せっかち散歩

ゆっくり急げ、時間がないから

ギンドロ

2011-07-16 | 日記
小学校低学年の頃、夏は虫取りに夢中になっていた。毎日家に帰ると大きな網をかついで野山へ行った。その時の心湧きたつ期待感と感動はいつまでも忘れられない。昨日は仕事のあと市街地から車で20分ほどの農業試験場付近を少し歩いてみた。ここは以前カブトムシがたくさん見られたと聞いていた場所。真夏の強い日差しにもかかわらずセミはまだ鳴いてないしトンボもまだ数少ない。カブトムシもクワガタもまだ見ることができなかった。やはり7月20日過ぎないと出てこないのかなあ。今年は梅雨が短かったし雨も少なかった。いつの間にか夏に入って猛暑が続いている。昆虫たちも季節変化についていけないのだろう。


草むらではアザミが薄い赤紫の花をつけていた。

 
アザミの総苞片を触るとべとべとしているからこれは春に咲くノアザミで夏から秋に咲くノハラアザミとは違うようだ。




農業試験場だけあって珍しいコニファー(針葉樹)が大きく育ち頭をのぞかせているのが遠くからも見える。針葉樹のなかにあってひときわ大きく育った広葉樹が目を引く。高さは15mくらいはありそう。


木の先端が白く輝いているので近寄ってみてヤナギ科ギンドロであることに気付いた。職場や家の近くでは見たことない木なのでこんなところで発見できてうれしい。

 
葉の裏は毛におおわれて真っ白、表は濃い緑でそのコントラストが素晴らしい。




夜、満月が明るかった。15年ほど前シカゴにいた時に月が日本で見る月と全く同じなので少し不思議な気がした。インド人の同僚Mirnaに日本では月の中でウサギが餅をつく姿が映っていると言うと、どこが?と変な顔をされた。月は地球に対して同じ面を向けているからいつでもどこでも同じ月の顔。