こころの旅。。。一休み。、 休んでばかり

見上げれば青空、、、ならいいけど


傾聴

2011年06月01日 02時28分08秒 | 言葉
私たちができることは、相手の方にできるだけ多く話をしてもらい、そのことによって、その方自身の心の負担が少しでも軽くなるようにお手伝いをすること、また、同時に、考えの整理がついて自分なりの判断や納得に至ることのお手伝いをすることです。
そうしたことしかできないのだと、むしろ、わきまえたいと思います。
というのは、人は、基本的には、誰でも自分のことは自分で解決できる能力を持っていると信じることが大切だからです。


その人が悩むその問題について、一番よく知っているのは当の本人であることをわきまえる必要があります。
その人が求めているのは、あなたの価値観に基づく何らかの解決策ではなく、自分なりに考えをまとめるためのサポートです。
混乱している場合には、混乱を解きほぐすお手伝いをしてほしいのです。
そして、そうした、お手伝いに徹するというあなたの決意が大切です。


このようにわきまえることによって、あなたの傾聴ボランティア活動は一層生き生きとした、達成感のある活動となるはずです。
つまり、私たちにできることは「話を聴く」ことだけですが、「聴く」という行為には、もっと積極的な意味や意義があることを知ることが大事です。
英語で、傾聴のことを「Active Listening アクティヴ・リスニング」と言います。

傾聴とは、まさに、積極的に、能動的に「聴く」ことです。
一方的に、ひたすら受け身で聴くということではありません。
といっても、あなたが一方的に話し、一方的に相手に質問をするというパターンの対話のことでもありません。

「よりよく聴く」ことが傾聴です。そのためには、一定のスキル(技法)がありトレーニングが必要です。
この本では、こうしたスキルについても解説しています。

しかし、人と人との対話は、いつも悩みの相談とは限りません。

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