〔08 七五の読後〕 【足るを知る生き方】神沢 杜口「翁草」に学ぶ 立川 昭二 2008年10月09日 | 2008 読後の独語 天明の大飢饉ということばはよく聞くのだが「天明の大火」というのは知らなかった。 この大火災は天明8年(1788年)1月30日の洛陽の大火を指すそうだ。 燃えた京都の町は約1400町、ここに住む人々の5分の4が被災。 元京都町奉行与力で引退していた79歳の神沢杜口は、この一面の焼け野原を日々くまなく歩いて焼失境界を独力で調べ、そこに朱線を入れて地図を作った。 その地図がこの本の表紙扉内に載せてあった。 . . . 本文を読む