私の父は、今年で83歳。
今でも、とても元気なおじいちゃんだ。
60歳で定年になるまで、地元の高校の商業科で、簿記やそろばんを教えていた。
そして、定年後も10年間ほどは、臨時講師として、週に何回か高校に行き、
あとの残りの時間は、いろいろな趣味に費やすようになった。
まず、60歳になってはじめたのは、水泳。
母と一緒に、近くのスイミングセンターのシルバークラスに通うようになり、
今も週に2回、二人で仲良く通っている。
それから、太極拳。こちらは、一人で若者たちに混じって続けている。
そして、絵画、主にデッサンや油絵を教えてくれる教室に通い、
とても腕を上げた。
上の絵は、父の代表作。近江八幡の水郷を描いたもの。
父は、生まれ育った近江蒲生野を、特に日野町周辺の風景や日野のお祭りなどを題材に描くことが多い。
これは、日野町の霊峰である綿向山。
もうひとつ、綿向山。
お祭りの曳山。
それから、わたしがバリにいるので、訪ねてきたときのスケッチをもとに描いたものもある
これは、わたしの家の前のお寺にある石像。
そして、バリの棚田。
私の写真の腕がいまいちなので父には申し訳ないが、こんな風にいくつになっても、何かを創作したいという意欲の湧いてくる父は幸せだなと思う。