BALIぴあNote

Pianoと納豆と、そしてBALI

ショパン、ショパン

2014-07-15 20:00:01 | piano
昔は大の苦手だったショパン。どうして苦手だと思ったのか、よく考えて見るとたいしたことのない理由でーーーー

たとえば、和音が多い、臨時記号(#や♭、ナチュラルなど)が多い、やたら拍にはまりきらない七連符とか十一連符とか九連符とかが出てくるとか、メロディーがメランコリックすぎるとか…

食わず嫌いならず弾かず嫌いだったのです、今から思えば。

ところが何年か前からコンサートをやるようになって演目としてとりあげることが増えーやっぱりショパンはコンサートに向いているー、そうなるとどうしても弾かねばならず、最初は恐る恐るだったのですが、練習を重ねショパンのヒトとなりも少しずつ知るようになって、最近ではショパンのことがもっと知りたい、少しでもその心に近づきたいと思うようになったのです。

それで今回日本に帰った時にショパンに関する本、頑張って読みました。



他にもあったけど、この三冊は買って来ました。
ショパンと祖国ポーランドの関係とか、祖国に対する思いとか、はたまたポーランドの歴史やそれに絡む周辺国事情などもあまり知らずに今までショパンを弾いていた事に我ながら情けないと...

ショパンが「 死んだら自分の心臓をポーランドに持ち帰って欲しい 」と言ったことは知っていても、その奥に秘められた強烈な思いとその所以には思い至らなかったということです。

リストも私の知りたい人です。でも本が少なかった。かろうじて一冊。「フランツ・リストはなぜ女たちを失神させたのか」なんていうすごい題名の本ですが、これが案外リストを理解するにはもってこいの本です。



これを読むとリストってすごい人って良く分かります。尊敬に値する人です。超絶技巧だけではないすばらしさが彼にはあるのです。

そんなことでクラシック再発見、の日々です。まだまだ勉強不足やねー。