寅の子文庫の、とらのこ日記

本が読みたいけど本が読めない備忘録

西浦から春便り

2005年03月14日 23時08分16秒 | 生活手帳
今日、また西浦の崩落現場へ。仕事が終わってふと眺めが良い。
駿河湾を隔てて愛鷹山を望む。
残念ながら富士山は雲に隠れて見えない。
不思議なことだが、富士は遠くから見るほど、その大きさがよく分かる。

啓蟄を過ぎ、遠目に桜の枝が赤い、開花が待ち遠しい。
山中でも自然の息吹を全身に感じて気持ちよい。

午前中の林は鳥のさえずりがすごい。
まるで子どもの教室を突付いたよう=うるさいくらい!
鳥たちの言葉が分かったら、どんなに愉快だろう。

陽が当たる崖土の隙間では、
テントウ虫が、まどいを解いて蠢いている。
倒木は朽ちて良質の土となる。

昨秋、大地にこぼれたシイの実(通称どんぐり)が
一斉に殻を割って、その芽を精一杯、地面へ伸ばしている。
とらのこ、も公園で拾ったシイの実を、玉手箱一杯持ってるが、
こちらは芽は出さない、小さな実に宿る不思議な生命。

都会の生活ではなかなかお目にかかれない。
自然に触れることの大切さ。
全ては土にはじまり土へと還る。

今日、一日を精一杯生きる。

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