国道122号沿いの音楽喫茶 『ドルフィン』

さぁ、音楽を聴け!
コーヒーは自分で沸かして用意して…
そんな仮想の音楽喫茶

忙しさのあまり体調不良になりまして……

2009年07月14日 | マスターの独り言(曲のこと)
プロフィールにも書いているのだが、
最近仕事がとてつもなく忙しい。
しかも加えてこの暑さのためか、体調も不良気味である。
咳に鼻水、喉の痛みとたまったもんじゃない。
昨夜もダウンをしてしまい、そのままベットへ……
夜中気が付いてみれば、激しく寝返りを打っているのだから、
かなり疲れているのだろう……
とにかく「ファイト一発」を合い言葉の栄養ドリンクを飲み、
今日も何とか乗り切った。

帰りの電車の中では、相変わらずI-podなのだが、
耳元で異国情緒あふれるメロディーが聞こえてきて、
ほっと耳を奪われる。
アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズの『モザイク』
その中の「アラビア」である。
スペインの闘牛でも始まるような勇猛果敢なれど哀愁漂うトランペットの響き、
フレディ・ハバードである。
結構フレディ・ハバードは、好きな方のトランペッターで、
とにかく乗り始めると、それが心地よいのだ。
ソロの時バックで、
ウエイン・ショーターとカーティス・フラーが吹くところが最高にかっこいい!

続いてがショーターのソロである。
グニャグニャと曲がりくねった道を行くかのような
ショーター独自の世界が広がる。
ここでもはバードとフラーがバックを吹くが、先ほどと違ってまたかっこいい!
そして「マイナー・ポエト」(村上春樹氏命名)の
シダー・ウォルトンのソロへとつながる。
ここでのシダーは、あまり目立った感じはしない。
ちょっとそれまでの勢いとは違った精彩を欠いた感じになってくるが、
一音一音を丁寧に重ねていく。

ブレイキーが激しいことは言わなくてもいいだろう。
まぁ、ブレイキーに導かれて全体にものすごいパワーがみなぎっているのだ。
とにかく異国情緒あふれる哀愁のメロディーに
耳を傾けるだけでも価値はあるだろう。