吉祥寺と周辺の街散歩

吉祥寺を中心に、中央線沿線の街のお気に入りの喫茶店、公園に咲く花、美術館、散歩レポートなどを紹介しています。

武蔵野珈琲店マスターのイタリアカフェ紀行⑩リヴォワール/フィレンツェ

2007年07月29日 | イタリアのカフェ・バール紀行

店内(上)、ヴェッキオ宮殿(右下)

 吉祥寺 武蔵野珈琲店マスターのイタリア・カフェ/バール紀行の第10回目は、フィレンツェの「リヴォワール」です。1882年にチョコレート工場として始まった店で、かつては政治家や芸術家が通い議論を交わし、今日でも学生や若い芸術家たちが通う店であるとのこと(「イタリアのBAR(バール)を楽しむ」より)。

(マスターのコメント)
 ヴェッキオ宮殿、ウフィツィ美術館の前、シニョーリア広場に面した老舗のカフェです。
 "町の人にとって冬に味わうここのホットチョコレートは格別なもの。カラフルな包装の自家製チョコレートはおみやげにもおすすめ"と、ガイドブック「地球の歩き方」に書いてありましたので、ホットチョコレートクリーム入りと、チーズケーキ(左下)を注文しました。テーブル席でいただいて、全部で13ユーロ(2184円/注)でした。
 
 (注)1ユーロ=168円(2007年7月22日現在)で換算

 味はともかくとして、ウフィツィ美術館の前なので、どんどんお客が入ってきます。ゆったりと寛ぎながら観察していると、日本人女性がふたり入って来ました。ひとりは入り口のキャッシャーでおみやげのチョコレートを買い求め、もうひとりは、すごく緊張しながらカウンターで「ショコラータコンパンナ」と注文し、注文通りの飲み物が出てきたときのうれしそうな顔は写真に撮りたいくらいでした。 
 
(参考Web)
 ・イタリア政府観光局 HP 
 ・武蔵野珈琲店の紹介(当ブログ)
 ・他のイタリアのカフェ・バールの紹介(当ブログ)
 ・「カフェの光景」/ローゼ・マリー、ゾンマー・バンメル著(amazon.co)
 ・「イタリアのBAR(バール)を楽しむ」/林 茂 著(amazon.co)

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武蔵野珈琲店マスターのイタリアカフェ紀行⑨サンドリ/ペルージャ

2007年07月22日 | イタリアのカフェ・バール紀行

店内(上)、カウンター内(右下)ショーケース(左下)

 吉祥寺 武蔵野珈琲店マスターのイタリア・カフェ/バール紀行の第9回目は、ペルージャの「サンドリ」です。ペルージャはイタリア中部に位置し、人口は15万人ほど。フランチェスコ聖堂のあるアッシジ最寄りの町です。
 1860年開店のこの店は、最初はパスティッチェリーア(ケーキ屋)でしたが、たちまち芸術家の集まる店となったそうで、天井にはフレスコ画が残っているとのことです(「イタリアのBAR(バール)を楽しむ」より)。

(マスターのコメント)
 ウンブリアの州都ペルージャは、エトルリア時代に源を発する丘の上の町です。いたるところに古代ローマ以前の美術、史跡が残っている一方で、外国人のためのイタリア語講座がペルージャ大学に設けられているため、国際色にもあふれています。町の中心、プリオーリ宮の前にサンドリはあります。 

 ここはアイスクリームもケーキもワインもあります。創業者はスイス人だそうです。赤のジャケットと蝶ネクタイがとても新鮮でした。私はショコラとエスプレッソを頼みました。座っていただいたのですが、エスプレッソは0.8ユーロ、ショコラは2.6ユーロでした。味はふつうでしたが、あまり広くない店のわりにはすごく洗練された感じを受けました。赤いジャケットのせいでしょうか?
 (参考)1ユーロ=168円(2007年7月22日現在)
 
(参考Web)
 ・イタリア政府観光局 HP 
 ・武蔵野珈琲店の紹介(当ブログ)
 ・他のイタリアのカフェ・バールの紹介(当ブログ)
 ・「カフェの光景」/ローゼ・マリー、ゾンマー・バンメル著(amazon.co)
 ・「イタリアのBAR(バール)を楽しむ」/林 茂 著(amazon.co)


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武蔵野珈琲店マスターのイタリアカフェ紀行⑧タッツァ・ドーロ他/ローマ

2007年07月08日 | イタリアのカフェ・バール紀行

タッツァ・ドーロの店前(上)、看板(右下)とカウンター内(左下)

  吉祥寺 武蔵野珈琲店マスターのイタリア・カフェ/バール紀行の第8回目は、ローマでの最後の紹介となる「タッツァ・ドーロ」と「エスタッキオ」です。
 「イタリアのBAR(バール)を楽しむ」によるとタッツァ・ドーロは1947年、エスタッキオは1938年の開店で、どちらの店も独自に焙煎した豆を使用し、ローマっこに人気のバールだそうです。


(マスターのコメント)
 パンテオンの近くに、コーヒー焙煎屋のバール「エスタッキオ」と「タッツァ・ドーロ」があります。「エスタッキオ」はガイドブックに、"こだわりのコーヒー店、薪(まき)の火による焙煎で有名"とありましたが、私が寄ったときには客はたまたま私ひとりでした。エスプレッソは1.5ユーロでした。写真を撮り忘れてしまったのが残念です。

 続いて「タッツァ・ドーロ」に入りました。エスプレッソの味は1、2を争うと言われ、1日に2000杯のコーヒーを売るとのことです。きれいな店ではありませんが客であふれ、路地で飲んでる人もいました。職人風の人やら様々な風采の男たちがエスプレッソを飲んでいました。
 1杯が0.7ユーロで、今回のカフェ・バール巡りの中では一番安かった。しかし、私としては「エスタッキオ」の味の方が品が良く、好みでした。


(参考Web)
 ・イタリア政府観光局 HP 
 ・武蔵野珈琲店の紹介(当ブログ)
 ・他のイタリアのカフェ・バールの紹介(当ブログ)
 ・「カフェの光景」/ローゼ・マリー、ゾンマー・バンメル著(amazon.co)
 ・「イタリアのBAR(バール)を楽しむ」/林 茂 著(amazon.co)


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武蔵野珈琲店マスターのイタリアカフェ紀行⑦カフェ・ドゥ・パリ/ローマ

2007年07月01日 | イタリアのカフェ・バール紀行

カフェ・ドゥ・パリの内部(上)(左下)と店外のテラス席(右下)

  吉祥寺 武蔵野珈琲店マスターのイタリア・カフェ/バール紀行の第7回目は、ローマの「カフェ・ドゥ・パリ」です。
 ヴェネト通りのエクセルシオール・ホテル正面に位置し、1956年に開店した店で、先に紹介した「ドネイ」同様、フェリーニの映画「甘い生活」の舞台となったことで知られています。ライザ・ミネリもよくカプチーノを飲みに来たとのことです。
 ちなみに店の名は、オーナーの奥さんがフランス人だったためとのこと(参考「イタリアのBAR(バール)を楽しむ」)。

(マスターのコメント)
 朝の7時頃だったので、さすがにまだオープンしていませんでしたが、掃除のおばさんに頼んで、写真を撮らせていただきました。右上の写真は屋外のテラス席ですが、寒い時期(2月)にはごらんのように周りを囲っています。
 高級ホテルが集まっているヴェネト通りに面しているだけあって、たいへんおしゃれな店です。ここで素敵な女性と遅い朝食をとることを夢見て店をあとにしました。


(参考Web)
 ・イタリア政府観光局 HP 
 ・武蔵野珈琲店の紹介(当ブログ)
 ・他のイタリアのカフェ・バールの紹介(当ブログ)
 ・「カフェの光景」/ローゼ・マリー、ゾンマー・バンメル著(amazon.co)
 ・「イタリアのBAR(バール)を楽しむ」/林 茂 著(amazon.co)


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