せっかち散歩

ゆっくり急げ、時間がないから

秋の野原の朝

2010-09-12 | 日記
9/11(土)朝6時から職場近くの野原に出かけた。天気は快晴、すがすがしい朝。朝露でズボンはびしょぬれ、腕や顔はやぶ蚊に何か所も刺されるものの、大したことではない。


ツルフジバカマ

何やらピンクの花があちこちに見えて近寄ると、つる性多年草のマメ科ツルフジバカマ。

クサフジと似ているが、クサフジの小葉は細く18-24枚であるのに対して、ツルフジバカマはやや丸みを帯びた小葉が10-16枚。
 
花穂も太めで短く、花色の赤みが強い。茎に粗く裂ける托葉がついている。


ヨモギ

葉は羽状に分裂して葉の裏が白いキク科ヨモギ。葉の匂いを嗅げばすぐにヨモギの匂いがする。茎や葉の裏には密に絹毛があるので白く見え、この毛を集めて「もぐさ」を作る。
 
花が咲き始めて少し紫褐色に見えるところがある。舌状花はないので目立たない。


エノキグサ

葉の形がエノキの葉に似ているトウダイグサ科エノキグサ。
 
褐色の穂状についているのは雄花で、その基部に卵形の苞葉があって雌花を包んでいる。


フジカンゾウ
 
クヌギの木の下の暗いところで見つけたマメ科フジカンゾウ。ヌスビトハギとも少し似ているけれども葉は3出複葉ではなく奇数羽状複葉なのですぐに区別がつく。

花は淡紅色の蝶形花。


シラヤマギク

フジカンゾウの近くに白い舌状花がまばらに見えるキク科シラヤマギクが群生していた。花は舌状花と中心部の筒状花からなるが、舌状花の数が少なく、間が透けて見える花が多い。
 
茎に付く葉には翼がある。

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