吉祥寺と周辺の街散歩

吉祥寺を中心に、中央線沿線の街のお気に入りの喫茶店、公園に咲く花、美術館、散歩レポートなどを紹介しています。

吉祥寺のジャズバー「ファンキー Funky」でJBLパラゴンを聴く

2005年05月26日 |  ・ジャズバー・クラブ


 ジャズバー「Funky」の前身であるジャズ喫茶「Funky」は、「Meg」や「More」の寺島靖国さんと並び吉祥寺Jazzの立役者だった故・野口伊織さんが始めたお店でした。前に紹介した「Sometime」や、やはり元はジャズ喫茶だったジャズバー「Outback」も野口さんの店です。
 かつてのジャズ喫茶「Funky」は現在のはす向かいにあって(今はパルコがある)、階層構造の店には、スピーカーシステムにJBLパラゴンD44000を使ったパラゴンルームと、アルテックA-7のアルテックルームがありました。ジャズバーの2Fには、このパラゴンが鎮座し、ジャズ喫茶並みの音量を誇っています(客からうるさいと苦情が出ることもあるそうな)。1Fはレストラン風で、音量をぐっと落としています。

 店の3Fは、ジャズ喫茶時代の膨大な数のLPの倉庫にもなっていて...もったいないなあ。
 この間カウンター席で、バーテンの青年と、隣り合わせた女性に、かつての栄光のジャズ喫茶「Funky」について話してたら、二人とも当時はまだ生まれていなかったそうで、思えば遠くに来たものだと一人しみじみしました。
 写真はギネスビール(780円)に牛肉のカルパッチョ(950円)、テーブルチャージは500円です。

(参考)
 ・ 「Funky」HP
 ・ 野口伊織記念館
 ・ Funkyのスピーカー:JBL Paragon D44000
 ・1973年のジャズ喫茶(メインサイト)
 
(地図情報):地図上+の位置
 ・ ファンキー 

吉祥寺のジャズクラブ「SOMETIME サムタイム」でジャズライブを聴く

2005年05月22日 |  ・ジャズバー・クラブ


 「サムタイム」は、吉祥寺のジャズクラブの草分けの店で、四半世紀くらい前の開店時にはちょくちょく通ってました。このごろはご無沙汰気味ですが、3月には辛島文雄(p)トリオ、それにこの20日(金)には中村誠一(ts)カルテットの演奏を聴きました。
 倉庫を改装したようなレンガ壁の内装は、開店当時から全く変わっていなくて、オールドファンにはうれしい。毎晩7時半ころからライブがあって、ライブチャージは、通常の1600円から、プレイヤーにより2500円位まで幅があります。20日は、黒生ビール(500円)と、おつまみにスモークサーモンのマリネ(900円)を頼んで、ちょうど3000円でした。

 辛島さん、中村さんとも、J-JAZZの牽引者で、若かりしご両人の演奏を新宿のPIT INNなどに聴きに行ったものでした。
 3月の辛島さんのときには、ピアノの鍵盤を眺め下ろす位置に座っていたので、辛島さんのダイナミックな演奏ぶりをつぶさに観察することができました。やはり脱力が大事なんだなあと納得。
 中村さんのグループでは、まだ若いオルガン奏者の西川さん(東大卒だそうです)のグルーヴィーな演奏がとりわけ印象深かったです。この日は、インターネットラジオステーションのJJazz.Netの収録も行なわれていました。
 サムタイムには、ファンだった本田竹広(p)さんも毎月のように出演しているので、病から復活後の本田さんの演奏も今度聴いてみようと思っています。

(参考)
 ・ ジャズクラブ「サムタイム」
 ・新宿のジャズクラブ「Pit Inn ピットイン」
 ・辛島文雄 HP
 ・本田竹広 HP
 ・JJazz.Net

(地図情報)
 ・ サムタイム 

西荻窪の古本&喫茶「ハートランド」

2005年05月20日 | 西荻窪


 古本&喫茶の「ハートランド」は、中央線沿線の数ある古書店の中で、僕のお気に入りのお店の一つです。
 本の品揃えが、海外文学、映画、音楽関連の本が多く、それに数はそれほどないけどペーパーバックも置いてあって、コーヒーが飲めて、ビール("ハートランド"もあります)だって飲めるなんて、これ以上望むのは贅沢(ぜいたく)というもの。
 この日は、「Heart of Darkness 闇の奥」(コッポラの映画「地獄の黙示録」の原作)他、コンラッドの短篇3作を収録したもの(300円)と、ニュー・サイエンスの古典的作品となっているカプラの「The Turning Point ターニング・ポイント」(100円)の2冊のペーパーバックを買いました。どちらも特価本価格でした。

(追記)残念ながら2007年5月末にハートランドは閉店となりました。

(参考)
 ・ Bookstore & Cafe「ハートランド」HP
 ・ハートランドビール
 
(地図情報)
 ・ ハートランド 

神代植物公園のバラフェスタ(5月)

2005年05月15日 | 花図鑑(春)

 
 5/14~5/22まで開催されている春のバラフェスタの初日に行ってきました。
神代植物公園は随分とご無沙汰でした(20年ぶりくらいかな)。三鷹、吉祥寺、調布などからバスで行けます。入園料は500円でした。これからはちょくちょく来ることになりそうなので、次回は2500円の年間パスポートを購入しよう。
 バラ園には、約240品種、5100株のバラが植えられているとのことで、たしかに広い庭園に一面、大輪のバラ、ばら、薔薇は圧巻でした。まだ蕾の花も多かったので、見ごろはもう少ししてからだと思うので、今度は奥さんを誘って訪れてみようと思っています。

 咲き誇っていたバラのほんの一部を色別にまとめてみました。
(赤系統のバラの花) 
 
(黄系統のバラの花) 
 
 
(白系統のバラの花)
 
 
(参考)
 ・ 神代植物公園案内(東京都公園協会のHP)

(地図情報)
 ・ 神代植物公園 

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井の頭公園の花(5月) ハルジオン、シャガ、クサノオウ、セリバヒエンソウ

2005年05月14日 | 花図鑑(春)

ハルジオン
 5月11日~13日の朝の通勤途上に、井の頭公園の弁財天付近に咲く花を撮影しました。

○ ハルジオン(キク科ムカシヨモギ属)
 春になると公園や道端など、あちこちに咲いているのを見かける、たんぽぽと並んでポピュラーな野草です。漢字では"春紫苑"と書きます。名はなかなかロマンティックではないですか。
 原産は北米の帰化植物だそうで、よく似たヒメジョオン(姫女苑、こちらも北米から帰化)との識別は、ハルジオンは茎が中空であるのに対して、ヒメジョオンは中に白い髄があることだそうです。
  
○ クサノオウ(ケシ科クサノオウ属)

 
 弁財天近くに幾種類もの薬草が植えられている場所があって、クサノオウもこの一画で咲いていました。花の直径2cmほどです。
 名は"草の王"ではなく"草の黄"で、茎や葉から出る黄色い液に由来していて、この液は有毒ですが、反面、鎮痛や利尿解毒の作用があり、毒にも薬にもなるとのことです。

○ シャガ(アヤメ科アヤメ属)

 花の径は5cmほどで結構大きく、やや暗く湿った場所を好む草とのことで、井の頭公園でも木陰に群生していました。連休中に玉川上水緑道を歩いた際にも、木々に覆われた暗い草むらにひっそり咲いているのを見かけましたが、神秘的ともいうべき雰囲気が感じられました。

○ セリバヒエンソウ(キンポウゲ科のようです)

 
 特徴的な形をした径1cmほどの花をつけた草で、シャガの隣あたりに群生していました。
 シャガやクサノオウのように名前を記した立て札もなく、手持ちの図鑑で調べてもわからず、サイト"植物園へようこそ!"さんに問い合わせ、教えていただきました。中国原産の帰化植物で、明治に渡来したのだそうです。
 日本では一般的な種ではないようなので、自然発生的に群生したものではなく、意図的に植えられたのではないかと思いますが、どうなんだろう。

(参考)
 ・井の頭公園の満開の桜(当ブログ)
 ・井の頭公園 弁財天(当ブログ)


(地図情報)
 ・草花を撮影した付近

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東女正門前のお店で "ふわふわ洋食屋さんのオムライス"

2005年05月13日 | 善福寺川


 善福寺公園の下池から東京女子大学の正門まで歩いて5分ほどです。
 ランチタイムに正門前のカフェ「PEIPAR BAN」で、定番メニューらしい"ふわふわ洋食屋さんのオムライス"を食べました。名前どおりやわらかくアツアツで量もたっぷりでした。
 正門前から吉祥寺行きのバスに乗れますが、歩いても20分くらいです。

(参考)
 ・ 東京女子大学HP
 
(地図情報)
 ・ 東京女子大学 善福寺キャンパス 

善福寺公園の花(5月) オオムラサキ、コデマリ、タンポポ

2005年05月11日 | 花図鑑(春)
善福寺公園の花(5月)の第2弾です。同じく5月7日の撮影です。

○ オオムラサキ(ツツジ科ツツジ属)

 
 公園内では、オオムラサキをはじめとする各種ツツジ類がたくさん花を咲かせていました。
 街中でもよく見かける花ですが、新緑の緑によくマッチしています。


○ コデマリ(バラ科シモツケ属)

 中国原産種で、"コデマリ"の名は、白い弁花が球形に集まっている姿を手まりと見立てたところからきています。
 公園内に数多く植わっていますが、ポピュラーな木のようで、注意してみると一般家庭でも庭木として植えているところがよく目につきました。

○ タンポポ(キク科タンポポ属)

 タンポポは、公園内に非公式にあちらこちらに植わっていました。
 親しみ深いということでは一番の野草ですが、各種あって、現在東京の都市部で見られるタンポポのほとんどが、繁殖力の強い外来種のセイヨウタンポポだそうです。
 在来種には、カントウタンポポやカンサイタンポポがあって、それぞれの種を見分けるのは写真からでは無理のようです。
 タンポポは食用にも供されますが、僕がまず思い浮かぶのは、レイ・ブラッドベリの小説「たんぽぽのお酒」です。
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善福寺公園の花(5月) キショウブ、タニウツギ

2005年05月08日 | 花図鑑(春)

キショウブ
 光学ズームも付いていなくて、画素数も最近の携帯並みの非力デジカメでは、花のズームアップ写真はとても無理だろうなとずっと思っていて、次期ボーナス時の交渉でグレードアップ機購入のかすかな期待を抱いていたのでしたが、撮ってみたいという欲求やみ難く、下手な鉄砲をたくさん打てるデジカメの特性頼みでトライしてみました。5月7日に撮影したもので、池では睡蓮の花も咲いていましたが、ズームなしではいかんともしがたく、今回はあきらめました。
○ キショウブ(アヤメ科アヤメ属)
 上池に架かる鯉のぼりをバックに撮りました。
 鮮やかなイエローの花弁がとてもきれいでした。



○ タニウツギ(スイカズラ科タニウツギ属) 

 
 上池の北岸、西岸に植わっていました。
 別名ベニウツギ、ハナウツギとも呼ばれるようです。
 知らない花でしたが、満開の淡紅色の花がきれいでした。

(参考)
善福寺公園の満開の桜(当ブログ)

善福寺公園池の鯉のぼり

2005年05月07日 | 善福寺川

善福寺公園上池(上)と下池(右下)
 善福寺公園の上池を横断して架けられた鯉のぼりが悠々と空を泳ぐ雄姿を撮れれば最高だったんですが、昨晩からの雨で重くなった鯉たちは、泳げないでいました。残念。この週末でおしまいなのかな。

 善福寺川の源である善福寺公園池は上池と下池に分かれていて、ボート遊びもできる開放的な上池に対して、ヨシが繁り睡蓮が浮ぶ下池はずっと野趣があって、対照的な風景を楽しむことができます。


 かつては豊富な湧水量を誇った池ですが、井の頭池同様、現在は地下水をポンプで汲み上げています。
 上池北端には「遅野井(おそのい)の滝」があり、言い伝えによると、1189年に源頼朝が奥州征伐の途中、この地に寄った際、折からの干ばつで水が出ず、井戸を掘りながら、水の出を「今や遅し」と待ったことから"遅の井"と名づけられたとのことです。現在の滝は復元されたもの。

 4月9日に善福寺公園で撮影した池の周囲の満開の桜を下に紹介します。
 
(上池周囲の桜)
 
(下池周囲の桜)
  
 
(参考)
 ・ 善福寺公園案内(東京都公園協会のHP)
 ・ 井の頭公園の桜(4月8日):当ブログ 

(地図情報)
 ・ 善福寺公園 

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桜満開の和田掘公園、善福寺川緑地(4月9日撮影)

2005年05月05日 | 善福寺川

 
 和田掘公園と善福寺川緑地は善福寺川沿いに隣り合わせに広がっていて、前にも書きましたが、このあたり一帯は、散歩やジョギングをするのにうってつけのコースとなっています。
 もう1ヶ月ほど前になってしまいましたが、4月9日に善福寺川に沿って和田掘公園と善福寺川緑地付近の満開の桜を嘆賞しました。ヤマブキとのコントラストもきれいでした。 
 次は、同じ日に善福寺公園で撮影した満開の桜を紹介します。
 
 
 
(参考)
 ・ 和田掘公園案内(東京都公園協会のHP)
 ・ 善福寺川緑地案内(東京都公園協会のHP)
 ・ 井の頭公園の桜(4月8日):当ブログ 

(地図情報)
 ・ 和田掘公園、善福寺川緑地付近 

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