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カダフィ政権陥落寸前のリビアについて、自分なりにおさらい。
イスラム独裁政権倒壊ドミノ第3幕であるリビアの特性について。
通称リビア、正式名称:大リビア・アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国(ジャマー
ヒリーヤの意:大衆による共同体制)は、ローマ帝国時代以来、東部のキレナイカ
・西部のトリポリタニア・南西部のフェザーン、大枠この3つのブロックに分けられま
す。
南部のフェザーンは、点在する弱小オアシス都市以外には何も無い茫漠たるサハ
ラ砂漠地帯。トリポリタニアは首都トリポリを中心とするリビア国内で最も人口の多
い地域。キレナイカは、第2の都市ベンガジを中心とした同国東部地域で、埋蔵石
油量が莫大であるにもかかわらず、旧リビア王家発祥の地であるなどの歴史的経
緯から指導者カダフィに冷遇されてきたとのこと。
今回、カダフィ打倒の動きがキレナイカの中心都市ベンガジに始まったのもうなづ
ける話です。
そのベンガジ、第二次大戦後にリビア連合王国が成立した時点では現首都のトリ
ポリとともに首都となりましたが(複都制。国王と政府機関は季節によって両首都
を行ったり来たり)、1969年のカダフィ大佐のクーデターによる王制廃止に伴い、
首都としての地位を失っています。
僕の中学生1年生時(1973年)に配布された地図帳には、その数年前までのリビ
ア情勢の残渣として、トリポリにもベンガジにも首都の印である赤マークが入った
ままでした。それを見て「何でこの国には首都が2つあるんやろ?」と疑問に思っ
たことを今も記憶しています。
トリポリに対するベンガジ、日本内での東京に対する大阪や京都にやや似た心理
的地理的位置関係かとも思います。言語的にはトリポリタニアはアラビア語ベル
ベル方言、キレナイカはアラビア語エジプト方言の影響が強いとのこと。
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(カダフィが退陣せぬ上で内戦が拡大した場合、トリポリタニアとキレナイカが分離
してしまう可能性、言い過ぎでしょうか?)
ベンガジの人口は直近の調査では40万人強。国全体でも600万人ほどでしかない
小国ですからそれなりに立派な町かと。首都のトリポリは150万人ですから、典型
的発展途上国型一極集中現象(プライメイトシティ化)が、カダフィ政権下で進んだ
ものと思われます。
それほど遠くない時点で市街戦が発生する可能性のあるトリポリについて。
町の名は紀元前7世紀にカルタゴによって建設されたフェニキア人の植民都市3つ
を総称してギリシア語で「3つの都市」を意味するTripolis という名で呼ばれたことに
由来します。アラビア語ではタラーブルスといい、レバノンにある同名の都市トリポ
リ(タラブルス)と区別して「西トリポリ」(タラブルス・アル=ガルブ)と呼ばれること
もあるとか。
我が業界内部的には、「トリポリ」とは油脂練込タイプ金属研磨剤の中の一種をさ
します。この町近辺で産出される砂を刃物砥ぎに利用したことに始まる、由緒ある
名称です。
権力の座から降りたくない為に私兵と外国傭兵に同胞を惨殺させるとの、21世紀
離れした価値観を持つ独裁者、その末路は如何様になるのか。
1.どこかのタイミングで自国に見切りをつけてベネズエラあたりに亡命
2.政権内の裏切りにあい、吊るされる
3.一族諸とも惨殺される(ニコライ2世の様に)
4.市街戦のさなか服毒自殺する(ヒトラーの様に)
5.とりあえず武力で治安を押さえ込み、粛清の嵐を吹かせる
1く2く3く4く5 の順に犠牲者が多くなると思われます。
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