せっかち散歩

ゆっくり急げ、時間がないから

秋の七草勢ぞろい

2013-08-08 | 日記
眠って夢を見て目が覚めてまたウトウトしていると意識が覚醒状態と睡眠状態の中間になり両者を行き来するときがある。数日前この状態にあった時ひとつの発見をした。夢の中で見る映像と半覚醒状態でみる映像が全く異なるのに気付いたのだった。夢の中ではその映像は言うなればビデオのように拡大再生などが自由にできるのに対して、半覚醒あるいは意識下では映像は想像した映像であり詳細をみることができない。見ようとすれば想像してしまい実際の映像ではなくなってしまう。同じ映像でも夢という窓からみるとすべてが見えるのに、覚醒の窓からは何も見えない。しかし夢の窓からはその映像の意味がわからないのに覚醒の窓からはその意味がわかる。これは一体どういうことなのか?我々はもしかしたら二重の世界に住んでいるのか?現実の世界、覚醒の世界では目に見えることが映像として認識されているのに目を閉じるとそのうちのごく一部しか残像として残らない。つまり重要なことだけが意味として理解されるだけ。もしかしたら人間の視覚というのは大事なこと、意味のあることだけを見て、それ以外はマスクし脳のメモリーを節約しているのだろうか。一方夢の中では何が大事かなどの解釈や情報処理はせずに全部をハードコピーして提示してくれる。われわれの脳は覚醒してものを見る時必ず解釈して不要なものを視覚から消している可能性がある。いわば圧縮画像だ。夢で見る映像のように網膜上に投影されたすべてのものを解釈なく記憶できたらこれは大きな能力の獲得になるのではないだろうか。無になって何の意味も考えずに世界を見ることができたら視覚に入るものを丸ごと記憶できるのかなあ?




8月7日は暦の上では立秋、秋に入るけれどもこれからますます暑くなると天気予報で言っている。それにしても今日は暑かった。職場の廊下は蒸し風呂のように暑い。秋の七草(オスキナフクハと覚える)が何とかそろった?


オミナエシ オミナエシ科






ススキ イネ科

ススキの花はまだ見られない。中央でチョウトンボがススキにとまっている。左には昨年のススキの花、まさに枯れ尾花。



キキョウ キキョウ科





白いキキョウもある。つぼみは開くとき音がしそうなくらい膨らんでいる。



湿地帯に見られるサワギキョウ(キキョウ科ミゾカクシ属)。




同じキキョウ科でも花弁の形が面白い。花弁は上下2唇に分かれ、上唇は鳥の翼のように2裂し下唇は3裂。



ナデシコ ナデシコ科

これはカワラナデシコ。





これはダイアンサス。公園の花壇。


ダイアンサス (Dianthus)は本来はナデシコ属の学名だけれども一般にはナデシコ属の園芸品種をさす。





これは野原のムシトリナデシコ(Silene armeria)。ナデシコ科だけれどもダイアンサスではない。シレネ属。


茎上部の葉の下に粘液を分泌する部分が帯状にあり、ここに虫が付着するから名付けられている。



サワヒヨドリ? キク科フジバカマ属(Eupatorium)

湿地帯に生息していた。




葉が3深裂。

Eupatoriumは花はみんな似ている。葉で区別するしかない。ヒヨドリバナの葉は葉柄が無く披針形で互生。ヨツバヒヨドリは葉が3-5枚輪生。フジバカマは短いが葉柄があり葉が3深裂。



クズ マメ科








ハギ

落葉低木のキハギ? 葉の裏や茎には細毛が生えている。




後ろには子供のカマキリがいた。

花火

2013-08-08 | 日記
先週、近くの野球スタジアムではロッテ、日本ハム戦が行われて人気の大谷選手が投げるというので多くの人が集まった。この日ホテルの24階で催された講演会に参加していたおかげで5回の裏のあとに打ち上げられる花火をちょうど眼下に見ることができた。普通は見上げるものなのに斜め下に見下ろす花火は少し感じが違う。先週末は各地で花火大会が行われたらしく職場近くでも遠くに上がる花火を見ることができた。爆発して1、2秒で夜の星屑に消えてしまう花火。その瞬間の美を見逃さないように残像を脳裏に焼き付ける。次から次に繰り出される様々な種類の花火は花火職人にとってはこの一年間の集大成。見る者にとってその花火の閃光は一瞬の大きく美しい、しかし二度と戻ってこない若い日々の輝きそのもの。たくさんのそれぞれの個性ある花火のあとに、ありったけの花火が一斉に連続射撃のようにこれでもかというほど打ち上げられて幕を閉じた。白い煙が上がるとあとは何も残らず暗い夜空だけが静かにそこにあった。永遠にあるのは闇であって輝くものは一瞬でしかないと語っているようだった。































宇宙空間で起こる超新星爆発や銀河や星雲を連想させる数々の花火たち。