女社長のブログ《伴海日記》

おかげさまで今年は10周年を迎えます
伴海エンタープライズ株式会社の社長であり歌手
浜砂伴海の日記

Chanson de l'oden

2010-04-28 | ライブ・コンサート
湯島の「酒亭・右近」にて「シャンソンdeおでん」第1段。
お座敷は満席。日本酒も良い感じにまわり、おでんも美味しく、
皆さん良い顔してましたねぇー。
ありがとうございました!

歌ってみてわかったけど、マイク無しの良い音。
心地よい「リアル」な歌声、を感じた。
自分で歌ってて感じるのだから、こんな幸せなことは無い。

皆さんからはわからないと思うけど、
たいていの場合、マイクで歌っている時は「勘」を頼りにやるしかない。
自分が出した声と、モニターから聞こえる声にはギャップがあるし、
自分のモニターしてる声と、お客様が聴いてる声の間にもギャップがある。
実態の無いような中で、唯一自分の体と喉との感覚を頼りに、
心地よいところ目指して歌うしかない。

けれど、「生声」で歌うと、
その場に居る全員が、同時に、同じ音(声)を聴いているわけで、
こんなに素晴らしいことは無い。
ただ、環境によっては、お互いにストレスが生じる。
聞こえないとか、響かないとか。
ところが、この右近という場所は、「石」「畳」「木」の絶妙なバランス。
私の声と、アコーディオンの音が、ちょうど美味しい響きになる。

お客様の集中力もさすがで、お互いが真剣に歌い聴いて、濃厚な時が流れた。
もちろん、右近のママのご人徳、素晴らしい方がいっぱいいらしていたのだけど、
これも生の音を聴くゆえに生じるところもあると思う。
一語一語、皆さんが吸収してくださるのがわかる。
水を打ったようにシンと聴いてくださったあとの大きな拍手。
私は歌う喜びを全身で感じていた。

シルヴァンが、火山灰で飛行機飛ばなくて他のコンサートキャンセルになったので、
今回来日が流れちゃったの。
でもケガの功名で、結果、むしろアコと歌だけというのが良かったのだと思う。
生声で歌う快感。こりゃハマりそう。
またやりますよー!


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