地味ログ東洋硬化.うろつき雑記

寒い時も暑い時も、寒い場所も暑い場所も、処かまわず神出鬼没な東洋硬化の表面処理を、ポップに語ります。

地球のたった5.5倍!

2006年01月26日 14時08分59秒 | 大気圏外ネタ


なんと、昨日イオンプレーティング槽に入れていたカムシャフト、写真撮る前
に出荷しちゃったとのこと。写真撮るって言っといただろっ!

しょうがない。じきに同じ様なののご依頼があるらしいので、その際、状況が
許せば写真にすることにします。




さてさて、ここ数日大騒ぎになってるんで、僕もやや野次馬ってライブドア
ニュースを見ていたら、面白げなものを発見しました。某社の前代表とは全く
関係ないニュースです。悪しからず。

太陽系外最小の惑星発見=「地球型」か、生命は「無理」-名大など 
( ~地球から約2万2000光年離れた銀河系の中心近くで、これまでで最
も軽い新たな太陽系外惑星を発見した。 ~今回の惑星の質量は地球の5.5
倍しかなく、かなり地球に近い。ただ、表面温度は推定マイナス220度。~ )

このニュース面白いと思いませんか?

ちょっと寒すぎるし遠すぎますが、現時点での最小惑星の発見であることに違
いはありません。


(もちろん想像図です。赤く光っているのは母恒星。てか、報道発表数時間後
に、早くも想像図を描いてしまってるっつーのがすごい!)


ここへきて、かなり小さな太陽系外惑星まで見つかる様になってきている様で
す。後、10年もすれば、地球程度のものも発見できるでしょうね。

これまでに発見された最小の系外惑星レコードは以下の通りです。

EXTRASOLAR VISIONS、によれば、
これまで見つかっていた太陽系外惑星のうち最も軽いものは、15.4光年の
距離にあるGliese 876 (M4 V) の第1惑星で、地球のおよそ7.5倍の質量の
ものでした。

( 主系列星の廻りで見つかった惑星の中では最も軽く、地球の7.5倍しか
ないと思われる、~ )
( ~ the mass of this planet would be 7.5 Earths, making it the
lightest exoplanet discovered around a main sequence star.)


だんだんと小さな惑星が見つかりつつある現在の状況ですが、ここ1~2年、
堅い地面を持っている可能性が高いやつらが次々と見つかっています。199
5年の系外惑星発見第1号からこっち、ホットジュピターかエキセントリック
プラネットの発見がほとんどを占めていたのが、じわりじわりと円軌道大惑星、
そして地球の数倍のサイズのものと、発見内容自体がステップアップしてきて
いるのがわかります。

いずれ、①地球サイズのものの発見 ②その惑星の酸素等の所在の確認 
③生命の探求 ④直接探査への渇望 、と進んでいくことと思いますし、当た
り前な成行きでしょうね。

ただし、ニューホライズンが冥王星へ出発していくのとは難易度が桁違いです。

かなり近いところにあるGliese876でも15.4光年≒144.76兆kmの
距離ですから、冥王星(およそ60億km)まで9年かかるニューホライズン
ですと、約7億km/年(時速8万km≒秒速22.1km)のスピードから
換算して、到達できるまでに約20万7千年費やしてしまいます。

惑星発見の可能性が高い最近接恒星であるバーナード星ですら、54.52兆
kmの遠さですから、ニューホライズンのスピードでは約7万8千年かかりま
す。

太陽系外に直接探査ロボット飛ばすのは、出発させてからせいぜい50年ぐら
いのうちに探査結果がわかるぐらいでないと、やはり気力がわかないんじゃな
いかと思います。そうなると現在のニューホライズンの千倍以上のスピード、
つまり光速の十分の一ぐらいまではスピードだせなきゃ、直接探査なんかに労
力を使うべきではない、となります。

勝手な予測をすると、おそらく僕らの次の次の次ぐらいの世代にとって、この
距離の克服の困難さがフラストレーションになることでしょうね。観測の結果、
酸素があるとわかっていながら、生物がいるだろうと予想がつきながら、住め
る可能性が高いのがわかっていながら、そこへいけないもどかしさといったら
かなりなものになるのではないかと。

まあ、このフラストレーションが曾孫どもの交通機械技術水準を向上させてい
くことでしょうが、果たして「兆km」の壁を越えられるのか否か、見もので
す。
と、言っても僕らは既にいなくなっちゃってますが。

長生きして確認し続けたいものだとは思いますが、無理です。

曾孫ども、夢を大きく持って頑張れな。



今日は、中小企業家同友会への入会後最初の例会出席です。どうなりますこと
やら。


最後は、ぐっと身近な話題となりました。


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