帝国ホテルでクリスマス

帝国ホテルの「富士の間」。
とあるロータリーのクリスマスパーティーで歌いました。
目の前にいらっしゃるのは三笠宮様・・ということは
私にとって初の御前演奏でございました。

いつもと変わりなく、いえ、いつも以上に楽しんで、
シャンソンやクリスマスソングを歌っておりましたが、
さすがに皆様ピリピリしておられました。
やはり宮様の御前、失礼が無いようにということなのでしょう。

殿下はとてもおおらかな、お優しいオーラを漂わせて、
さりげなくそこにいらしたのだけど・・・

この時期のパーティーでは、先ず会場内ががやがや、ざわざわ、
聴いていない人や、後ろで子供達が駆け回る風景なども見られるものなのに、
皆さん、きちんと着席して（300人もの人達が！）聴いてらっしゃるというのは、
初めての光景でした。

どんな状況でも慣れてるはずの私も、始めびっくりしてしまった。
でも、やっぱ気持ちいいね！高い天井、広い舞台。

来年2/26は、この同じ「富士の間」で鳩ぽっぽの30周年ディナーショウ。
皆さん、ご参加くださいね。



photo：帝国ホテルロビーのツリー

銀杏と赤い実

先日の「金王八幡宮」
裏手の歩道から庭を覗くと、大きな銀杏の木が手品師のごとく、
その葉を散らし、辺りは金色の海であった。

何故、イチョウを「銀杏」と書くのか。
銀じゃないじゃん。金じゃん・・・

その金色の葉に埋もれて赤い実が美しかった。
はて。
これは「千両」だったか、「万両」だったか。
ネットで調べてみた。

千両は実を葉の上に付ける。
（だから、鳥に食べられやすいんだって）
万両は実を葉の下に付ける。
てことはこれは「万両」だな。

冬の雨上がり。
空気が冴え渡っていた。

神社でクリスマス・・

子供さん達がいっぱい来るイヴェント（クリスマス会）
で歌うという楽しいお仕事。
会場はなんと渋谷警察裏にある「金王八幡宮」の境内！
のはずだったが、雨なので、社務所内のお座敷。
しかも、
「神社なのでクリスマスソングは歌わないでください」
うわっ、じゃ、子供さん向けに何歌ったらいいの！？

久々に「星に願いを」なんて歌ったり。
といっても殆どフランス語や英語の歌だったの。ジャズバンドだったから。
にもかかわらず、卵のマラカスで盛り上げてくれたちびっ子達。
ありがとう！
歌のオネーさんはとーっても楽しかったよ！
また逢えたらいいなぁ。

涙

土曜日に、知人の誘いで、あるコンサートへ行った。
シャンソンだけでなく日本の歌も歌われたその歌手は、完璧だった。
歌声は良くコントロールされていて、舞台姿も美しく、堂々としていた。
She was great.
聴衆は泣いていた。私の両隣も。
私は混乱した。

私は泣けなかった。

日曜日、近所で映画を見た。
"Wall・E"　そう、あのゴミ処理ロボットの（ディズニー）映画ね。
コーラ飲みながらケラケラ笑ってたんだけど、
気がつくと最後、泣いていた。


生身の人間が歌ってる歌の前で泣けない私が、
ロボットの話で泣いてんだよ。
ねぇ、みんな。
どう思う？

風邪ボケ

たぶんね、風邪ひいたのは1日。3日に発熱&落ち込んでて寝込んじまったら、
ちゃんと仕事で歌う日にはなんとか回復しましたよ。
さっすが。

しかし、やはりボケてて、メインで歌ってる譜面の束を家に置き忘れ、
最近めったに歌ってない方の譜面を持ってっちまった。
ひゃぁー、焦る焦る。
しかもこんな日に限って、歌手ひとり休みで、
いつもより多く歌わねばならぬ。
緊張の連続でしたが、ケッコー楽しかった。

銀座鳩ぽっぽのビルもネオンピカピカ師走スタイルです。
ちょっとこの写真じゃわかり辛いけど。
アソビに来てね。
あたしゃ毎週木曜日にいまーす。

燃える垣根

「ドウダンツツジ」で良いのかしら。この垣根。
ちょっと落ち込んで、とぼとぼ歩く帰り道、
燃えるような赤い葉っぱが目を奪う。
目の奥まで熱くなるようだ・・・
？

あら。やはり私発熱してたんだ。

音楽ジャーナリストのMarie-Agnesと話した。
帝国のカフェで、時計を見たら３時間経ってた。
彼女だって自国の言葉ではない英語で、一生懸命話してくれたのに、
私ってば、その質問のどれだけに答えられたって言うのだろう？
滅茶、落ち込む。

けど、熱のさなかの夢うつつにも、
いい話が出来たようにも思えるし、
歯がゆく口惜しい思いも残る。

Marie-Agnesが、お勧めのフランスのアーティストを沢山教えてくれた。
Youtubeでチェック。
うわ。かっこいー人いっぱい居るなぁ。
シャンソンって、こんなにかっこいーのに、
日本のシャンソン業界、かっこわるー。
うーむ。
やはり落ち込む。


ところで、ほんとにこれ、ドウダンツツジで良いの？
しかも、「灯台躑躅」
なにこの字！
コピーペーストって便利だよな。

Cafe Creperie Le Bretagne

親友Macから電話。「クレープでも食べに行かない？」
って、ちょっと今どこよ君。東京？
「バンコクに帰れないから日本に来てる」
そっか、空港がえらいこっちゃなんだっけ。
「いいねえ！私ガレット食べたい！」

フランスで食べたっきりだもん。
そば粉で作ったクレープに、チーズやハムや卵、
それにシードル・・・うーむ。たまらん。

神楽坂が本店と言うここ「Cafe Creperie Le Bretagne」
（カフェ・クレープリー・ル・ブルターニュ）は、
表参道の伊藤病院のとこ入って、
とんかつの「まい泉」通り過ぎてちょっと行ったとこ。
Macは、日本に来ると必ず立ち寄るという。
なるほど、美味しかった。
シードルもね、素朴な味で、何だか懐かしーい気分。

しばらく日本語を喋ってなかったMacは、
やはりフランス語の方が流暢で、
お店の人と何やら話し込んでいた。
私は異国にいる気分でガレットにむしゃぶりついていた。

仕上げはシナモンやりんご、
アイスクリームの乗っかったデザートのクレープ。
これがまた美味い。
はぁー、満喫しました。

師走公園朝珈琲

12月だね。今日は1日。
いいね。師走第一目から、こんな早く、もう外に居るよ。
中野駅に朝8時半に着いてしまった。
区のスタジオでリハーサル9時からなんだけど、
行ってみるがまだ入れない。
公園で珈琲。自分の歌を口ずさむ。

”かじかんだ指は、珈琲で温めよう・・・”

本当にその通り。
ああ。この歌って今頃の歌なんだなぁ。
人ごとの様に思う。

この歌を書いたときのイメージでは、
コーヒーは紙コップなんだよ。
そう、まさにこんな感じ。
日だまりの中、鳩と私しか居ない。

今日の私はちょっと鼻声。外谷さんは辛そうだったなぁ。

風邪ひいていませんか？
風邪ひいても休めない皆さん、お大事にね。
温かくして、美味しいもの食べて、早く治してね。

寒いけど、冬の朝はあなたの知らないところで、
本当に美しいよ。