せっかち散歩

ゆっくり急げ、時間がないから

サルビア・マドレンシスとローズリーフセージ

2013-10-17 | 日記
母は家事をしながら、しばしば「唄を忘れたかなりやは後の山に棄てましょか~」と口ずさんでいるのを子供のころから聞いていた。この歌は最後まで聞くととても味わいのある歌詞。人は皆年をとり衰えていくと唄を忘れたカナリヤになっていく。これが老化で誰にも止めることはできない。ただその人の若くて最も美しく輝いていた時に時空をさかのぼって設定してあげれば、その時の記憶は決して消えてないしその時の自分が再び蘇る。「象牙の船に銀の櫂 月夜の海に浮べれば」何と美しい光景だろう。母はなにを想ってこれを歌ったのか生きているときに聞いてみたかった。


金糸雀(かなりや)    作詞 西条八十  作曲 成田為三

唄(うた)を忘れた 金糸雀(かなりや)は
後(うしろ)の山に 棄てましょか
いえ いえ それはなりませぬ

唄を忘れた 金糸雀(かなりや)は
背戸(せど)の小薮(こやぶ)に 埋(い)けましょか
いえ いえ それはなりませぬ

唄を忘れた 金糸雀(かなりや)は
柳の鞭(むち)で ぶちましょか
いえ いえ それはかわいそう

唄を忘れた 金糸雀(かなりや)は
象牙(ぞうげ)の船に 銀の櫂(かい)
月夜の海に 浮(うか)べれば
忘れた唄を おもいだす



ハーブ園に植栽されていたサルビアの仲間。大型のセージ。

サルビア・マドレンシス‘イエローマジェスティ’ (学名:Salvia madrensis)
シソ科サルビア(アキギリ)属

中央の薄紅色の花はローズリーフセージでサルビア・マドレンシスに囲まれている。黄色い花がレンギョウ(ファルシア)を思わせるためにファルシアセージとも呼ばれる。




確かに葉は香りが強い。黄色いサルビアで日本の山で見かけるキバナアキギリに似ているが大きさが巨大。草丈は1.5mを超すものもある。




葉はザラザラ、萼と花柄は腺毛があり粘つく。メキシコ原産。


茎の断面がH形になる。



ローズリーフセージ (サルビア・インボルクラータ  学名:Salvia involucrata)
シソ科サルビア(アキギリ)属





花序の先端にはピンクの苞葉(総苞)に包まれた感じのつぼみがあり、その苞葉が開いてその中からサルビアの形の花が伸び始める。 involucrata は総苞のあるという意味。メキシコ~中南米原産。草丈1.5m。




タマアジサイの丸いつぼみを連想する。

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