goo blog サービス終了のお知らせ 

特殊清掃「戦う男たち」コメント公開

戦友の意見交換の場として公開しています。

偽善意(公開コメント版)

2023-05-18 07:47:15 | 腐乱死体
もう、二十年も前のことになる。
私は、会社近くの賃貸マンションで暮らしていた。
駅近で立地はよかったのだが、その分、家賃は高め。
併せて、色々な事情があり、岐路に立たされ、人生は、入居時には想像できなかった方向へ進み、結局、たった一年で転居することになった。

そこで、不本意かつ不愉快なことが起こった。
それは、部屋の原状回復についてのこと。
ゴミを溜めていたわけでもなければ、掃除もキチンとしていた。
タバコも吸わなければ、動物も飼っていなかった(迷い犬を一時的に保護したことはあったけど)。
にも関わらず、退去時、預けていた敷金はまるごと没収され、追加の原状回復費用まで請求されてしまった。

「たった一年しか住んでいないのに・・・」
納得できなかった私は、不動産会社に説明を求めた。
しかし、
「居住期間を問わず、退去時には一律に請求させてもらうことになっているので」
と、無碍の一言。
その後、何度かやりとりしたが、納得のできる説明はなし。
結局、
「数万円で片付くなら・・・」


無関心と孤独(公開コメント版)

2022-12-31 10:00:02 | 腐乱死体
2022年大晦日、今年も今日でおしまい。
世間は、正月に向けて賑やかに華やかになっている。
ただ、そんな祝賀ムードに反して、コロナ禍が、再び暗い影を落としている。
まさか、こんなに長い戦いになるとは・・・
「もう、大きな波はこないのではないか・・・」
七波が過ぎた頃、何の根拠もない中で、私は、何となくそんな風に思っていた。
しかし、現実はこの通り。
再び、大波が押し寄せている。

ただ、世の中に漂う不安感は、それほど大きくない。
特段の行動制限もないうえ、メディアも、以前のような不安を煽るような?報道もしていないような気がするし。
また、外国人観光客も戻りつつあるようだし、気持ちにも財布にも余裕がない私には縁のない話だけど、TVをつけると、家族や友人を連れ立ってショッピングやレジャー、行楽や旅行、趣味や飲食を楽しむ人の姿が多く映し出される。
良し悪しは別として、“withコロナ”が定着しつつあるのだろう、慣れてしまった感が強い。

当初は、ワクチンを打たない人は少数派で、時には、非難の的になることもあった。
が、接種回数が進むにつれ、接種率も低下。
副反応のツラさや重症化率・死亡率の低下が影響しているのだろう、私の周りにも、「面倒くさいから」と、四回目を打たない人がでてきている。
私もその一人なのかもしれないけど、多くの人が、良くも悪くも危機感が低下、良くも悪くも無関心になっているような気がする。

しかし・・・続きはこちら

肉親の情(公開コメント版)

2022-09-01 08:48:31 | 腐乱死体
まだまだ残暑が厳しい中、二~三日前、秋が来たことを勘違いさせるような涼しい日が二日続いた。
もちろん、身体を動かせば汗はかくものの、随分と楽だった。
しかし、昨日から、再び真夏日に。
おとなしくしていたセミも復活。
これまで、何十回も夏を過ごしているが、これほどセミの鳴き声が苦痛だった夏はない。
それだけ、メンタルが弱っているのだろう。
 
それでも、今日から九月。
八月三十一日と九月一日では、たった一日しか違わないし、気温・湿度も大差はないのだが、気分的には大きな違いがある。
「夏が終わり秋になった」といった感が強く、「これからは涼しくなる一方」だと思えて、ホッとするものがあるのだ。
 
ただ、コロナ七波を見ると、そう呑気なことも言っていられない。
六波までは身近なところに感染者はでなかったのだが、とうとう、七波になって感染者がでてしまった。
世の中を見渡しても、減少傾向にあるとはいえ、感染者数は高止まり。
とりわけ、死者数は「一日200人台~300人台」と、かなり多い。
何日か前には、過去最悪を更新。
わずか三日~四日の間で1000もの人が亡くなっているわけで、恐ろしさを通り越して、悪い夢でもみているような気分である。
 
最近も、基礎疾患のない10代の死亡事例が発生したりもして、「若いから」といって油断はならない。
ただ、やはり、死亡者の多くは高齢者。
そうなってくると、高齢の両親が心配。
とりわけ、母は、この夏でだいぶ弱ってしまった。
食欲が落ち、かなり痩せてしまい、体力も落ちたよう。
コロナに感染したらどうなるかわかっている・・・


紙一重(公開コメント版)

2022-08-25 09:10:50 | 腐乱死体
まだ秋の足音は聞こえてこないけど、そろそろ、夏の終わりが見えてきそうな今日この頃。
久しぶりにコロナ制限がない夏で、多くの人が、この夏休みを楽しんだことだろう。
夏休みや盆休みには縁がない私でも、TVニュースで、人々が帰省・旅行やレジャーを楽しんでいる姿を観たりすると、“楽しさ”のお裾分けをもらえたりもした。
しかし、残念ながら、今年もまた、水の事故で命が失われたニュースも多かった。
そして、その原因のほとんどが、ちょっとした油断と不運なタイミング。
ただただ、楽しく遊んでいただけなのに、紙一重のところで命を落とす・・・
子供が亡くなったケースも多く、悔やんでも悔やみきれない家族の心情を察すると、かけるべき言葉がみつからない。

それでも、季節は、時に人に優しく、時に人に厳しく、これまでと何も変わることなく移ろう。
これから暦は晩夏から初秋に向かうところだが、まだ、しばらくは暑い日が続くだろう。
ただ、ここ数日は、わずかに過ごしやすくなったような気がしている。
暑いことは暑いけど、朝晩が、やや楽になった感じ。
瞬間的にでも秋の気配が感じられることがあり、なんとなくホッとできるときがある。

しかし、油断は禁物。
通常の台風にとどまらず、まだまだ「猛暑」「豪雨」「竜巻」等には注意が必要。
近年では、「線状降水帯」「大雨特別警報」等、私が子供の頃にはなかった“新語”が頻出し、これまでの歴史で災害に見舞われなかった地域が、当たり前のように被災している。
各地で引き起こされている、河川の氾濫、土砂災害、そんな映像をみると、子供の頃に取り巻いていた気象環境と違うのは明らかで、地球の気候が大きく変動していることをヒシヒシと感じている。

振り返ってみると、六月末から季節外れの猛暑が続いた。
あれから、七月を経て八月も下旬になり、猛暑日は過去最多を記録。
35℃を超えると「猛暑日」と言われるらしいが、気温35℃の体感はほぼ40℃。
車載の温度計が「37℃」「38℃」「39℃」を示すこともざらにあった。
埼玉に行くと、「40℃」とか「41℃」になったことも何度かある。

やはり、首都圏一都三県の中でも、暑さにおいて埼玉は別格。
東京・神奈川・千葉に比べて温度計は2~3℃高い数値を示す。
こうなると・・・


無駄な抵抗(公開コメント版)

2022-06-29 08:15:05 | 腐乱死体
梅雨入りは遅く、梅雨明けは早く、まだ六月だというのに、連日の猛暑日。
慌てているのは人間ばかりではなく、蝉も土の中で慌てているのではないだろうか。
こう暑いと、当然、現場作業は、キツい!
仕事ばかりではなく、日常生活においても、水不足、電力不足、物価高、念のためのコロナ対策等々、なかなか楽には生きさせてもらえない。
それでも、まだ、ここは平和。
悲しいことに、平和とは程遠い状況にある地域は世界にたくさんある。
 
身近なところではウクライナ。
遠く離れた我が国でも、ニュースにならない日はない。
当初は、ロシアの圧倒的な戦力を前に、数日で終結すると思われていたよう。
しかし、現実は承知の通り。
無駄な抵抗と思われていたウクライナ軍の戦いは、四カ月が経っても続いている。
 
浅はかな考えかもしれないけど、私は、ウクライナの勝利を望んでいる。
クリミア半島を含めて、ウクライナの領土は回復・保全されるべきだと思っている。
しかし、仮に、ウクライナが勝利したとしても、その人的・物的損害は、あまりにも甚大。
ロシア側においても同様だが、取り返しのつかないことだらけ。
ロシア指導者の首くらいでは、何の贖いにもならない。
とにもかくにも、一刻も早く戦争が終わり、復興に向かってほしいもの。
 
とは言え、世界中で起こっている悲惨な出来事のうち、私の目や耳に入っているのは、ほんの一部。
ウクライナことを小事だとはまったく思わないけど、これは、人間がやらかす無数の惨事のうちの たった一つ。
目を覆いたくなるような、耳を疑いたくなるような悲しい出来事は、日本にも世界にも無数にあるはず。
「まったく、人間ってヤツは・・・」
そんなことを考えると憂鬱にならざるを得ず、「“時”を戻せないものか・・・」と思ってしまう。
 
そう・・・人間に“時”を戻す力はない。
しかし・・・続きはこちら


親心 子心(公開コメント版)

2022-05-19 08:09:57 | 腐乱死体
五月に入り、梅雨のような日や、寒暖差が激しい日が続いたが、ここにきて、やっと、この時季らしい陽気に恵まれるようになってきた。
次の波が来ないとも限らないが、幾度となく社会と人々を苦しめてきたコロナも派手な動きを見せないようになってきている。
マスク着用の要否も議論され始めている中、先日の11日、私も、ワクチン三回目を接種してきた。
自宅近くの病院で、結局、三回ともすべてファイザー。
「今日は激しい運動は控えて下さい」と看護師から言われたが、残念ながら、夜になっても、一緒に“激しい運動”をしてくれる相手はおらず、いつも通り、おとなしく酒を飲んで就寝。
何はともあれ、三回とも、副反応は腕(肩)の痛みのみで、倦怠感も発熱もなく、仕事にも影響なく済んで助かった。


高齢の両親も、幸い、コロナに感染することなく今日に至っており、しばらく前に三回目の接種も終えている。
しかし、すんなり受け入れた父とは違い、当初、母は、得体の知れないワクチンを打つことに難色を示していた。
母は、肺癌と糖尿病、基礎疾患の中でも「コロナにかかると最も危ない」とされる病気をWで患っているわけで、おまけに高齢ときている。
したがって、大多数の専門家と同様、私は、「ワクチンを打つリスクより、打たないデメリットの方がはるかに大きい」と判断した。


それで、その辺のところを幾度となく説明。
脅して強制するつもりは毛頭なかったが、
「その身体でコロナにかかったら命はないよ!」


不正直者(公開コメント版)

2022-04-07 08:19:32 | 腐乱死体
舞い散る桜の下、コロナ禍は、第六波が収束しきることなく、第七波を予感させるような事態になっている。
どうも、従来のオミクロン株に比べ、「BA2」は、更に感染力が高いらしい。
困ったことに、重症化リスクも。
しかし、まだ、私のところには、三回目ワクチンの接種券が届いていない。
精神脆弱な今の私にとっては、こんなことも悩みの種のなるわけで・・・早いところ、済ませたいものだ。

そんな中、日本では新年度が始まり、希望に満ちて新しい生活をスタートさせた人も多いことだろう。
しかし、同じ地球の向こう側、東欧のウクライナは、それどころではない状況に陥っている。
つい一か月半前までは、賑わっていた街が廃墟となり、平和な日常を暮らしていた人々が殺され、また、家族を奪われ、家を追われ・・・
ウクライナの人々は、悪夢でもみているかのような心持ちか・・・
いや・・・そんな生ぬるいものではないだろう。

一方のロシアでは、不正直な指導者による子供だましの詭弁がまかり通っている。
惨殺・虐殺・拷問・拉致・略奪・・・人身売買まで噂されている。


板ばさみ(公開コメント版)

2022-03-30 08:42:21 | 腐乱死体
東京で桜の開花が宣言されたのは、3月20日。
あれから一週間余、あちらこちらで桜がきれいに咲いている。
なのに、私の精神は、深く沈み込んだまま。
特に、この一か月余はヒドい状態。
孤独感・疲労感・虚無感・絶望感・倦怠感・緊張感・不安感・・・心の中にあるのはそんなモノばかり。
そんなモノと、元気になりたい自分との板ばさみで、苦しんでいる毎日。
「こうしてブログが書けているうちは、まだ軽症」「まだ余裕がある」という見方もできるかもしれないけど、自分の中では、かなり危ないところまできているという感覚がある。
そして、「これが“鬱病”というヤツの恐ろしさか・・・」と、今更ながらに思い知らされている。

腐乱死体現場が発生。
電話をしてきたのは高齢の男性。
知らされた住所は、郊外の街。
建物は分譲マンションで、故人所有のよう。
亡くなったのは男性の兄で、自宅での孤独死のようだった。


空回り(公開コメント版)

2022-03-15 08:09:42 | 腐乱死体
自然のあちらこちらで春の息吹が感じられる今日この頃。
優しい暖かさに癒されている人も多いのではないだろうか。
しかし、季節を逆行するかのように、私のメンタルは悪化。
多少の浮き沈みはあるものの、ほぼ四六時中、緊張状態が続き、息苦しさや動悸も頻発。
当然、気分もずっと落ち込んだままで、永遠の暗闇を彷徨っているような気分。
特に、毎朝、明け方は、一日のうちでも最悪の時間帯。
ここで文字にするのも躊躇われるくらいの感情に苛まれ、危険な状態に陥る。


これまでも、何度も鬱に苦しめられてきた私だが、何とか踏ん張ってきた。
が、ここにきて、元気を出そうとする自分は、完全に空回りするように。
で、藁をもつかむような思いで、この頃は、抗不安薬、いわゆる精神安定剤を服用している。
薬に頼るのは十数年ぶりのこと。


いきづまり(公開コメント版)

2022-02-10 08:05:53 | 腐乱死体
息詰まる熱戦が繰り広げられている北京冬季オリンピック。
ただ、例によって、私は、興味薄。
連日のTVニュースも飽き飽き。
昨夏もそうだったが、あまりに内容がしつこいと、イラ立ちさえ覚えてしまう。
で、オリンピックの話題をやっていないチャンネルに変えてしまう。

しかし、この前の、スキージャンプ混合団体での出来事は、ちょっと違った。
そう、女子選手がスーツの規定違反で失格になった件だ。
軽はずみな感情なのかもしれないけど、その選手が泣き崩れている姿を見ると、こっちまで“うるっ”ときてしまった。