吉祥寺と周辺の街散歩

吉祥寺を中心に、中央線沿線の街のお気に入りの喫茶店、公園に咲く花、美術館、散歩レポートなどを紹介しています。

武蔵野珈琲店マスターのイタリア・カフェ紀行⑯最終回

2007年09月17日 | イタリアのカフェ・バール紀行

アルノ川畔のバール(フィレンツェ)(上)、アルノ川(右下)

 大変好評だった吉祥寺 武蔵野珈琲店マスターのイタリア・カフェ/バール紀行もいよいよ最終回となりました。僕自身はイタリアは未経験ですが、マスターの紹介でイタリアの魅力の一端に触れることができ、いつかぜひ行ってみたいなと思っています。今回はその他のバールとして、フィレンツェ、ペルージャ(左下)、ミラノのエノテカ(ワインの販売許可有り)のバール(中央下)の画像を掲載しました。

 最後にあたり、マスターから全体を通しての感想もいただきました。
 マスター、また外国のカフェを取材される際にはぜひ紹介させてくださいね。

(マスターのコメント)
 ペルージャのバール(左)では、夜にも行ったら私のためにカクテルを作ってくれて、ご馳走になってしまいました。もちろん白ワインを飲んでハンバーガーを食べた後ですが(計4.1ユーロ:690円)。
 フィレンツェ、アルノ川畔のバールとミラノのエノテカのバール(下)ではグラスビールを飲みました(それぞれ3.5ユーロ:590円、3.1ユーロ:520円)。
 
 (注)1ユーロ=168円(2007年7月22日現在)で換算


 (イタリアのカフェ・バールについてのマスターの感想)
 今回のイタリア・バール・カフェ巡りは、ローマから8都市を廻り最後にミラノでした。ここに掲載した店を含め、40軒位行きました。各都市のドゥーモ(聖堂)前の広場のバール、バスのキップを買うために利用したタバッキ(たばこ屋として許可)、ショーウィンドーがきれいなパスティッツエリア(菓子製造の許可)のバールなど、いろいろなスタイルのバールを利用しました。
 免許が違うバールであっても、必ずバンコ(カウンター)があり、ほとんどの人が立ち飲みです。私の好きなパドヴァの「カフェ・ペドロッキ」、ホテルのラウンジのような店でもバンコがあります。
 紹介したのは北イタリアの10都市だけですが、イタリアのカフェはこんな感じです。もちろん広場の観光客の寄るカフェは、テラス席やサロン・ド・テもあります。イタリア人はせっかちなのか、カフェで本を読んだりは、あまりしないそうです。田舎のバールでは新聞を読んでる人もいましたが。
 いろいろ入ったバールですが、田舎の駅近くのバールやトイレを利用するために入ったバールでは比較的ゆっくりと時間が流れ、エスプレッソやビールを飲んだりして、町の人たちを観察するのがとても楽しかったです。
 前もってガイドブックで調べたバールは、やはり凄くはやっていて、店員も応対が素晴らしく、圧倒されながら、やはり楽しい時間を過ごさせていただきました。イタリアのバールは、日本の喫茶店とは違った雰囲気とスタイルですが、ほんとに楽しい、私自身のためになるバール巡りでした。
 

(参考Web)
 ・イタリア政府観光局 HP 
 ・武蔵野珈琲店の紹介(当ブログ)
 ・他のイタリアのカフェ・バールの紹介(当ブログ)
 ・「カフェの光景」/ローゼ・マリー、ゾンマー・バンメル著(amazon.co)
 ・「イタリアのBAR(バール)を楽しむ」/林 茂 著(amazon.co)

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武蔵野珈琲店マスターのイタリア・カフェ紀行⑮クレモナのバール3店

2007年09月09日 | イタリアのカフェ・バール紀行

パレストロ通りのバール(上)、(右下)

 吉祥寺 武蔵野珈琲店マスターのイタリア・カフェ/バール紀行も今回を含めてあと2回となりました。第15回目はクレモナのバール3店の紹介です。

 マスターのコメントにあるように、クレモナはヴァイオリン類の生産で知られている都市です。ストラディヴァリウスについての補足ですが、16世紀後半にバイオリンの原型が登場し、これを完成させた一人がストラディバリで、彼が製作したバイオリンは約1,200といわれ、そのうち約600が現存するそうです(Wikipediaより)。


ドゥーモ前のバール(上)、(左下)

 (マスターのコメント)
 ロンバルディア州の南、ミラノから南東に80kmほどに位置するクレモナは、人口8万の小都市。16~18世紀には、ヴァイオリンの名器、ストラディヴァリウスやアマティを生み、今も世界的に著名な演奏家のためにヴァイオリンを作り続けている工房があります。
 この町では3軒のバールに入りました。1軒目はパレストロ通りのバールです。女性がひとりで開けておりました。2軒目はドゥーモの前のタバッキのバール(タバコ販売の許可を持っている)に入りました。ちょうど広場で青空市場が始まっていたので、ひっきりなしにお客さんが入ってきます。どちらのバールもエスプレッソ1杯が0.9ユーロ(約150円)でした。
  


クレモナ駅前のバール(上)、(右下)

 (マスターのコメント)
 3軒目は駅前のパスティッツエリアのバール(菓子製造の許可を持っている)に入りました。きれいなケーキがショーケースにたくさん並んでいました。奥はサロンド・テになっています。ここもエスプレッソが0.9ユーロでした。  
 (注)1ユーロ=168円(2007年7月22日現在)で換算


(参考Web)
 ・イタリア政府観光局 HP 
 ・武蔵野珈琲店の紹介(当ブログ)
 ・他のイタリアのカフェ・バールの紹介(当ブログ)
 ・「カフェの光景」/ローゼ・マリー、ゾンマー・バンメル著(amazon.co)
 ・「イタリアのBAR(バール)を楽しむ」/林 茂 著(amazon.co)

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武蔵野珈琲店マスターのイタリア・カフェ紀行⑭ルッカのバール2店

2007年09月01日 | イタリアのカフェ・バール紀行

ナポレオン広場のバール(上)、(右下)

 吉祥寺 武蔵野珈琲店マスターのイタリア・カフェ/バール紀行の第14回目は、ルッカのバール2店です。
 ルッカについては知りませんでしたが、フィレンツェの西北74km、ピサの北東22kmにある芸術都市で、マスターのコメントにもあるように、歴史的中心部を囲む中世の時代の城壁は高さ12メートルで、上が遊歩道となっており、城壁内の街には中世ロマネスクやルネッサンス時代の建物や美術にあふれているとのことです(ルッカ観光局のHP)。 

(マスターのコメント)
 「中世にタイムスリップ、今では緑の散歩町となった、広い城壁で囲まれた中世の町。そして、プッチーニの故郷。まずはこの城壁を歩き(一周約4km)、町の美しいたたずまいと豊かな自然を楽しんでから、町へ入ろう」というガイドブックの教えのとおりにゆっくりと散歩道を歩きました。朝の8時半頃でしたが、ジョギングや散歩したりしている人が結構たくさんいました。そして、最初に入ったのがナポレオン広場(画像)のバールです。カプチーノを頼んだら、この店ではマシンではなく、泡立てたミルクを加えて出してくれました(1ユーロ:約170円)。やわらかな味でおいしかったです。 



ルッカ駅前のバール(上)、(左下)

(マスターのコメント) 
 ひととおり町を見て、今度は昼飯を兼ねて駅前(画像:駅前ファザードの回廊)のバールに入りました。グラスのビールとピッザのカットされたのをいただきました(計4.1ユーロ:約690円)。バンコ(カウンター)のお客のかっこよさにつられ私も今度はバンコでエスプレッソを頼みました。 
 (注)1ユーロ=168円(2007年7月22日現在)で換算

(参考Web)
 ・イタリア政府観光局 HP 
 ・武蔵野珈琲店の紹介(当ブログ)
 ・他のイタリアのカフェ・バールの紹介(当ブログ)
 ・「カフェの光景」/ローゼ・マリー、ゾンマー・バンメル著(amazon.co)
 ・「イタリアのBAR(バール)を楽しむ」/林 茂 著(amazon.co)

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武蔵野珈琲店マスターのイタリア・カフェ紀行⑬ アンティコ・アンブロジアーノ/ミラノ

2007年08月26日 | イタリアのカフェ・バール紀行

店の入口(上)、テラス席(右下)、カウンター席(左下)

 吉祥寺 武蔵野珈琲店マスターのイタリア・カフェ/バール紀行の第13回目は、ミラノの「アンティコ・アンブロジアーノ ANTICO AMBROSIANO」です。
 とくにミラノ地域のカフェ、バールの紹介が充実している「イタリアのBAR(バール)を楽しむ」にこの店は掲載されていなくて、この店の向かい側のバール(店名不明:マスターの撮った画像はこちら)も同じなので、どちらもこのエリアに割と新しくオープンした店なのかもしれないけど、どうなんだろう。

(マスターのコメント)
 ミラノの町のシンボルである荘厳なるゴシック建築のドゥーモからヴィットリオ・エマヌエーレ2世大通りを少し入ったところにあります。まずは店内でエスプレッソをいただき(0.95ユーロ:160円)、テラス席で行きかう人々を眺めながら、ビールと野菜のピッザ(画像下、計16ユーロ:2690円)で寛ぎました。
 さすがにミラノです。活気があり、みんなカッコイイ。私が旅で一番好きな時間です。海外のカフェでひとりお茶を楽しみ、街行く人々を眺める。至福の時です。過ごしてきた何日間を振り返り、あと残りの日々を考え、ボケーとただなんとなく街を眺める。あ~ぁ、もっと旅の時間とお金が欲しい!
 
 (注)1ユーロ=168円(2007年7月22日現在)で換算



(参考Web)
 ・イタリア政府観光局 HP 
 ・武蔵野珈琲店の紹介(当ブログ)
 ・他のイタリアのカフェ・バールの紹介(当ブログ)
 ・「カフェの光景」/ローゼ・マリー、ゾンマー・バンメル著(amazon.co)
 ・「イタリアのBAR(バール)を楽しむ」/林 茂 著(amazon.co)

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武蔵野珈琲店マスターのイタリアカフェ紀行⑫サンタンブロース/ミラノ

2007年08月12日 | イタリアのカフェ・バール紀行

カメリエーレ(ウェイター)(上)、カウンターの女性(右下)、テーブル席(左下)

 吉祥寺 武蔵野珈琲店マスターのイタリア・カフェ/バール紀行の第12回目は、ミラノの「サンタンブロース SAINT'AMBROEUS」です。
 「イタリアのBAR(バール)を楽しむ」によると、この店は高級ショッピング街モンテナポレオーネ通りのサンバビラ側からすぐ内側のマッテオッティ通りに曲がったところに位置するBARパスティチェリーアで、有名人も多く立ち寄る店です。とくにパスティチェリーア(菓子店)としては、ミラノの中心地に地下工場を持ち、ケーキ、菓子類ほかチョコレートも作り、また、コンフェッティ(小粒の砂糖菓子)などお祝い用のきれいな包装でも知られているとのことです。
 
 (マスターのコメント)
 ここは1936年創業の老舗菓子店兼カフェです。ミラノには素敵な店が多いのですが、この店も雰囲気がよく、きれいで、店員がきびきびと働いておりました。
 まずはバンコ(カウンター)でエスプレッソを1杯(1.1ユーロ:185円)、そして隣に来た常連のおばあちゃんが頼んだものが気になり、さりげなく若いおにいさんに同じものを頼みました。モンテカルロといって、エスプレッソとココアを混ぜ、クリームを入れておりました(1.4ユーロ:235円、画像右下)。ココアの苦さの中にコーヒーの苦さが少し感じられ、おいしかったです。砂糖は入っておりませんので自分で入れました。
 

 この店はコーヒーにはチョコレートが必ずつきます。これだ、と思い、お土産用に欲しいと言いますと、この品だけは分けていないとのことで残念でした。
 店の右奥のケーキ販売のカウンターで、13種類のチョコレート全部を混ぜて1キログラム購入しました(60ユーロ:10080円)。カウンターの女性にカメラを向けるとニコッと笑ってくれました。
 
(注)1ユーロ=168円(2007年7月22日現在)で換算


(参考Web)
 ・イタリア政府観光局 HP 
 ・武蔵野珈琲店の紹介(当ブログ)
 ・他のイタリアのカフェ・バールの紹介(当ブログ)
 ・「カフェの光景」/ローゼ・マリー、ゾンマー・バンメル著(amazon.co)
 ・「イタリアのBAR(バール)を楽しむ」/林 茂 著(amazon.co)

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武蔵野珈琲店マスターのイタリアカフェ紀行⑪ジャコーザ、ジッリ/フィレンツェ

2007年08月05日 | イタリアのカフェ・バール紀行

ジャコーザのテラス席(上)、店の入口(右下)

 吉祥寺 武蔵野珈琲店マスターのイタリア・カフェ/バール紀行の第11回目は、フィレンツェの「ジャコーザ GIACOSA」と「ジッリ GILLI」の2店です。
 1815年に開店したジャコーザは、昔は菓子類・チョコレートなどフィレンツェ貴族御用達の店として知られていて、現在ではイタリア全土で人気のカクテル、ネグローニが生まれた店としても有名とのことです(「イタリアのBAR(バール)を楽しむ」より)。

(マスターのコメント)
 プラダやサルヴァトーレ・フェラガモなどの高級ブティックが集まるトルナブオーニ通りのロベルト・カヴァッリのブティック横にあります。お昼頃だったため、小さな店の左側テーブル席4卓は満杯、入ってすぐ右側の小さなテーブルのある立ち席と奥右側のカウンターも人だかり、圧倒されてUターンしようかと思いましたが、場違いもなんのその、「研修、研修」と思い、カウンターでインゲンなどが入ったたっぷりのサラダとパンと水(計7ユーロ:約1180円)を貰い、さりげなく周りの人たちを眺めながらいただきました。サラダがとてもおいしく、量もあり満足でした。
 それにしても、みなさんカッコイイ! フィレンツェ社交界の中心の店とはいえ、男性はスーツにネクタイ、又はノーネクタイにジャケット、これがまたきまってる。女性も私みたいな田舎者でもわかるくらい洗練された着こなし。そんなわけでカメラを向けられませんでした。
 



ジッリの外観(上)(左下)

 1733年、スイス人ジッリ兄弟により開店したジッリは、最初は甘いパンを売る店だったそうです。オーストリアとの戦いの際もフィレンツェのみならず各地から芸術家などが集まり、歴史上重要な店になったとのこと(「イタリアのBAR(バール)を楽しむ」より)。

(マスターのコメント) 
 レプップリカ(共和国)広場にある老舗のカフェ。広場にテラス席、店内にはレストランもあります。私はバンコ(カウンター)でエスプレッソ(1ユーロ)をいただきました。そして写真を撮っていいですかと聞いたところ、マネージャーらしき人に断られてしましました。店のカードをよこし、ホームページ(こちら)で見ろとの事でした。ガイドブックに"カメリエーレ(ウェイター)の一部が強引に食べ物をすすめて不快、との投稿あり" とありましたが、さもありなんです。おしゃれなきれいな店なので惜しい気がします。 
 (注)1ユーロ=168円(2007年7月22日現在)で換算

(参考Web)
 ・イタリア政府観光局 HP 
 ・武蔵野珈琲店の紹介(当ブログ)
 ・他のイタリアのカフェ・バールの紹介(当ブログ)
 ・「カフェの光景」/ローゼ・マリー、ゾンマー・バンメル著(amazon.co)
 ・「イタリアのBAR(バール)を楽しむ」/林 茂 著(amazon.co)

サイト内に掲載されているすべての写真画像は、クリックで拡大画像にリンクしています。


武蔵野珈琲店マスターのイタリアカフェ紀行⑩リヴォワール/フィレンツェ

2007年07月29日 | イタリアのカフェ・バール紀行

店内(上)、ヴェッキオ宮殿(右下)

 吉祥寺 武蔵野珈琲店マスターのイタリア・カフェ/バール紀行の第10回目は、フィレンツェの「リヴォワール」です。1882年にチョコレート工場として始まった店で、かつては政治家や芸術家が通い議論を交わし、今日でも学生や若い芸術家たちが通う店であるとのこと(「イタリアのBAR(バール)を楽しむ」より)。

(マスターのコメント)
 ヴェッキオ宮殿、ウフィツィ美術館の前、シニョーリア広場に面した老舗のカフェです。
 "町の人にとって冬に味わうここのホットチョコレートは格別なもの。カラフルな包装の自家製チョコレートはおみやげにもおすすめ"と、ガイドブック「地球の歩き方」に書いてありましたので、ホットチョコレートクリーム入りと、チーズケーキ(左下)を注文しました。テーブル席でいただいて、全部で13ユーロ(2184円/注)でした。
 
 (注)1ユーロ=168円(2007年7月22日現在)で換算

 味はともかくとして、ウフィツィ美術館の前なので、どんどんお客が入ってきます。ゆったりと寛ぎながら観察していると、日本人女性がふたり入って来ました。ひとりは入り口のキャッシャーでおみやげのチョコレートを買い求め、もうひとりは、すごく緊張しながらカウンターで「ショコラータコンパンナ」と注文し、注文通りの飲み物が出てきたときのうれしそうな顔は写真に撮りたいくらいでした。 
 
(参考Web)
 ・イタリア政府観光局 HP 
 ・武蔵野珈琲店の紹介(当ブログ)
 ・他のイタリアのカフェ・バールの紹介(当ブログ)
 ・「カフェの光景」/ローゼ・マリー、ゾンマー・バンメル著(amazon.co)
 ・「イタリアのBAR(バール)を楽しむ」/林 茂 著(amazon.co)

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武蔵野珈琲店マスターのイタリアカフェ紀行⑨サンドリ/ペルージャ

2007年07月22日 | イタリアのカフェ・バール紀行

店内(上)、カウンター内(右下)ショーケース(左下)

 吉祥寺 武蔵野珈琲店マスターのイタリア・カフェ/バール紀行の第9回目は、ペルージャの「サンドリ」です。ペルージャはイタリア中部に位置し、人口は15万人ほど。フランチェスコ聖堂のあるアッシジ最寄りの町です。
 1860年開店のこの店は、最初はパスティッチェリーア(ケーキ屋)でしたが、たちまち芸術家の集まる店となったそうで、天井にはフレスコ画が残っているとのことです(「イタリアのBAR(バール)を楽しむ」より)。

(マスターのコメント)
 ウンブリアの州都ペルージャは、エトルリア時代に源を発する丘の上の町です。いたるところに古代ローマ以前の美術、史跡が残っている一方で、外国人のためのイタリア語講座がペルージャ大学に設けられているため、国際色にもあふれています。町の中心、プリオーリ宮の前にサンドリはあります。 

 ここはアイスクリームもケーキもワインもあります。創業者はスイス人だそうです。赤のジャケットと蝶ネクタイがとても新鮮でした。私はショコラとエスプレッソを頼みました。座っていただいたのですが、エスプレッソは0.8ユーロ、ショコラは2.6ユーロでした。味はふつうでしたが、あまり広くない店のわりにはすごく洗練された感じを受けました。赤いジャケットのせいでしょうか?
 (参考)1ユーロ=168円(2007年7月22日現在)
 
(参考Web)
 ・イタリア政府観光局 HP 
 ・武蔵野珈琲店の紹介(当ブログ)
 ・他のイタリアのカフェ・バールの紹介(当ブログ)
 ・「カフェの光景」/ローゼ・マリー、ゾンマー・バンメル著(amazon.co)
 ・「イタリアのBAR(バール)を楽しむ」/林 茂 著(amazon.co)


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武蔵野珈琲店マスターのイタリアカフェ紀行⑧タッツァ・ドーロ他/ローマ

2007年07月08日 | イタリアのカフェ・バール紀行

タッツァ・ドーロの店前(上)、看板(右下)とカウンター内(左下)

  吉祥寺 武蔵野珈琲店マスターのイタリア・カフェ/バール紀行の第8回目は、ローマでの最後の紹介となる「タッツァ・ドーロ」と「エスタッキオ」です。
 「イタリアのBAR(バール)を楽しむ」によるとタッツァ・ドーロは1947年、エスタッキオは1938年の開店で、どちらの店も独自に焙煎した豆を使用し、ローマっこに人気のバールだそうです。


(マスターのコメント)
 パンテオンの近くに、コーヒー焙煎屋のバール「エスタッキオ」と「タッツァ・ドーロ」があります。「エスタッキオ」はガイドブックに、"こだわりのコーヒー店、薪(まき)の火による焙煎で有名"とありましたが、私が寄ったときには客はたまたま私ひとりでした。エスプレッソは1.5ユーロでした。写真を撮り忘れてしまったのが残念です。

 続いて「タッツァ・ドーロ」に入りました。エスプレッソの味は1、2を争うと言われ、1日に2000杯のコーヒーを売るとのことです。きれいな店ではありませんが客であふれ、路地で飲んでる人もいました。職人風の人やら様々な風采の男たちがエスプレッソを飲んでいました。
 1杯が0.7ユーロで、今回のカフェ・バール巡りの中では一番安かった。しかし、私としては「エスタッキオ」の味の方が品が良く、好みでした。


(参考Web)
 ・イタリア政府観光局 HP 
 ・武蔵野珈琲店の紹介(当ブログ)
 ・他のイタリアのカフェ・バールの紹介(当ブログ)
 ・「カフェの光景」/ローゼ・マリー、ゾンマー・バンメル著(amazon.co)
 ・「イタリアのBAR(バール)を楽しむ」/林 茂 著(amazon.co)


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武蔵野珈琲店マスターのイタリアカフェ紀行⑦カフェ・ドゥ・パリ/ローマ

2007年07月01日 | イタリアのカフェ・バール紀行

カフェ・ドゥ・パリの内部(上)(左下)と店外のテラス席(右下)

  吉祥寺 武蔵野珈琲店マスターのイタリア・カフェ/バール紀行の第7回目は、ローマの「カフェ・ドゥ・パリ」です。
 ヴェネト通りのエクセルシオール・ホテル正面に位置し、1956年に開店した店で、先に紹介した「ドネイ」同様、フェリーニの映画「甘い生活」の舞台となったことで知られています。ライザ・ミネリもよくカプチーノを飲みに来たとのことです。
 ちなみに店の名は、オーナーの奥さんがフランス人だったためとのこと(参考「イタリアのBAR(バール)を楽しむ」)。

(マスターのコメント)
 朝の7時頃だったので、さすがにまだオープンしていませんでしたが、掃除のおばさんに頼んで、写真を撮らせていただきました。右上の写真は屋外のテラス席ですが、寒い時期(2月)にはごらんのように周りを囲っています。
 高級ホテルが集まっているヴェネト通りに面しているだけあって、たいへんおしゃれな店です。ここで素敵な女性と遅い朝食をとることを夢見て店をあとにしました。


(参考Web)
 ・イタリア政府観光局 HP 
 ・武蔵野珈琲店の紹介(当ブログ)
 ・他のイタリアのカフェ・バールの紹介(当ブログ)
 ・「カフェの光景」/ローゼ・マリー、ゾンマー・バンメル著(amazon.co)
 ・「イタリアのBAR(バール)を楽しむ」/林 茂 著(amazon.co)


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