ブレッキーとラッキー
我が家のガレージには、怪獣が棲みついているーというのはうそだけど、戸を開け閉めするたびに怪獣の咆哮のような音がする。
これを聞きつけて、私が外から戻ってくると、我が家の犬たちが迎えに出てくる。
毎回毎回、必ず出てきてくれる。
まず、お兄ちゃん格のブレッキーが甘え声でなきながら出てくる。
少し遅れて妹のラッキーがおずおずと耳を寝かせて尻尾を必要以上にふりながら出てくる。
「お帰り、どこいってたん?」
「何があったん?」
「誰とであったん?」
必ず、気の済むまでまとわりついて匂いを嗅ぎまくる。
ほかの犬に接触してきた日には、特に念入りに嗅ぐ。
どんな犬とどんな風に接したのか、とことん嗅ぎまくる。
ひとしきり嗅ぐと納得して、今度は餌をもらうためにちょこんとお座りをする。
急いで支度して餌を与えると、これで私の帰宅第1番の仕事はひとまず終わる。
今日もありがとう、お出迎えしてくれて。
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