国道122号沿いの音楽喫茶 『ドルフィン』

さぁ、音楽を聴け!
コーヒーは自分で沸かして用意して…
そんな仮想の音楽喫茶

あなたなら買いますか?

2009年07月04日 | マスターの独り言(日々色々なこと)
今日は本当は休日のはずだったが、仕事で出勤。
テンションの下がる朝だった。
午前中で仕事にケリをつけて、その後東京へ。
こういう時は、ディスクユニオンで中古品を漁るに限るのだ。

電車がちょうど湘南新宿方面へ行くもので
新宿のディスクユニオンに行くことにした。
レコード館で、「これは!」と思えるものはなかった。
で、お茶の水の方も気になってきた。

中央線で快速で2駅。
お茶の水のジャズ館に行って、レコードのフロアーへ……
「店内の中古品を一新しました。今週中放出しています」との文字が…
その通りに店内のレコートの入ったエサ箱には、
ぎっちりと宝物が詰め込まれていた。
「しまった! こっちだけでもよかったか!」と思いながらも
誘惑に勝てずにレコードを漁る。

レコードを漁っていて複雑な気持ちになるのが、
「ようやく見つけたぞ、手こずらせおって」
という探していた物と出会った時である。
「さぁ、これで終わりだ」と、ふと壁に目をやると
な、何とずっと探してきた
ドン・チェリーの『オーガニック・ミュージック・ソサエティ』が!
壁に飾ってあり、しかもオリジナル盤だから値が張っている。
レコードに○万円も!……
当然ながら迷ったが、それでも手に取ってしまった。
ここで逃せば、次は手にできるかどうか分からない。
もしかすると一生聴けなくなるかもしれない。
現にそうやって逃してきた物もある。
聴くことが大事なのだ! 値段はその評価なのだ……と、思いたい。
自分を誤魔化しながら、でも震える手で購入…

レコードやCDとの出会いも様々な形がある。
「待てば海路の日和あり」ではないが、
それでもいつか出会う音楽はまだまだたくさん在るのだろう。
それは嬉しくもあり、
ちょっぴり辛くもあり、
でもやっぱり嬉しいことなのだ!