
十郎の湯に入浴後、この日2湯目を目指して移動するも、4施設連続で入湯できず(岩岳の湯:スキー場開業まで休業、栂の湯、元湯栂の森荘:11月末まで休業、ガーデンの湯:廃業)
時期が時期だけに休業は仕方ないにしても、ガーデンの湯の廃業は予定外でした
一度駐車場まで行って入らなかったことあったので、それが悔やまれます
1時間ほど彷徨った末に、混雑を覚悟して白馬八方温泉 八方の湯を訪れました。八方の湯は、第一郷の湯という共同浴場があった場所の隣に建設された日帰り温泉施設です
この12月で2周年を迎えるという新しい施設で、白馬八方の新しい顔とも言える施設ですね
ちなみにそれまでの第二郷の湯は、第一郷の湯が無くなったことで「郷の湯」に改名しています。
施設が立派になったことに伴い、料金も立派になって800円になりました
他の白馬村の共同浴場は600円だから、ここだけ別格
都会から遊びに来た人にとっては標準価格かもしれないですが、長野県ではちょっと高額です
脱衣所に入ると、複雑な形をしていて驚きました。部屋が3箇所に分かれていてジグザグに配置されています。おそらく狭いスペースの中で出来るだけロッカーを多く配置できるようにしているのでしょう。浴室に入ると洗い場も同様で、仕切りありの洗い場(5箇所)と仕切りなしの洗い場(10箇所くらい?)を組み合わせて配置していました。全部仕切りありにすると数を確保できないのでこれも苦肉の策でしょうが、少しだけでも仕切りありの洗い場があると施設に高級感が出ます。抑えるところは抑えている設計ですね
さて、現在白馬八方温泉は「日本唯一の天然水素温泉」ということで売り出しています。最近流行りの水素水が温泉として湧き出しているのだから、すごいのでしょう。ただ温泉マニアとしては天然水素温泉と言われてもあまりピンとこないかな
pH11.60の日本でも有数の強アルカリ性の湯と言った方が、その貴重さが伝わってきます。
実際の湯は、内湯ではやや青味がかった透明の湯。そして独特の香り&味がします。硫黄に近い気もしますが、分析表を見る限り硫黄成分はほんの少ししか含まれていないので違うかも知れません。とにかく表現が難しい香り&味です。溶存物質は128.2mg/kgしかないのに、ものすごく存在感がある湯ですね

また白馬八方温泉で特徴的なものと言えば、強アルカリ性による強いヌルヌル感です。ただこの施設ではそれほど強いヌルヌル感は感じませんでした。ちょっと期待し過ぎているのもあると思うけれど、物足りなさを感じたのも確か。内湯は状況に応じて循環、加温、殺菌剤添加ありのようなので、その影響が出ているのかも知れません。

露天風呂は内湯とガラス窓を挟んですぐ向こう側にあり、三方及び天井が覆われています。残りの一方も上半分だけが開いている半露天の状態。目の前が駐車場なのでこうするしかないでしょう
辛うじて白馬三山は眺められるから、一応露天の意味合いはあるかな
(実は内湯からの方が白馬三山はよく見えます・・・)。

ここの露天風呂は浴槽が面白い造りになっていて、奥に進むにつれて深くなっており、最深部は腰上くらいになっています。そして数箇所に腰掛用の石が置いてあって、そこに腰掛けると湯が肩まできて丁度良い深さなのです
腰掛けた状態で肩まで浸かっていられるのはすこぶる気持ちいいです
気にかかるのは混んでいる時に椅子が埋まっていると、中途半端な深さでデットスペースになってしまうことですが、この日はありがたいことに空いていたので問題はありませんでした。
湯の浴感は内湯とほとんど変わらず。違うのは少し湯が熱めなくらいですね。露天風呂は掛け流しのようですけど、源泉の投入量がそれほど多くないので劇的に良くはなっていません。まあイメージよりヌルヌル感が少ないというだけで、湯のレベルは十分に高いから文句をつけるのはかわいそうかな
白馬八方温泉に久しぶりに浸かってみると、何か病みつきになりそうな魅力があります。この日はあまりゆっくりできなかったので、また今度白馬八方温泉を目的に訪れたいと思いました
注目の新施設の感想は、かなり高いレベルでまとまったいい施設だということ。一般受けする施設だろうし、白馬村を代表する温泉施設と言っていいのではないでしょうか。温泉マニアとしてはちょっと綺麗すぎるので、「郷の湯」や「みみずくの湯」の方が好みだけれど、好みの施設を選べるのは白馬八方温泉の奥深さです。もっとメジャーになってもいい温泉地の一つだと思います




1時間ほど彷徨った末に、混雑を覚悟して白馬八方温泉 八方の湯を訪れました。八方の湯は、第一郷の湯という共同浴場があった場所の隣に建設された日帰り温泉施設です


施設が立派になったことに伴い、料金も立派になって800円になりました



脱衣所に入ると、複雑な形をしていて驚きました。部屋が3箇所に分かれていてジグザグに配置されています。おそらく狭いスペースの中で出来るだけロッカーを多く配置できるようにしているのでしょう。浴室に入ると洗い場も同様で、仕切りありの洗い場(5箇所)と仕切りなしの洗い場(10箇所くらい?)を組み合わせて配置していました。全部仕切りありにすると数を確保できないのでこれも苦肉の策でしょうが、少しだけでも仕切りありの洗い場があると施設に高級感が出ます。抑えるところは抑えている設計ですね


さて、現在白馬八方温泉は「日本唯一の天然水素温泉」ということで売り出しています。最近流行りの水素水が温泉として湧き出しているのだから、すごいのでしょう。ただ温泉マニアとしては天然水素温泉と言われてもあまりピンとこないかな

実際の湯は、内湯ではやや青味がかった透明の湯。そして独特の香り&味がします。硫黄に近い気もしますが、分析表を見る限り硫黄成分はほんの少ししか含まれていないので違うかも知れません。とにかく表現が難しい香り&味です。溶存物質は128.2mg/kgしかないのに、ものすごく存在感がある湯ですね


また白馬八方温泉で特徴的なものと言えば、強アルカリ性による強いヌルヌル感です。ただこの施設ではそれほど強いヌルヌル感は感じませんでした。ちょっと期待し過ぎているのもあると思うけれど、物足りなさを感じたのも確か。内湯は状況に応じて循環、加温、殺菌剤添加ありのようなので、その影響が出ているのかも知れません。

露天風呂は内湯とガラス窓を挟んですぐ向こう側にあり、三方及び天井が覆われています。残りの一方も上半分だけが開いている半露天の状態。目の前が駐車場なのでこうするしかないでしょう



ここの露天風呂は浴槽が面白い造りになっていて、奥に進むにつれて深くなっており、最深部は腰上くらいになっています。そして数箇所に腰掛用の石が置いてあって、そこに腰掛けると湯が肩まできて丁度良い深さなのです


湯の浴感は内湯とほとんど変わらず。違うのは少し湯が熱めなくらいですね。露天風呂は掛け流しのようですけど、源泉の投入量がそれほど多くないので劇的に良くはなっていません。まあイメージよりヌルヌル感が少ないというだけで、湯のレベルは十分に高いから文句をつけるのはかわいそうかな


注目の新施設の感想は、かなり高いレベルでまとまったいい施設だということ。一般受けする施設だろうし、白馬村を代表する温泉施設と言っていいのではないでしょうか。温泉マニアとしてはちょっと綺麗すぎるので、「郷の湯」や「みみずくの湯」の方が好みだけれど、好みの施設を選べるのは白馬八方温泉の奥深さです。もっとメジャーになってもいい温泉地の一つだと思います



実は私も二年前のリニューアルオープンの直後に行ったことがあります。夜だったせいか、偶然なのか、ほぼ貸し切り状態でした。その時は「えらくおしゃれになったなぁ〜」ぐらいしか思わなかったのですが、としぼ〜さんの記事を読むととても上手にリニューアルしていることが改めて分かりました。きっとこれからのスキーシーズンは賑わうでしょうね〜。
ちなみにお風呂からの眺めといえば、山の中腹にある「北尾根の湯」もおすすめです。冬は休業していますが、白馬の山並みが目の前にドーンと広がっていました。
長野から一時間ちょっとで行ける白馬村ですが、なかなか行く機会や気力がなくて(>_<)。でも、としぼ〜さんの記事を読むと、また行きたくなってきました。
今回も良い記事をありがとうございました。
白馬では、北尾根の湯も気になってました。いつもお湯の質にこだわっていますが、露天風呂からの眺めというのは、時にはお湯の質なんてどうでもいいと思わせるくらい、圧倒的なものがありますよね。是非行ってみたいと思いながらも、こちらはいまだ未湯。冬になってしまいましたから、北尾根の湯は来年の課題です。
雪が降るようになりましたので、しばらくは南の雪が少ない地方の温泉に行こうかなと思っています。またぼちぼち記事を書いていこうと思いますので、よろしくお願いします。