
1月の別所温泉旅行以来、家族で旅行することがなかったので、安曇野市で用事を済ますのに合わせて、岐阜県の奥飛騨温泉郷へ泊りがけで旅行することにしました
安曇野市から奥飛騨温泉郷までは車で1時間30分ほど、のはずなのですが、上高地手前で事故による渋滞に巻き込まれ2時間近くかかってしまいました
この辺りは迂回路がないので、渋滞にはまっても逃げ道がありません。30分ほど遅れただけならラッキーと思った方が良さそうです
奥飛騨温泉郷は、5つの温泉地(平湯、新平湯、福地、栃尾、新穂高)で形成されています。それぞれの温泉地がそれなりの規模を持っていて、温泉郷として見ればかなりの規模。長野県にも○○温泉郷と名付けられた温泉地はありますが、ここほどの規模の温泉郷はないでしょう。
その奥飛騨温泉郷の中で、今回の目的地は新穂高温泉
長野県側から行くと、安房トンネルを抜けて一番遠い位置にあります。長野県の安曇野市には「穂高温泉郷」がありますが、よく間違われるのか「安曇野穂高温泉郷」と名乗ったりしています。
宿泊した「奥飛騨湯菜の宿 白雲荘」は、全8室の小規模旅館。ここに決めた理由は、和風旅館でありながら食事がフレンチで、クチコミの評価が非常に高かったからです
あくまでも家族サービスが目的ですが、温泉も5つの貸切風呂(内風呂3、露天風呂2)があって、全てかけ流しなのだから魅力は十分です
夕食のフレンチを味わった後、早速予約しておいた内風呂「露(ロ)の湯」へ
この宿のシステムはPM3:00~PM9:00までは貸切風呂は予約制で、PM9:00以降は空いていれば自由に使ってよいというもの。そうなれば当然目指すはコンプリートです

浴室に入ると、まず気が付くのは床が畳敷きであるということ。これは滑らなくて安心です
この時は1歳半の娘も一緒だったので、体を洗う際、床に座らせるのに具合が良かったですね。そして浴槽は檜風呂。木の浴槽はぬくもりがあって好きだし、香りもGOOD
この施設の内風呂3箇所は全て畳敷き、檜風呂です。
お湯は内風呂と露天風呂では異なったものを使用しており、内風呂は栃尾温泉を使用。高温のため5~20%加水していますがかけ流し(殺菌剤不使用)です
泉質は単純温泉で無色透明、無味無臭と個性はないものの、湯の投入量が多くフレッシュで、浸かっていて気持ちがいいです。湯温も適温だから子どもが入るのにももってこい。周りを気にする必要がないし、幼い子どもを温泉に入れるには理想的な環境でした

続いて露天風呂「歌瀬(うたせ)の湯」に入りました。ここからは一人での湯浴みです。露天の名前の由来は湯が打たせ湯のように投入されているからでしょう。ただし湯が熱いので実際に打たせ湯としては使えません
露天風呂は塀で囲まれているので眺望は利かないものの、庭園風に設えてあり雰囲気は良いです。そして浴槽の底に玉砂利が敷いてあるのも珍しいですね。なかなか工夫がしてあって好印象です
露天風呂の湯は蒲田温泉と栃尾温泉の混合泉で、蒲田温泉はナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉ですが栃尾温泉と混合することで単純温泉となっています。実際の湯は無色透明、無味で、若干潮(磯)臭とツルスベ感があります。おそらくこの香りとツルスベ感は蒲田温泉の個性であしょう。湯口が2箇所あって、打たせ湯のようになっている方には焦げ硫黄臭&味があったからこちらが蒲田温泉かも知れません。

一旦部屋に戻るとつい寝てしまい、湯巡り再開は午前0時過ぎ。まずは内風呂「囲(イ)の湯」に入湯しました。囲の湯は他の浴室に比べると狭く、浴槽は2人でギリギリです。それでも湯の投入量は多いので、湯は少し熱めで新鮮。さっと入ってさっと上がるならこの浴室が一番良いだでしょう。浴感は露の湯と大差ありませんでした。

次に露天風呂の「多季の湯」へ。こちらは源泉が滝のように注がれているためこの名前なのだと思われます。玉砂利敷きはこちらも同じ。広さは歌瀬の湯より少し広いでしょうか。河童の像が岩の上に鎮座していて夜はちょっと不気味です

湯の個性は若干歌瀬の湯より強く残っているように思え、5箇所の貸切風呂の中ではここの湯が一番温泉らしかったし、露天風呂としての雰囲気も良くて気に入りました
新穂高温泉と言えば、佳留萱山荘、槍見舘、野の花山荘といった眺望が素晴らしい露天風呂が有名ですが、こじんまりとして眺望がない露天でも一人でゆっくりと浴槽を独占できれば十分天国です

残るは内風呂「葉(ハ)の湯」。こちらは朝5時に入湯しました。浴室の広さは内風呂の中では一番広く、浴槽は露の湯と同じくらい。お湯についても露の湯とほとんど同じ浴感です。これで5つの貸切風呂コンプリートです
朝食後に再度2つの露天風呂に入り、滞在中計7回の湯浴みを楽しみました。さすがにこれだけ入ると疲労感が残りますが、貸切風呂を独り占めできると思うと、空いているとつい入ってしまいます。温泉は満喫し過ぎるほど楽しむことができました
さて、温泉以外の部分では、この宿の特徴はやはり食事です。どこをどう見ても和風の旅館で、個室に分かれた食事処も和ダイニングとなっているのですが、出てくる料理はフレンチ。何とも不釣り合いな組み合わせですけれども、評判通り美味しく、量も最後には満腹になって満足いくものでした。特にフォアグラと黒毛和牛のほほ肉の煮込みは絶品
これで1人1万円台後半で泊まれるのだから、コストパフォーマンスは素晴らしい(布団をひくのはセルフですけど)。このレベルで奥飛騨温泉郷ではそれほどメジャーではないのが驚きであり、奥飛騨温泉郷の奥深さを感じました。また機会があったら、奥飛騨の旅館に泊まってみたいですね


安曇野市から奥飛騨温泉郷までは車で1時間30分ほど、のはずなのですが、上高地手前で事故による渋滞に巻き込まれ2時間近くかかってしまいました


奥飛騨温泉郷は、5つの温泉地(平湯、新平湯、福地、栃尾、新穂高)で形成されています。それぞれの温泉地がそれなりの規模を持っていて、温泉郷として見ればかなりの規模。長野県にも○○温泉郷と名付けられた温泉地はありますが、ここほどの規模の温泉郷はないでしょう。
その奥飛騨温泉郷の中で、今回の目的地は新穂高温泉

宿泊した「奥飛騨湯菜の宿 白雲荘」は、全8室の小規模旅館。ここに決めた理由は、和風旅館でありながら食事がフレンチで、クチコミの評価が非常に高かったからです


夕食のフレンチを味わった後、早速予約しておいた内風呂「露(ロ)の湯」へ



浴室に入ると、まず気が付くのは床が畳敷きであるということ。これは滑らなくて安心です


お湯は内風呂と露天風呂では異なったものを使用しており、内風呂は栃尾温泉を使用。高温のため5~20%加水していますがかけ流し(殺菌剤不使用)です



続いて露天風呂「歌瀬(うたせ)の湯」に入りました。ここからは一人での湯浴みです。露天の名前の由来は湯が打たせ湯のように投入されているからでしょう。ただし湯が熱いので実際に打たせ湯としては使えません

露天風呂は塀で囲まれているので眺望は利かないものの、庭園風に設えてあり雰囲気は良いです。そして浴槽の底に玉砂利が敷いてあるのも珍しいですね。なかなか工夫がしてあって好印象です

露天風呂の湯は蒲田温泉と栃尾温泉の混合泉で、蒲田温泉はナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉ですが栃尾温泉と混合することで単純温泉となっています。実際の湯は無色透明、無味で、若干潮(磯)臭とツルスベ感があります。おそらくこの香りとツルスベ感は蒲田温泉の個性であしょう。湯口が2箇所あって、打たせ湯のようになっている方には焦げ硫黄臭&味があったからこちらが蒲田温泉かも知れません。

一旦部屋に戻るとつい寝てしまい、湯巡り再開は午前0時過ぎ。まずは内風呂「囲(イ)の湯」に入湯しました。囲の湯は他の浴室に比べると狭く、浴槽は2人でギリギリです。それでも湯の投入量は多いので、湯は少し熱めで新鮮。さっと入ってさっと上がるならこの浴室が一番良いだでしょう。浴感は露の湯と大差ありませんでした。

次に露天風呂の「多季の湯」へ。こちらは源泉が滝のように注がれているためこの名前なのだと思われます。玉砂利敷きはこちらも同じ。広さは歌瀬の湯より少し広いでしょうか。河童の像が岩の上に鎮座していて夜はちょっと不気味です


湯の個性は若干歌瀬の湯より強く残っているように思え、5箇所の貸切風呂の中ではここの湯が一番温泉らしかったし、露天風呂としての雰囲気も良くて気に入りました



残るは内風呂「葉(ハ)の湯」。こちらは朝5時に入湯しました。浴室の広さは内風呂の中では一番広く、浴槽は露の湯と同じくらい。お湯についても露の湯とほとんど同じ浴感です。これで5つの貸切風呂コンプリートです

朝食後に再度2つの露天風呂に入り、滞在中計7回の湯浴みを楽しみました。さすがにこれだけ入ると疲労感が残りますが、貸切風呂を独り占めできると思うと、空いているとつい入ってしまいます。温泉は満喫し過ぎるほど楽しむことができました

さて、温泉以外の部分では、この宿の特徴はやはり食事です。どこをどう見ても和風の旅館で、個室に分かれた食事処も和ダイニングとなっているのですが、出てくる料理はフレンチ。何とも不釣り合いな組み合わせですけれども、評判通り美味しく、量も最後には満腹になって満足いくものでした。特にフォアグラと黒毛和牛のほほ肉の煮込みは絶品




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