せっかち散歩

ゆっくり急げ、時間がないから

オカメザサの水滴

2011-07-02 | 日記
魔法使いの水晶玉は、それを覗き込むと過去や未来、遠くの出来事を映し出す。何を言っているのかまでは分からないが隠しカメラでとらえたように鮮明に見える。臨死体験をした人もしばしば自分の肉体やそれを取り囲む医師たちの姿を鳥瞰していたと話す。人間にはあの時あの場所での出来事をどうしても見たい知りたいという欲望がある。時空を超えて見たり感じたりすることができる超能力が一瞬でも現れてくれたらいいのに。透明な美しい光の中に動く映像が見えたならそれが自分の過去か未来の姿でないとどうしていえるだろう。



早朝に県立公園を散歩してオカメザサの群生に目をやるとたくさんの新芽がまるで細い槍のように突き出ている。よく見ると雨が降ったわけでもないのにすべての新芽の先に水滴がついていた。その水滴に映る小さな逆さまの世界が別世界を覗き込んだように感じる。


葉は濡れていないからおそらく根から水を吸いあげた植物が吸い上げた水を葉から蒸散できないでその先端に水滴をつくったのだろう。観葉植物のポトスなどでも葉の先端に朝水滴が付いていることがある。これと同じ現象?

 
オカメザサは小さくてササのようだが新芽にある鞘がすぐに剥がれるのでタケの仲間であるらしい。1節から5本の短いを枝を出し1本の枝に1枚の葉を付けるという。今度確認してみよう。