを積めますしね。

 

私事を申し上げれば、筋肉痛はありますが仕事に支障がない感じに今日を迎えることができました。

さすがは俺これも徒手医学と東洋医学を学んだおかげ。

先人たちの英知に感謝です!

この仕事しててよかったな♪

テニスボールマッサージの方法は下の動画をご参照ください。

〇中小殿筋

〇起立筋~中殿筋 7:50秒あたりからご覧ください。

〇ハムストリングスと腰方形筋…は今までアップした中にあるかと思ったら意外にありませんでした(^^;)

簡単なんですけどね…

今度機会があったら動画にまとめてみますm(__)m

 

では!


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