先進国で唯一といっていい、新聞・テレビ・ラジオのクロスオーナーシップ制度(一つの資本が3つのメディアを所有すること)が「完備」している日本で、この問題点を説明しても簡単には理解してもらえない。このクロスオーナーシップには3つの問題がある。
第1は、単純に同じ資本になれば、同じ論調になるため、言論が単調化すること。
第2は、一つの資本が、テレビに対する圧力(たとえば、総務省の注意、デジタル化などの際の補助の在り方)、新聞に対する圧力(たとえば、再販問題)など多方面からの圧力を受けることになるため、政府の言いなりになりやすくなること
第3は、テレビ業界の問題(たとえば、サラ金CM)や新聞業界の問題(たとえば、再販)など、業界内の問題は、本来、違う業態のメディアが指摘しあって、切磋琢磨しながら正しい在り方を検討するべきだが、3つの業態を一つのメディアが把握していたら、そのような切磋琢磨はありえない。
なぜ、諸外国で、クロスオーナーシップ制度が禁止されているのか?この点を一度考えていただきたい。次期通常国会で出てくる法案(←クリック)についても…。
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第1は、単純に同じ資本になれば、同じ論調になるため、言論が単調化すること。
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