日曜日、熊本県最奥の五家荘と宮崎県最奥の椎葉荘を分ける県境の脊梁山系
を北から南に歩いてきました。
蜘蛛の巣と小虫だらけの熊笹のブッシュをヤブ漕ぎしつつ尾根筋の縦走路を歩き、
地形図にしっかり記載されており確実に存在するはずの東への降下ルートを見つ
けることが出来ぬまま、新椎葉越からの車道を、車を留めていた登山口まで下り
坂を大回りに１２㌔、小走りで駆け降りるというオマケまで付けた実り多い山歩き
でした。
おかげ様で両足裏に４つのマメを作るという近来稀な体験となりました。
有難い、有難い、と．．．
（この地図には記載されていない五家荘椎葉荘連絡村道で、五家荘樅木から県境
の椎葉越を越え、五勇山南麓萱野集落からのスタート、五勇山・烏帽子岳・椎葉越
と、脊梁山系の尾根筋を反時計廻りに歩きました）
（６時に久留米スタートし、９時前、椎葉越まであと数百㍍の地点から西に五家荘
の峰々。山頂高度の揃ったこの地方独特の山岳風景です）
（萱野登山口を９時４０分に出、北東の石堂屋(1336m)と北の五勇山(1622m)を結
ぶ支尾根に着きました。ここまで1時間半。このコンターの標高はおそらく1500m
＋α程度か。付近は鹿の気配が濃厚。登山路の前後を、奴ら、度々横切りました）
（尾根筋を北西にさらに４０分歩いて、五勇山山頂着でした。６月１４日に、北の
国見岳から脊梁山系プチ縦走した際の最南限）
（五勇山頂の三叉路。６月１４日はこの分岐を右にとって国見岳方面に戻りまし
たが、今回は左。烏帽子岳・椎葉越(峰越峠)方面へ）
（五勇山分岐より４０分ほどの裸岩上から東に五勇山を振り返り撮り。面白み
少ない山容です）
（同じ裸岩上から南に椎葉荘の集落。椎葉村萱野・尾手納・倉の迫あたり。標高
差はおよそ800m）
裸岩からさらに西へ20分ぐらいで県境尾根縦走ルートと烏帽子岳への分岐にさ
しかかりましたので、右へ採り烏帽子岳へ寄り道。数分歩いていると、今回の山
歩きで初めてお会いする他の登山者が。
色々とお話させていただくうちに興が乗り、お名刺まで頂戴しました。日本山岳
会会員・日本山岳協会公認指導員で、ユニセフやスペシャルオリンピックスのカ
メラマンでもいらっしゃる熊本の廣永さんでした。廣永さんにキリマンジャロやカム
チャツカ半島、はたまた南米最高峰アコンカグアの写真など見せていただきつつ
様々お話うかがう中で、なんでも、近々、南九州の山歩き本をお仲間と出版する
ことになっていて、その取材の為に２日に一度は脊梁山系や五家荘の山々を歩
き回っておいでだとのこと。御歳６８歳にしてきつい山歩きをフルタイムにこなされ
ていることにかなり驚きつつ、出版なさる御本を読んでみたく思いました。
（烏帽子岳山頂(1692m)です。今回の山歩きで最も高い地点。周辺にはツクシ
シャクナゲの大群落が。開花シーズンはさぞや美しいことかと）
廣永さんに、五家荘北端の天主山に咲くシャクヤクや、五木村西を区切る仰烏
帽子(ノケボシ)山の福寿草が美しいとの情報をいただきました。ありがとうござい
ました。
西の五家荘樅木方面へ降りる廣永さんと別れ、県境尾根を南へ。
（ルート上下は全く大したことなしだったのですが、この尾根道の熊笹ブッシュの
酷いことと言ったら。ちょうど顔面を叩くあたりに葉を密生させたブッシュのやぶ
漕ぎ、筆舌に尽くしがたく．． とりあえず３０分ほど歩いた地点で蜘蛛のエバと
葉ダニを全身から払い落しつつ、烏帽子岳山容を振り返り撮り。「烏帽子」の様
には全然見えません。角度によってはそんな風に見えるのか？）
下り基調の熊笹ブッシュ踏み分け道を２時間ほど、猪気分でガサガサ歩きまし
た。
そうした状況の中、トラブル。萱野登山口に置いてある車までの帰路として、
25000地形図にきちんと記載されている、尾根筋から東へ降下する(旧)椎葉越
への分岐が、目安の地点あたりに発見出来ません。２度ほど付近を往復してみ
ましたが、それらしい踏み分けは確認出来ず。仕方なく、(新)椎葉越から車道大
回りで萱野登山口へ戻ることとしました。
（烏帽子岳への(新)椎葉越登山口。この踏み分けから車道に飛び出しました。
ここから登山なさる方は熊笹ブッシュやぶ漕ぎを覚悟する必要あり）
１５時半、この(新)椎葉越から、車を置いた萱野登山口までの１２㌔を超える
車道歩きを始めました。
尾根筋歩きでかなりへばった脚筋と足裏が下り坂の固い舗装路に中々対応
出来ず。
（５～６㌔下りた地点から、北に萱野集落と五勇山・烏帽子岳の平坦な主稜線。
萱野集落の一番奥が駐車した五勇山への登山口です。遠い）
（西側には烏帽子岳から椎葉越、さらに南に白鳥岳・銚子笠へと続く脊梁尾根）
小走りに駆け降りつつ萱野登山口にたどりついたのは、結局１８時でした。約１０
㌔の山歩き後に、全く想定外の車道小走り１２㌔を実施したので、足裏マメ４箇所。
体重1.5㌔減。水２L持参しましたが、不充分でした。
次に脊梁山系歩く際は、椎葉越から南に白鳥岳・銚子笠方面にするか、それとも
国見岳から北に椎矢峠・三方山方面にしようか、現在思案中です。
それと、尾根筋からの(旧)椎葉越下り踏み分け発見出来ずの謎解きに、東麓から
(旧)椎葉越を逆コースにて登ってみたくなりました。
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・ロール等円筒形状機械部品のクロムめっき再生（クロムメッキと
全部カタカナ書きするのではなく「クロムめっき」または「クロム鍍金」
と書くのが日本語的には正解）が得意です。
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窒化チタン他、各種高硬質被膜をアークイオンプレーティングで
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