
山下洋輔(p)+米田裕也(as)による神明宮でのデュオ

10月28日(金)と29日(土)の2日間、第11回阿佐谷ジャズ・ストリートが開催され、駅周辺の12ヶ所のパブリック会場(有料)と、無料の11ヶ所のストリート会場で、ジャズのライブコンサートが行われました(右は南口駅前広場での下田卓カンザスシティバンド)。
僕は2日間の共通パスポート(4500円)で、4つのパブリック会場を回りました。 金曜日の夕には、このイベントでのハイライトと言える、神明宮の神楽殿での山下洋輔(p)さんと若手サックス奏者の米田裕也さんによるデュオコンサートを聴きました。阿佐谷には毎回出場している山下さんは、"砂山"、"クルディッシュダンス"などのオリジナル曲とスタンダードナンバーを交えての演奏でしたが、さすがにかつてのフリーで過激な演奏ではないものの迫力あるピアノタッチで、境内の満員の聴衆を酔わせてくれました。
このあと、山下さん同様、ベテランの高橋知己(as)さんらによるジャムセッションを看護専門学校講堂で聴きました。こちらはスタンダード中心の落ち着いたなごめるコンサートでした。

29日は、午後から南口の中杉通り沿いにある細田工務店のホールで行われた小田陽子(Vo)+uno (ギターとピアノのデュオ)によるラテンフレーヴァー濃厚な多国籍ミュージックと、新東京会館での野間瞳(Vo)+紙上理(しがみただし)(b)カルテット(左)を聴きました。前夜聴いたサックスの高橋さんも加わったカルテットのバックで、"Love for sale"などのスタンダードナンバーを歌った野間さんの本格派ヴォーカリストとしての実力はたいしたものだと思いました。

2日間とも小さな会場では途中からは入れないくらいの盛況ぶりでしたが、昨年は約500人が演奏し、2日間で2万人以上が集まったそうで、"ジャズの街"を標榜している吉祥寺もがんばらないと、阿佐谷にお株を取られてしまうのではないかな(右は北口駅前ビル入り口でのジャムセッション)。
(参考)
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阿佐谷ジャズストリート 公式サイト
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山下洋輔公式サイト
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カンザスシティバンド公式サイト
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高橋知己公式サイト
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uno 公式サイト
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小田陽子公式サイト
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野間瞳公式サイト
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