ぼち吉鉄道

Nゲージ好きな小生の改造・整備の忘備録。
仕事が変わり…時間が無い。

スライダックとACアダプター

2016-04-14 | 電子工作
昨日は関西圏は大荒れでしたね。
そんな日に、現場でしたが(^^;
日頃の行いなのか?
ほとんど、外にいる間は降られませんでした(^^)
でも歩き疲れてヘロヘロです(T_T)
でも、美味しい昼御飯と小腹を埋めるものは食べました(^^;



それとがおう☆様に業務連絡。

ブログの写真ではっきり分からなかったのですがピンセット、このタイプ買われてますか?
これがはんだ用で作業性が増します。
はんだの熱を逃がす事もできる直ぐものです(^^)

さて播磨国有鉄道様から、以前質問がありました「スライダックとACアダプターの違い」について、簡単に説明したいと思います。

スライダックですが、
「出力電圧を可変できる変圧器。スライダックの名称は株式会社東芝の商標。」
です(^^;
まぁ、可変単巻変圧器っていうのが個人的にはしっくりきますね。
変圧器ですから、交流(AC)動作です。
鉄道模型は、今は直流(DC)で動きます。
ですからNゲージに使う場合は、
スライダック+整流回路の組み合わせになります。
下図にそれを示します。

電圧調整つまり速度調整をスライダック側で行っているわけですね。
恐らくですが、これが主流のころは整流回路の半導体が高かったのとその電圧降下が大きかったのではないかと思います。
ですから、きっちり12Vというより、大体12Vでしょうね。
変圧器ですから、熱膨張や電源電圧(つまりコンセント)の変動で誤差が出たはずです。
ですから、高め(14V)にでるようになっていたのだと思います。

さて、時代は進むにつれ半導体の値段も下がり性能も上がりました。
それにより、ACアダプター+直流電圧調整回路が主流になっています。
ACアダプター本体は、高周波変圧器と制御回路と整流回路が組合わさり交流100Vを直流12Vにしています。

※ここで説明するACアダプターは、スイチッング式アダプターとします。
 スイッチング方式でも色々ありますが、その説明は省略します。

これこ原理は…そう前回のPWMと同じですね。
つまり、AC100Vを整流しその一次側をスイチッングつまり入り切りして電圧を下げているものです。
その入り切りのタイミングを制御回路で行っています。
そして、その整流された直流を…トランジスタやPWMなどの速度制御回路を使い出力させています。
イメージ的には、下図のようになります


それぞれに一長一短があります。
スライダック)
 長所:スイッチングノイズが無い。
 短所:変圧器部分が大きく重い。つまり小型軽量化できない。
ACアダプター)
 長所:小型軽量。
    省電力である。
 短所:スイッチングノイズがでる。

これによりノイズが嫌いな高級なオーディオ系では使用されない訳ですね(^^;)
真空管の暖かみのある音などが好まれるのもその辺にあるのかも知れません。

そして昨今のNゲージの制御は、トランジスタ制御より常点灯が出来るPWMが主流になってきました。
ですので、スライダックよりも安定した直流電源であるACアダプターが使用されるのもご理解いただけると思います。

以上、簡単に説明させていただきました。
質問等ございましたら、コメントください。

なお、さらに詳しくお知りになりたい場合、ロームやTDKなどの直流電源会社のサイトを調べる事をお奨めします(^^)
小生、自分で作れないものは概念しか調べないので…(^^;

コメント (12)
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