郵便局のセンスのないサービス「タウンプラス」

郵便局に「タウンプラス」というサービスがある。

ある特定の地域の家すべてにＤＭを投函するというもので、
その地域に住んでいれば、老若男女、単身もファミリーも関係なく、無差別にローラー式に投函される。
早い話が「スパムメール」だ。

今日、うちのポストに「○区の皆様へ」と題したＤＭが投函されていた。
詳細は省くが、僕には全く縁のない業種である。
子どもがいないのに学習塾のＤＭを入れられるようなもの、
男所帯なのに女性用エステのＤＭを入れられるようなものだ。
当然、「無駄」にしかならない。ポストにゴミを入れられているも同然。
「○区の皆様」数十万世帯にこれが配られている。

実にセンスのないサービスだと思う。

資源の無駄遣いであるのはもちろんのこと、「全戸無差別投函」という節操のなさ、押しつけがましさ。
発送元の企業には、悪いイメージしか抱かない。
「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」式の、力任せで杜撰な営業活動しかしていないに違いない。

このサービスのあくどいのは、「郵便の特権」を乱用していることだ。
例えば、オートロックや「部外者立入禁止」のマンションやアパートには、
通常のビラ配り人は入れない（政党ビラを撒いていて警察に逮捕された人もいた）。
だが、「郵便配達人」なら堂々と入れる。
「チラシ投函お断り」を謳う家にも、「これはチラシではなく郵便物なので」という詭弁で、
堂々と投函できる。

黙々とゴミの後始末をさせられる気もないので、これは郵便ポストに戻すつもり。
郵便局員は人の家のポストに何でも入れられる権利を持っているわけではない。それをわからせねば。

願わくば、このセンスのないサービスを利用しようという顧客が、これ以上現れませんことを。