今週の大阪営業最終日、展示会系のお客様からならではの「気付き」をいただきました

２２時過ぎに家にたどり着きました。荷物解き、風呂入って、発泡酒１本だけ
空けて、家パソ。

今日は、午前中は高槻市内。軽合金系中空シャフトの表面粗度を小さくし、
耐磨耗性と成分門外不出の樹脂との離型性を向上させたい、とのこと。現行の
表面処理で特段の不足を感じているわけではないのだが、エンドユーザーへの
アピールの為にも新しい表面処理法を模索しているとのお話でした。

サンプルピース２本、お借りしてきました。この素材に較べりゃ超々ジュラルミン
なんてチープなものです。芯材もまた恐るべき技術の結晶。

こちらがイメージした加工が仮に全て上手くいくならば、航空宇宙産業用構造材
にだって応用可能かと思われます。構造材の比強度・靭性と当社提案の表面硬度・
表面粗度が噛みあえばかなりスゲーものになりそうなんですが。

このお客様との面談、今まで予想していなかったニーズへのアプローチについて
当社にイメージさせてくれました。この手の「気付きの獲得」こそが、機械要素
技術展出展の最大のメリットかと思われます。

その後、高槻市内で、もう１軒既存客への挨拶。

昼休み時間帯に阪神高速がちっとは空いていることを利用して湾岸線を南下し、
泉大津の南隣、忠岡町の展示会系見込み客の駐車場へ。

１３時になったと同時に訪問し、さっそく図面を真ん中にして２名のご担当者方
と打合せ。全長４０００㍉を超える長尺シャフトの部分補修を８本／lotで、
技術的・工期的・金額的に可能か否か、数日内に回答することになりました。

この系統の仕事、全国にユーザーがありそうですので、開拓手法さえ捉まえて
しまえば各地にて新規営業活動ができそうな印象を持ちましたし、先方の責任者
の方も全く同じイメージでモノ申されていました。

これもこちらが気付いていなかった市場をお客様が教えてくださった、という
展示会出展でのベストパターン。

その後、湾岸線を今度は北上し、西淀川区と豊中市にてアポ無し突撃営業を２軒
ほど行ないましたが、当方かなりガス欠気味。果して効果があったことやら。

１６時に、今回の一連の出張のトリを飾る豊中市内のお客様への訪問。ここも展示
会で知合いになりました。表面粗度のご要求が当社の現行技術水準を超えている
可能性もありましたが、工具類様々駆使しつつ、新規工具についても目星はつけて
いますし、ま、何とかなりそうな気配でしたので、ご提示いただいた案件に対して
ザクッとした粗見積りを申し上げた処、「えっ、そんなに安く出来るの！」との
ご反応。あいたしもた、もっと高く言えばよかったか、とアフターカーニバルでした。

そのお客様を出て、新大阪駅にてレンタカー返し、飯喰って、「のぞみ」に乗った
のはいいのですが、列車が六甲トンネルに入ったのは薄っすら覚えているものの、
次に気がついた時は、終点博多コールが流れつつ吉塚駅脇の車窓風景でした。

今回の新大阪→博多間の短く感じたことが。ほとんどの区間で人事不省に陥っていた
わけで、おそらく泥の様にべったり眠りこけつついびきかいていたものと推測され
ます。周辺にご着席の皆さん、大変ご迷惑をおかけしたことと思います。申し訳あり
ませんでした。


さて、日付が変わってしまいました。今日も午後におおごとイベントがありますが、
何とか無事に切り盛りできる様、神仏に祈りつつ眠りかぶります。

朝早出して、片付けにゃならんデスクワークがいくつもある、と既に「覚悟しろ電話」
も受けていますし。



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