地味ログ東洋硬化.うろつき雑記

寒い時も暑い時も、寒い場所も暑い場所も、処かまわず神出鬼没な東洋硬化の表面処理を、ポップに語ります。

2月18日のコソボを取り巻く情勢について → 自分なりのメモとして【1】

2008年02月18日 21時46分20秒 | 時事ネタ


20年近く前からの分裂の動きがここまでドラスティックなものとなろうとは
思いませんでした。

冷戦終結に相前後して始まったユーゴスラビア分裂の流れは、とうとうここまで
来てしまいました。

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コソボ 議会で独立宣言を採択 旧ユーゴは7カ国に分裂

2月18日9時59分配信 毎日新聞

 ◇米欧承認へ セルビア反発

 【プリシュティナ小谷守彦】国連暫定統治下にあるセルビア共和国南部コソボ
自治州の議会は17日、特別本会議を開き、セルビアからの独立宣言を採択した。
米国や欧州連合(EU)加盟国の大半が独立を承認する見通しだが、セルビアや
ロシアは反発。国際社会の対応は割れ、対立が深まる恐れもある。

 サチ自治政府首相は、コソボ独立を容認したアハティサーリ国連事務総長特使
の調停案に基づき、「独立民主国家になる」と宣言、新憲法の早期採択を約束。
宣言は一方で、近隣諸国との良好な関係構築をうたい、少数派セルビア人の文化・
伝統の保護を強調した。

 コソボは98年のアルバニア系住民とセルビア人の民族紛争激化から10年を
経て、独立国の歩みを始める。社会主義体制だった旧ユーゴスラビアの解体は最
終章を迎え、スロベニア、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、マケドニア、
セルビア、モンテネグロ、コソボの7カ国となる。


(この7ヶ国がそれぞれ別個に独立する際、中心的国家だったセルビアとの間で、
揉め方の激しかった順に、①ボスニア=ヘルツェゴビナ ②コソボ ③クロアチア
でしょうか。マケドニアやモンテネグロなんかは無血独立だったはずですが)

 地元紙が入手した新憲法草案によると、新国家名は「コソボ共和国」となる。
「多民族国家」と位置付けられ、世俗主義を掲げる一方、信教の自由をうたう。

 コソボには約1万6000人の北大西洋条約機構(NATO)部隊が引き続き駐留し、
EUが約2000人の文民支援部隊を派遣する。新政府には国連コソボ暫定統治
機構(UNMIK)から警察権などが移譲される見通しだが、ロシアが反発すれば
手間取る可能性もある。

 セルビアのタディッチ大統領は17日、「コソボ独立は認めない。外交的、法的
手段で応じる」と対抗措置を警告した。コソボ北部のセルビア人居住地域では独自
に議会を設置しコソボからの離脱を目指す動きも出ている。


 コソボでは98年、アルバニア系武装組織とセルビア治安部隊の戦闘が激化。
NATO軍の空爆(99年)を経て国連暫定統治下に置かれた。セルビアは昨年
2月に提示されたアハティサーリ調停案を拒否。米、露、EUの仲介も昨年12
月に不調に終わった。

 ◇コソボ自治州議会が17日に採択した独立宣言の骨子は次の通り。

 一、コソボ独立はアハティサーリ国連事務総長特使の調停案に基づく。

 一、コソボは民主的、世俗的な多民族国家となる。

 一、北大西洋条約機構(NATO)部隊駐留と欧州連合(EU)の支援部隊派
遣を歓迎する。

 一、コソボは国際的責務を引き受け、近隣諸国との国境を保証し、紛争解決の
手段としての暴力を放棄する。

 一、地域の平和と安定に寄与し、近隣諸国と良好な関係を構築する。

 一、文化的、宗教的伝統を保証する。

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(【プリシュティナ小谷守彦】コソボ議会は17日、独立宣言に続き、新国旗の
デザインを正式に決めた。青地に、多数派アルバニア系、少数派セルビア系など
の「民族」を示す六つの白い星と、金色のコソボの地図を組み合わせている。
毎日新聞 2008年2月18日 19時22分)

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コソボ独立宣言後、緊急安保理を要請=分離運動の拡散警告-ロシア

 【モスクワ17日時事】ロシア外務省は17日、セルビア・コソボ自治州の一方
的独立宣言を非難するとともに、国連安保理の緊急会合開催を要請した。独立宣言
は無効だと訴える構えだ。
 ロシアは1999年の北大西洋条約機構(NATO)によるコソボ問題への軍事
介入に猛反発し、一貫してセルビアの立場を支持してきた。ただ、民族や権益で
セルビアとのつながりは薄く、「ロシアの参加なしに重要な国際問題は解決でき
ない」との大国意識を反映している面が強い。
 ロシアはまた、グルジア領アブハジア自治共和国や南オセチア自治州、モルドバ
の沿ドニエストル地方などの分離・独立運動やロシアへの編入要求を挙げ、「コソ
ボ独立は前例になる」と警告してきた。


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コソボ独立承認せず=グルジア

2月18日7時0分配信 時事通信


 【モスクワ17日時事】タス通信によると、グルジアのヤコバシビリ再統合相は17日、
同国がコソボの独立を承認しないことを明らかにした。グルジア議会のガバシビリ
外交委員長も同様の方針を表明した。
 グルジアはコソボに平和維持部隊を派遣しているが、自国内のアブハジア自治
共和国などの分離・独立の動きを刺激しないようコソボの独立承認を避ける方針と
みられる。


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コソボ独立に懸念表明 インドネシアとスリランカも

2月18日20時9分配信 産経新聞

 インドネシア政府は18日、コソボ自治州がセルビアからの独立を宣言したこと
について声明を発表し、「わが国はこの一方的な独立宣言を容認するには至って
いない」と懸念を表明した。同国では2002年に旧領の東ティモールが独立を
果たしたほか、パプアなどで民族問題を抱えている。

 また、少数派タミル人の武装組織「タミル・イーラム解放のトラ」(LTTE)
と内戦中のスリランカ政府も18日、「コソボの独立宣言は世界の平和と安定へ
の重大な脅威となりうる」と表明、反対する姿勢を明確にした。(シンガポール 
藤本欣也)

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<コソボ>台湾が独立宣言を祝福

2月18日19時53分配信 毎日新聞

 【台北・庄司哲也】台湾外交部(外務省)は18日、コソボの独立宣言を祝福す
る声明を発表した。独立志向の陳水扁政権は、コソボ独立を積極的に肯定すること
で、自らの主張を正当化する狙いがありそうだ。

 声明は「民族の自決は国連が認めた権利。国の未来は全国民の手の中にあり、
自主独立は他国の抑圧を受けるものではない」とし、中国側を強く意識した内容
となっている。

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コソボ:中国は「深い憂慮」表明 台湾への影響も懸念

 【北京・浦松丈二】中国外務省の劉建超報道局長は18日、コソボの独立宣言に
ついて「一方的な行動はバルカン地域の平和と発展に深刻なマイナス影響を与え
る」と述べ、「深い憂慮」を表明した。中国は独立志向を持つ台湾の陳水扁政権
が、台湾の名義での国連加盟を問う住民投票に踏み切ることを強く警戒しており、
コソボ独立の影響を懸念している。

 劉局長はさらに「セルビアとコソボの双方に国際法の枠組み内で交渉を続け、
適切な解決方法を模索するよう呼びかける。国際社会も積極的な環境を整えるべき
だ」と訴えた。

毎日新聞 2008年2月18日 11時37分

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コソボ独立宣言、スリランカが「世界平和への重大な脅威」

2月18日19時22分配信 読売新聞


 【ニューデリー=永田和男】コソボ自治州の独立宣言についてスリランカ外務省
は17日、「世界平和への重大な脅威だ」と強く非難する声明を発表した。

 声明は、独立宣言が国連加盟国の主権と領土的一体性を尊重する国連憲章違反
と指摘し、独立が承認されれば「収拾不可能な前例を残す」と国際社会をけん制
した。少数派タミル人国家の分離・独立を掲げる武装組織「タミル・イーラム解放
のトラ(LTTE)」と30年以上に及ぶ内戦を続ける立場から、コソボがセルビ
アの意向を振り切る形で独立に踏み切ったことに強い異議を唱えたものだ。

 南アジアではインドやネパールも国内に分離を主張する勢力を抱えており、コソ
ボ独立宣言の行方を注視している。

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コソボ独立反対、セルビア各地で暴動

2月18日12時49分配信 読売新聞

 【プリシュティナ=石黒穣、ベオグラード=本間圭一】17日に独立宣言したセル
ビア南部のコソボ自治州政府のセイディウ大統領は同日、サチ首相らと記者会見
し、「世界のすべての国が独立を認め、我々と外交関係を結ぶよう求める」と述
べた。

 独立については、米国や日本、欧州連合(EU)の大半が承認する見込みだが、
セルビアやロシアが強く反対している。セルビアの首都ベオグラードなどでは17
日夕以降、独立宣言に反発する暴動が相次いだ。

 セルビアの公営RTSテレビなどによると、ベオグラードでは、米大使館前に若
者約2000人が押し寄せ、投石するなどして暴れ、警官隊と衝突。米系ハンバー
ガー店やドイツ系銀行の窓ガラスも割られた。

 この衝突で、若者、警官側合わせて40人以上が負傷した。

 北部ノビサドでは、EU議長国のスロベニア系の商店が一部破壊された。ロイター
通信によると、セルビア人が集中するコソボ北部ミトロビツァで、EUと国連の
建物の2か所に手投げ弾が投げ込まれ、炸裂(さくれつ)する事件があった。
 セルビアのタディッチ大統領は17日、国連の潘基文(パンギムン)事務総長に
書簡を送り、コソボの独立宣言を違法とみなすよう求めた。

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コソボを国家承認へ=時期は慎重判断-日本政府

時事通信社  18日12時29分

 政府は18日、セルビアからの独立を宣言したコソボ自治州を国家として承認
する方針を固めた。独立を支持している米国や英仏など欧州諸国と足並みをそろ
える。ただ、セルビアやロシアが独立に反対している状況を考慮。国家承認する
閣議決定の時期については、国際社会の動向を見極めながら、慎重に判断する考
えだ。
 町村信孝官房長官は同日午前の記者会見で、「国家として承認する要件が整っ
ているかよく見極めたいが、当然承認する方向だ」と表明した。政府は、コソボ
独立を勧告したアハティサーリ国連特使の調停案を支持してきた経緯があり、国
家承認は既定路線だ。 



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