せっかち散歩

ゆっくり急げ、時間がないから

畑の雑草~カラムシ、イヌビユ、シロザ

2010-09-23 | 日記
今日は秋分の日、昨夜は中秋の名月を時折雲間から望むことができた。しかし今日は朝から雨で散歩は断念。これまでに撮ってある写真を見ているとその時々の風景が思い出される。もっと行動範囲を広げなければいけないなあ。


カラムシ


9/12(日)に近所を散歩中に畑と藪の間に人の丈ほどの高さで白い花をたくさんつけている雑草が目に入った。近づいてみると葉は互生。イラクサ科カラムシのようだ。


イラクサ科は葉が対生のものが多いから互生ならばカラムシが最有力候補ということになる。古来から、苧(カラムシ)は植物繊維を採るために栽培されていて重要な衣服の材料だったらしい。そう考えるとこの辺の雑草化しているカラムシも縄文時代に栽培された名残かもしれない。

 
花は葉腋に円錐花序をつける。茎の上部には雌花、下部には雄花がついている。


茎は木質化して丈夫。葉痕も確認できた。


イヌビユ


畑の近くの空き地に背の低い雑草が先端に太い穂をつけていた。茎は紫色を帯びている。葉の形に特徴があるのですぐにヒユ科イヌビユであると判明。これも古代に栽培されて食用になったのかもしれないなあ。

 
葉は互生し菱状卵形で先が鈍くとがり先端が凹む。


茎の先や葉腋に緑色の太い花穂をつける。


シロザ


空き地にはアカザ科シロザがあちこちに生えていた。何といってもシロザの特徴は上の方の葉に白い粉粒がついていて白く見えることだ。


粉で覆われることによって紫外線から葉を守っているらしい。


茎は赤みがかっていて美しい。

シロザはほうれん草と同程度の栄養価があるらしいから、これもまた古代の野菜だったのかもしれない。

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