特殊清掃「戦う男たち」コメント公開

戦友の意見交換の場として公開しています。

毎日元旦(公開コメント版)

2018-03-11 13:40:55 | その他
季節錯誤も甚だしくて恐縮だが、「2018謹賀新年」。
早春、三月も中旬になろうかというのに、昨年大晦日以来、今年初のブログ更新。
作業が より過酷になる夏場にブログが止まるのは珍しくないけど、この時季に止まるのは珍しいかも。
正直、こんなに長く書かないつもりはなかった。
その理由は単純、単に仕事が忙しかっただけのこと。
体調を崩したわけでもないし、精神状態が悪かったわけでもない(恒常的な不具合はあるけど)。

話を正月まで遡らせる。
私は、大晦日も元旦も仕事だったのだが、体調はすこぶる優れなかった。
12月30日の午後から頭痛がしはじめ、腹には不快感も発症。
翌31日になると寒気がきて鼻が詰まってきた。
どこからもらってきたのか、どうも風邪を引いたらしい。
それでも、せっかくの年越しなので、おとなしく寝る気にはなれず。
一通りの肴を食べ、一通り酒を飲み、カップ蕎麦を年越蕎麦とし、0:00をまたいで新鮮な気分を味わった。
しかし、翌日の元旦、体調は更に悪化。

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負けるな(公開コメント版)

2017-12-31 09:08:49 | Weblog
薄日差す曇空の大晦日。
2017年も今日でおしまい。
例によって、私は、大晦日の今日が仕事納めで、元旦の明日が仕事始め。
正月三が日ぐらいはゆっくり休んでみたいところだけど、珍業の零細企業に そのゆとりはない。
「だから・・・」というわけではないけど、私は、神社仏閣への初詣とかは、毎年、当然のように行かない。
単に時間がないからではなく、そっち系の信心もなければ興味もないから。
大袈裟な言い方だけど、それを越えて、逆に、心害があるくらいに思っている。

それでも、年末年始の祝ムードは好き。
人生において何十回か目の正月を迎えられることを祝いたい。
だから、今夜は、そんな気分を肴に、美味い酒を飲もうと思う。
ま、そうは言っても、明日も朝から仕事だから深酒はできないし、「美味い酒」といっても、飲むのはいつものウイスキー。
正月だからと言って、特別な酒を用意しているわけではない。
ただ、このウイスキー、頂きモノなのだけど、12年物のスコッチで、なかなかの美味。
また、なかなかの値段。
特別なことでもないかぎり、自腹では手が出ない。
それが、私の飲ペースで2~3か月分くらいもあり、私の気分を上げてくれている。

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あったかぞく(公開コメント版)

2017-12-19 08:55:31 | Weblog
夏の暑さが夢のよう・・・
師走に入り、冬らしい寒さが続いている。
「例年の比べて寒さは厳しい」とのことだけど、“冬ってこんなもの”だと思う。
異常気象に苛まれすぎて、気候に関して世の中が少々過敏になっているような気がしないでもない。

とにかく、冬は空気が澄んで景色もきれい。
上がりきらない陽に景色は眩しく輝き、夕焼けも一段と映え、星も夜空を満たす。
とりわけ、アクアラインから眺めは私のお気に入り。
頻繁に走るルートなのに、透明な日は360度の全景をいつもマジマジと見回してしまう。
千葉県・東京都・神奈川県の街々に幕張・都心・横浜のビル群、羽田空港を離着陸する飛行機に東京湾に浮かぶ船、街の向こうに見える山々、富士山はもちろん、またそのうち登りたいと思っている筑波山まで見える。

そんな日の夜は、あったかい風呂にゆっくり浸かって身体をほぐしたいところだけど、ケチな私は、水道光熱費を抑えるため、短いシャワーだけで済ませることが多い。
もちろん、湯を出しっぱなしになんかしない。
だから、頭や身体を洗っている間は、寒くて寒くて仕方がない!
鳥肌を立て、ガタガタと震えながら風呂に入っている。

ただ、侘びしいことばかりではない。
その分、就寝時の布団がありがたく思える。
昨年は掛布団をグレードアップして そのあたたかさに感激したのだが、今年は敷布団もグレードアップして その寝心地のよさは更に向上。
ツラい労働からも解放され、あとはゆっくり眠るだけ。
まるで、あたたかい風呂に浸かっているかのようにリラックスできるのである。


冬の足音が聞こえる晩秋の午後、私の携帯が知らない番号で鳴った。
知らない番号で携帯が鳴るのは日常茶飯事なので、私はいつも通りよそ行きの作り声で電話をとった。

「お久しぶりです!」
「仕事、まだやってます?」

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人生上々(公開コメント版)

2017-11-30 09:00:47 | 遺品整理
出向いた現場は、郊外の住宅地に建つ有料老人ホーム。
特別養護老人ホーム等とは違い、そこに入所するにも そこで暮らすにも ある程度のお金がかかる。
高級ではなくても、軽費型であっても、相応の費用がかかる。
つまり、ある程度の経済力がないと、入所することはできない。
満額の年金+αが必要。
となると、それが叶わない人もいるわけで・・・
立派な造りの建物を見ながら、私の脳裏には、自分の将来に対して一抹の不安が過った。

まだ少し先のことだけど、私も、“五十”という節目の歳が近くなっている。
「俺が五十!?・・・五十って・・・若くないどころか、もうじき爺さんじゃん・・・」
頭では年齢を受け入れていても、心のどこかでそれを拒否している私。
まだ充分に若いつもりでいる自分がどこかにいるからだろう、四十代を迎えたときよりも、大きなショックと重い悲壮感を抱えている。
同時に、常々、“死”を意識して生きてきた私だけど、そのリアルさが増し、より身近に感じるようになってきている。
「俺の人生、もうじき終わるんだなぁ・・・」
「俺、もうじき死ぬんだなぁ・・・」

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個人戦(公開コメント版)

2017-11-07 08:45:47 | 自殺腐乱死体
相変わらず 現場仕事に勤しむ毎日。
久しぶりのブログ更新となったが、気づけば、晩夏も初秋も通り過ぎ11月になっている。
ありがたいことに、私は、代わり映えのない日々を送っている。
愉快爽快に暮らせているわけではないけど、大きな災難にも見舞われていない。
(「仕事自体が災難」「性格自体が災難」と言ってしまえば そうかもしれないけど。)
ただ、日常の平穏が保たれていながらも、ブログの更新は二の次・三の次。
これで、会社から手当(報酬)が支給されているわけでもないし、その割に結構な時間を取られてしまうわけで、限りある時間(残り少ない人生)の中でリスキーな一面もある。
だから、読んでくれる人には申し訳ないことなのだが、時間の使い方を気にしながら、気が向いたときにだけ書いている。

そんな秋、例によって、私の精神も低空飛行をはじめている。
重症だった四年前の秋冬に比べたらマシだけど、怠けて立ち止まると、ツラいものに襲われる。
しかし、それを言い訳に、だらしなく時間を過ごすようなことはしたくない。
楽することが大好きな私は、それに負けじと、仕事でもプライベートでも積極的に身体を動かすことを心掛けている。
併せて、ささやかなものかもしれないけど、日常にある幸せを数えるようにしている。
やがてくる冬と人生の終わりに備えて、温かな笑顔の想い出を溜め込んでいるのである。


「一人で行かれるんですか?」

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飲めぬ話(公開コメント版)

2017-09-05 08:57:00 | 腐乱死体
秋が顕著に感じられるようになってきた今日この頃。
八月が終わり九月に入った途端、気温は急降下。
シチュエーションによっては 日中でも肌寒く感じられ、「このまま秋に直行か?」と勘違いしてしまいそう。
しかし、例年、九月は まだまだ暑い。
このまま、大人しく夏が終わっていくとは思えない。
秋めいてきながらも、暑さがぶり返してくることがあると思う。

当然、暑ければ暑いほど、現場作業では汗をかく。
全身 汗でビショビショになることも、乾いた作業服が塩を吹くことも日常茶飯事。
身を守るため、こまめな水分補給が必要になる。
ただ、私は、一度 作業を始めると、休憩もとらずにずっとやり続けてしまうクセがある。
言葉はおかしいけど“休むのが面倒クサイ”みたいな感じ。
もともとセッカチな性分なもので、“休んでるヒマがあったら、さっさと仕事を終わらせたい”という気持ちが強く働くのだ。
また、熱くなった気持ちを小休止で冷やしてしまうと その後が億劫になるし、気持ちも折れやすくなるから、それを避けたい気持ちもある。
でも、単独作業の時ならいざ知らず、複数作業の場合は、その辺のところはバランスよくやらないと仲間から顰蹙をかってしまう。

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騙し騙され(公開コメント版)

2017-08-21 08:58:23 | 腐乱死体
本年6月12日10:00
“Amazonカスタマーセンター”というところから、
「会員登録の未納料金が発生しております。本日ご連絡なき場合、法的手続きに移行いたします。」
というショートメールが届いた。
一瞬「?」と思ったが、まったく心当たりがない。
念のため、併記されたカスタマーセンターの電話番号を検索してみると、案の定、Amazonを騙った架空請求詐欺。
当然、そんなところに電話するわけはなく、そのまま無視。
もちろん、その後、何の問題も起こっていない。

また、これは、もう何年も前の話だけど、ある日、覚えのない番号で私の携帯が鳴った。


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夢のカケラ(公開コメント版)

2017-08-16 08:40:09 | ゴミ屋敷 ゴミ部屋
八月も後半に入るというのに、相変わらず、梅雨のような天気が続いている。
しかし、専門家によると、これでも“異常気象”というほどではないらしい。
でも、何だか おかしな感じがする。
そうは言っても、悪いことばかりではない。
常々不眠症に悩まされている私でも、雨が降っているとよく眠れるから。
気圧のせいなのか湿度のせいなのかよくわからないけど、何故だか昔からそう。
ただ、その分、朝がツラい!
普段、寝起きがいい私も なかなか起きられず、いつもより寝坊してしまうこともしばしば。
もちろん、仕事に遅刻するようなヘマはしないけど、ショボショボする眼とボーッとする頭が朝の私を鈍らせる。

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眠れぬ夜(公開コメント版)

2017-08-07 08:23:19 | 腐乱死体
晴天続きの梅雨が明けた途端、梅雨のような雲雨が続いている。
晴天に比べて少しでも涼しいのは助かるけど、ムシムシとした蒸し暑さには閉口している。
身体を少し動かしただけで汗が吹き出し、水でも被ったかのように全身ビッショリ。
それが乾くと、シャツの襟や袖口は、「人間の身体ってこんなに塩分を含んでるんだ」と感心するくらいの白塩をふく。

これだけ蒸し暑いと、仕事だけでなく家にいても楽じゃない。
エアコンをガンガンかければいいのだろうけど、省エネ派(ただのケチ)の私は、あまりエアコンを使わない。
だから、せっかくシャワーを浴びても、すぐに汗みどろになる。
しかし、就寝時はそうも言っていられない。
さすがに、エアコンなしでは眠れない。
25℃・二時間後OFFに設定し、同時に扇風機を回しながら横になる。

それでも、安眠には縁遠い。
暑さのせいだけではなく、もともと、私は酷い不眠症。
暑かろうが涼しかろうが、夜中に何度も目が覚める。
そして、目が覚める度に時計を見るのだが、実際の時刻は自分の体内時計とほぼ合っていて、そのことに満足したりしている始末。
更に、このところは、その不眠症が重症化。
「仕方がない」と諦めてはいるけど、起床時に襲ってくる睡魔と、昼間の運転中に襲ってくる睡魔に悩まされている。


「管理物件で孤独死腐乱が発生!」
「警察によると、中はかなり酷いらしい!」
「できるだけ早く見にきてほしい!」

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熱(公開コメント版)

2017-07-17 08:22:35 | Weblog
梅雨入りが宣言されてしばらくたつけど、その梅雨はどこへ行ったのか。
東京近郊に限っていうと、梅雨らしい日はほとんどない。
猛暑!酷暑!強い陽射しが照りつける毎日、強い熱波に曝される毎日。
気の毒なことに、雨が降らなさ過ぎて、紫陽花の花ビラも干からびている。
このままいくと水不足になるのは必至。
飲水が欠くような事態は想像しにくいけど、異常気象? 恐怖感すら覚えるような空梅雨である。

そんな季節の現場作業は、ホントにツラい!
あまりのしんどさや、はかどらなさに、イラついてくることもままある。
全身から汗が吹き出し、いくら飲んでも喉の渇きが癒えることはない。
心臓のバクバク感もハンパじゃない。
日陰で休んでも、少々のことでは治まらない。
若くない身体には、相当に堪える。

だけど、猛暑の中でキツい労苦を強いられているのは私だけではない。
外で働く多くの肉体労働者も同じこと
冷房のない所で汗をかいている人は巨万といる。
建築現場、工事現場、運配送etc・・・そんな異業の人達のがんばる姿に、私も励まされている。

気をつけなければならないのは熱中症。
特に、私の場合、一人作業が少なくないので、慎重に自己管理しなければならない。
しかし、まだ若いつもりでいる私。
どこからどう見ても若くないアラフィフのくせに、作業に没頭してしまい、ついつい休憩を後回しにしてしまう。
で、知らず知らずのうちに身体の水分が抜け、体温が上がっていく危険を放置してしまうのである。

孤独死現場で孤独死するのは私らしい死に方かもしれないけど、当然、そんなの本望ではない。
「死んでしまいたい」と思ってしまうような虚無感・疲労感・倦怠感に襲われることはしばしばあるけど、その根底には「健康で長生きしたい」という本性がある。
そして、“死”は、毎日 想うことだし、覚悟がいることはわかっているけど、やはり、恐怖感・切なさ・寂しさ・嫌悪感等を覚える
だから、もう少し悟れるくらいまでは生きていたい・・・今、壊れるわけにはいかない。

幸い、この猛暑にあっても、身体の調子を崩さず仕事ができている(相変わらず、精神のほうは不調が多いけど)。
しいて言えば、時折、軽い目眩と蕁麻疹がでるくらい。
病院にかかるほどのことにはなっていない。
とにもかくにも、生活がキツかろうが 仕事がツラかろうが、とりあえず、変わらぬ日常を過ごすことができていることに感謝!している。


先日、何度か取引したことのある不動産会社から、
「住人が孤独死した部屋があるので見てほしい」
との依頼が入った。
“この時季だから、結構なことになってるだろうな・・・”
“百聞は見にしかず、いちいち細かなことを訊くより現場に行ったほうがはやい”
と思った私は、ややテンションを上げながら、早速、その翌日に現地調査の予定を入れた。

訪れたのは、古いアパートの一室。
先入観が働いて、その部屋からは“いかにも”といった雰囲気が漂っているように見えた。
私は、現場に設置されたkeyboxの鍵を使って開錠。
やや緊張しながら、手袋をつけた右手でゆっくりとドアを引いた。

凄まじい悪臭が噴出してくることを予想し、専用マスクを首にブラ下げて構えていた私。
しかし、中から漂ってきたのは、熱せられた空気とホコリっぽい臭いだけ。
私のテンションと部屋の実情は、明らかにミスマッチ。
私は、“安堵”というより“怪訝”な気持ちを抱きながら、部屋に足を踏み入れた。

間取りは1DK。
狭い部屋で、一目で部屋全体を見渡すことができた。
が、明確な汚染痕はどこにも見当たらず。
また、ウジも這っておらず、ハエも飛んでおらず。
部屋の中央に敷かれた薄汚れた布団が、故人の最期の姿を想像させるくらいだった。

部屋の状態は、それと言われなければわからないくらいのライト級。
もちろん、それは、故人、遺族、大家、不動産会社、他住民、そして私、誰にとっても幸いなこと。
本来なら安堵すべきことなのに、私は、拍子抜けした感じの妙な感覚を覚えた。
私は、へビー級を覚悟して現場に出向いたわけで、せっかく火をつけた特掃魂が無駄になったことに対するもったいなさ・寂しさみたいなものを感じたのだ。

もちろん、作業は楽なほうがいい。
キツい作業なんてまっぴらゴメン。
だけど、皮肉なもので、やり終えたときの清々しさ(満足感?達成感?)は、仕事がハードであればあるほど高い。
晩酌の味も同じ。
がんばった分だけ、味が上がる。
そんな日は、「今日もよく働いた!」「美味しく飲めてありがたい!」と、ビールやハイボールをリットル単位で飲んでいく。
最近は、生涯を通じて縁遠かったブランデーやワインを飲むこともある。
そうして、次のエネルギーをチャージして後、疲れた身体を汗臭い布団に横たえるのである。

その旨味を覚えたせいでもないだろうけど、現場の状況が酷ければ酷いほど熱を帯びる私。
「いよいよ変態になってきたか?」
と、自分でもそう思う。
だけど、私は、要領よく楽する自分より、真正面でがんばる自分の方が好き。
労苦に喘いでも、辛酸を舐めても、がんばったことは無駄にならないから。
不本意な結果しか得られなくても、希望が失われても、その欠片は残るから。
そして、がんばった経験と希望の欠片は、次の自分と新たな未来をつくってくれるから。


例によって、ブログの更新がとまっている。
重症化しやすい現場と この暑さで、肉体的にも精神的にも時間的にも、ブログを書く余裕がなくなっているから。
多分、次回の更新も、しばらく先になることだろう。
だけど、「がんばりたい!」という情熱は持っている。
そして、生きているかぎり、この想いは持ち続けていたいと思っている。

略儀ながら、がんばって生きている・・・がんばって生きようとしていることの報告まで。

2017年 盛夏 特掃隊長
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