せっかち散歩

ゆっくり急げ、時間がないから

キジとノウサギ

2014-07-19 | 日記
夕暮れになって職場から車で15分ほどの野原を散歩してみた。ここは湿地帯の近くなので奥のほうには入っていけない。遠くから草むらを眺めていると何やら動いているものがあり目を凝らすと雌のキジだった。


春先には雄の雄たけびがあちこちで聞こえるのでその存在が知れるが、鳴き声が聞こえない時はキジたちは一体どこにいるのかわからない。この湿地帯にはたくさんキジは居るはずだから、どこかで生活しているんだなあ。



野原横の舗装道路の中央に何やら動いている動物が見えた。初めは野良猫かなと思ったがよく見ると長い耳をもったノウサギ(野兎)だった。


でも餌があまりないのか痩せている。



野兎を見たのは何年ぶりだろう。ウサギがいるんだと嬉しくなった。


農家のおじいさんがテッポウムシ(カミキリムシ)にやられたイチジクの枝を切っていた。少し話をして、ついでにこの付近にいる野生動物のことを聞いてみると、イノシシ、アライグマ、ハクビシン、キョン(小さなシカの仲間)などがいて、畑を荒らすという。奥の沼にはミドリガメやカミツキガメ、ブラックバスなどの外来種を誰かが放したために在来のフナなどがすっかりいなくなっているらしい。以前はたくさんいたヘイケボタルも最近は見なくなったという。でも県内では絶滅危惧種の赤いイトトンボがまだこの付近にはいてトンボ保存会の人達が探しにくるらしい。