ジッタン・メモ

ジッタンは子供や孫からの呼び名。
雑読本の読後感、生活の雑感、昭和家庭史などを織り交ぜて、ぼちぼちと書いて見たい。

〔08 七五の読後〕 【「頭のよさ」は遺伝子で決まる!?】石浦章一 PHP新書

2008年08月14日 | 2008 読後の独語
東京大学大学院で教えていてドーパミンを研究している著者はまぎれもなくアタマのいい人だ。でも、アタマの良さって、なにをもって言えるのかといえば、意外にむずかしい。 . . . 本文を読む

〔08 七五の読後〕 【昭和前期の青春】山田風太郎 筑摩書房 

2008年08月11日 | 2008 読後の独語
昭和17年20歳の山田風太郎は片道切符を握って兵庫但島をあとに東京へ家出。 知人とて一人もいない都だ。 着いた東京駅の待合室を追い出され、丸ビルの敷石の上で寝ていると「皇軍ラングーン占領の鈴の音が走っていった」とある。 風太郎の生い立ちと戦争観を語ったエッセー集。 . . . 本文を読む

〔08 七五の読後〕 【サムライ ニッポン】 文と武の東洋史 石毛直道 中公新社 

2008年08月07日 | 2008 読後の独語
【サムライ ニッポン】 文と武の東洋史 石毛直道 中公新社  武の歴史をたどった日本の歴史自画像を隣国の儒教文化と比較して描きたかったらしい。侍ニッポンといえば「人を切るのが 侍ならば 恋のみれんが・・・・」の歌を思い出す。 . . . 本文を読む

〔08 七五の読後〕 【生命のバカ力】 人の遺伝子は97%が眠っている 村上 和雄 講談社プラス

2008年08月01日 | 2008 読後の独語
高血圧の悪役酵素「レニン」の研究には牛の脳下垂体が膨大な数を必要とする。どうしても欲しいとなると3万5000頭分の牛となる。 これが欲しいと食肉センターに申し込むと半バカ扱いされて、てんで相手にされない。だが、「どうしても欲しい」という度重ねての熱意が伝わって冷蔵のものから渡すことで協力してくれた。 . . . 本文を読む

〔08 七五の読後〕 【阿久悠のいた時代】戦後歌謡曲史 篠田 柏書房

2008年07月23日 | 2008 読後の独語
【阿久悠のいた時代】戦後歌謡曲史 篠田 柏書房  ●津軽空 映画のような冬景色 さながら映画のワンシーンを見ているような歌謡詞で、時折湯ぶねで口ずさむ歌だ。注目は「さよならあなた 私は帰ります」という一節。女は男の胸に帰るのではない。 . . . 本文を読む

〔〔08 七五の読後〕 【江戸城が消えていく】「江戸名所図会」の到達点 千葉正樹 吉川弘文館

2008年07月17日 | 2008 読後の独語
【江戸城が消えていく】「江戸名所図会」の到達点 千葉正樹 吉川弘文館  この本、企画から6年後に上梓となったそうだ。 画面線や、幾何学的遠近法の限界などを分析し、近世図像の限界をくどいほど指摘していた。挿絵の面白いのがふんだんに用意されたが小さくて虫眼鏡でのぞいたものもあった。でも、巷間よく聞く「江戸名所図会」がなんであるかは少しわかった感じがした。 . . . 本文を読む

〔08 七五の読後〕 【千年の京から 「憲法九条」】私たちの生きてきた時代 瀬戸内寂聴 鶴見俊輔

2008年07月14日 | 2008 読後の独語
【千年の京から 「憲法九条」】私たちの生きてきた時代 瀬戸内寂聴 鶴見俊輔 かもがわ出版 200805050 この本は二人が歩んできた昭和のあれこれをふりかえりつつ、九条を擁護すべきとの 対談集になっている。  瀬戸内が徳島から東京へ上京し「少女世界」に投稿していたころ吉村昭の奥さん津村節子がそこにいた。このことは、はじめて知った。 宿縁というものは面白いものだ。 . . . 本文を読む

〔08 七五の読後〕 【蝶々はなぜ葉の裏にとまるのか】 稲垣栄洋 著 /三上修 絵 草思社

2008年07月09日 | 2008 読後の独語
【蝶々はなぜ葉の裏にとまるのか】 日本人の暮らしと身近な植物       稲垣栄洋 著 /三上修 絵 草思社 昨年の夏から秋の菜園でモンシロチョウを追い回した。キャベツ、ハクサイ、ブロッコリーにたくさんの菜虫がついて、採取するのにおおわらわ。そこで、今回この本を読んでみた。 . . . 本文を読む

〔08 七五の読後〕 【江戸時代 人づくり風土記】栃木 加藤 秀俊ほか編纂 農文協

2008年06月28日 | 2008 読後の独語
月に1回郷土史を学んでいる会があり名主文書などを読んでいる。先日、ささやかな懇親宴があり関東地方こそ中世日本の中心だったはずと熱を帯びて語る先生がいた。そこで江戸の近隣県のことを知りたくなった。この本は江戸時代の先人の足跡を物語風に解き明かしてくれた。 . . . 本文を読む