せっかち散歩

ゆっくり急げ、時間がないから

アメリカキササゲ

2013-05-23 | 日記
「重力とは何か」(幻冬舎新書 大栗博司著)を読んだ。アインシュタインの特殊相対性理論によれば重力の正体は時間や空間の歪みであるらしい。カーナビに用いられているGPSでは人工衛星の正確な時間が要求される。相対性理論によれば動くものと重力の大きいものは時間が遅れる。人工衛星は動いているので一日に7μ秒地上より遅れ、同時に地上の重力は人工衛星より大きいので人工衛星は一日に46μ秒地上より時間が早く進む。従って差し引き39μ秒人工衛星の時間が地上より早く進む。この時間あわせをしなければGPSに大きな誤差を生じるという。面白いなあ。超弦理論では宇宙は10次元(空間9次元+時間1次元)から成り立っている。1次元、2次元、3次元の類推から4次元を考えようとしも頭がおかしくなりそうなのにどうして9次元(3次元+6の余剰次元)を想像できるだろうか?



子供の頃に遊んだ思い出の水源地周辺が動植物園に変わってしまった。目を閉じればそこには昔虫や魚をとって遊んだ林や田んぼ、小川があるのに、目を開けるとそこには大きく変貌した見知らぬ光景が展開している。小学校の建物は新しくなったものの周りの道の位置関係は同じでどの方向に行けば何があったのかおぼろげに浮かんでくる。何千回も歩いたこの道に込められた喜怒哀楽の思いがにじむ様に湧き出てきて体を動かすのがつらい。無数の出来事が矢のようにやってきて通り抜けていく。早くここから出て行ったほうがいいかもと思いながら足を速めた。



植物園の中を進んでいくと樹木に白い花が咲いていた。キササゲかな?と思い名札を見るとアメリカキササゲ(ノウゼンカズラ科)と書いてある。



枝先に円錐花序をつける。




ちょうどいいタイミングでナガサキアゲハが飛んできてとまった。じっとしてろよ~






アメリカキササゲの花はキササゲの花とそっくり。キササゲの花よりやや色が白い感じはする。キササゲは職場近くでその花を確認している(2010/6/11と2011/6/20のブログ)。薄紫と橙色の斑紋が美しい。


葉はキササゲよりも少し細長くて切れ込みはない。


葉痕と葉裏。アメリカキササゲは葉裏に軟毛がある。

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