せっかち散歩

ゆっくり急げ、時間がないから

ヘメロカリスとママコノシリヌグイ

2014-07-17 | 日記
ヘメロカリス  ユリ科

手入れのされていない花壇に真っ赤なヘメロカリスが咲いていた。


一日花なので次から次に咲いていく。



ママコノシリヌグイ  タデ科

植栽されているヘメロカリスの隣で茎にトゲのあるツル性植物が目に入った。ソバの花とよく似たピンクの花をつけているが、まだつぼみ。これがママコノシリヌグイであることはすぐにわかった。さすがにママコノシリヌグイは植栽されているわけではなくて雑草だろう。


以前に家の近くで、これとよく似たトゲだらけのタデ科イシミカワ(2010-07-20、2012-10-06のブログ)を観察したことがあった。イシミカワとの違いはイシミカワにはこのようなピンクの花は付かない事、葉柄はハスの葉ように葉の中から出る事、托葉は丸くて茎を貫く事などが異なる。ママコノシリヌグイは写真のように葉柄は葉の端から出て托葉には切れ込みある。写真の後ろの木はシソ科ローズマリー。


花の雰囲気はミゾソバに似ている。


下向きに鋭いトゲがついていて触ると痛いし怪我をする。昔、紙は貴重だったから用便の後始末に木の葉を使っていたことは容易に想像できる。韓国では「嫁の尻拭き草」と呼ばれるらしいから、日本にやってきた帰化人たちが使ったこの名前をもとに、後の人が「継子の尻拭い」と名付けたのではないだろうか?嫁にしろ継子にしろこの棘のある葉を尻拭きに使わせるとは大変ないじめだなあ。

コマツナギハイボフシとシロソウメンタケ

2014-07-17 | 日記
梅雨はまだ明けていないようだが外はすでに猛暑。あっという間に夏になったような暑さが来て体が気候の変化に順応していない事が先週までの尿管結石の原因かもしれない。しかしその痛みも嘘のように消え去った。排尿時何の痛みもないことがこんなに幸せなことだとは思ってもみなかった。いい天気だけれどまだ無理をしないほうがいいから外に出ることは控えて先月に撮った写真を眺めてみる。


コマツナギとコマツナギハイボフシ

林縁の小道にはマメ科コマツナギがたくさんのピンク色の円錐花序を葉の脇から伸ばしている。葉は奇数羽状複葉。


葉をよく見ていると何やらいぼ状のものがたくさんついている。ちょっと気味が悪い感じもするなあ。




葉表や葉裏が小さなイボ状やニキビ状に突出して反対側は凹んでいるだけの開放型虫えいをハイボフシと呼ぶらしい。葉についているいぼ状の虫こぶという意味だろう。フシダニの一種が原因と考えられている。


花は美しい蝶形花。でもこんないぼだらけでは嫌われそうだなあ。



シロソウメンタケ シロソウメンタケ科

サクラの木の下で何やら白いものがあちこちに伸びている。気味悪いけどよく見るとキノコのよう。


ネットで似たものを調べるとシロソウメンタケという名前が出てきた。


シロソウメンタケは広葉樹林内又は芝生上に群生するキノコ。全体が白色で、肉はもろい。無味無臭で食用となるらしい