吉祥寺と周辺の街散歩

吉祥寺を中心に、中央線沿線の街のお気に入りの喫茶店、公園に咲く花、美術館、散歩レポートなどを紹介しています。

吉祥寺「レモンドロップ」のケーキ!ケーキ!ケーキ!

2006年05月28日 |  ・喫茶店、カフェ

「LEMON DROP」(上) 「DEUX LIMONS」(右下)
 
 「レモンドロップ」は吉祥寺を代表するケーキ屋さんのひとつで、ジャズ喫茶「ファンキー」を皮切りにジャズクラブ「サムタイム」や「アウトバック」などをオープンし、吉祥寺をジャズの街にした立役者の一人である故・野口伊織さんが1980年に始めた店です。
 僕は我が家の誕生日ケーキの調達係なので、ここで買うことも多く、この1年くらいの購入品例を掲げてみました。
 ボリュームたっぷり、甘さはほどほどで、芳醇な洋酒の香りが印象的なケーキが多いようです。
 北口に「LEMON DROP」本店、南口に「DEUX LIMONS」があり、駅ビル「ロンロン」にも出店しています。
 北口、南口の店とも喫茶コーナーがあり、店内で食べることもできますが、男一人ではいささか入り難く(とくに本店はガラス張りの店内が丸見え)、いまだ店で食べたことはありません。でもいつかチャレンジしてみたい。

(追記)
 南口「DEUX LIMONS」は2008年に閉店しました。


 
(参考)
 ・ レモンドロップHP
 ・ 野口伊織記念館(HP)

(地図情報)
 ・ 「LEMON DROP」本店 
 ・ 「DEUX LIMONS」(2008年閉店)

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飯能新緑ツーデーマーチ 10kmコースに参加

2006年05月21日 | ウォーキング

入間川の河原

 飯能新緑ツーデーマーチは今年が第4回目で、僕と奥さんがウォーキングマーチに参加した最初の大会だった昨年の第3回のマーチには約1万3000人が参加し、2日間のウオーキング大会としては、国内最大規模の大会だったそうです。
 昨年は宮沢湖を周回する初日の10kmコースに参加しましたが、今年は2日目(5/21)の多峯主(とうのす)山、入間川を経由する10kmコースに参加しました。
 コースは2日間とも、5km、10km、20km、30kmの4つのコースが設定されていて、先日の東京国際スリーデーマーチで一緒だった先輩は、30kmコースにエントリーしているとのことでした。

 ゲストの増田明美さん指導のストレッチ体操を行った後、地元の中学生のブラスバンドに送られ、飯能市役所前の会場をスタートしたのは9時45分でした。快晴。気温はやや高めですが、湿度が低く空気が爽やかで気持ちよく歩けます。
 出発後しばらくは道路沿いの道を歩き、やがて多峯主山を目指す山道に入ります。多峯主山は天覧山の北西にある海抜271mの低山ですが、このあたりではひときわ高い山で、山頂からは遠く都心の高層ビル群を望むことができました(残念ながら写真ではわかりません)。

 多峯主山の山腹には雨乞い池があります。この池はかつて枯れたことがないそうで、昔は干ばつが続いたときなど池の周りでお祭りをしたとのこと。池の水は普段は澄んでいるらしいですが、昨日降った大雨のため茶色く濁っていました。
 さらに道を下ると入間川の河原に出ます。やはり川の水も濁っていて、水量も増していることから予定していた川を渡るルートが変更になり、ちょっと残念。
 市民会館のある中央公園で40分ほど昼食休憩。この公園には"世界でただひとつの"鉄腕アトム像が立っています。台座には手塚治虫さんのサインが入っていました。ここにこの像があるのにはそれなりのわけがきっとあるのでしょう。

 ゆっくりしたペースで歩いて市役所の会場に戻ったのが13時20分でした。昼食休憩を除くとちょうど3時間弱歩いたことになります。
 ゴールでは中学生たちが暖かく迎えてくれました。中学生をはじめとして、地元の人々が積極的に関わって大会を盛り上げているのがこのマーチの大きな特徴で、このイベントが街起こし的な意味合いを持っていることを実感します。来年もがんばって欲しい。

(参考)
 ・飯能市役所HP
 ・地図情報:飯能市役所周辺 
 ・東京国際スリーデーマーチ参加レポート(当ブログ)

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吉祥寺「SEINA CAFE」で矢野顕子を聴きながらエスプレッソ

2006年05月18日 |  ・喫茶店、カフェ

 深い苦味のエスプレッソを飲みたくなるとここに来ます。ふとアッコさん(矢野顕子)の歌を聴きたくなるとやって来ます。
 地下1階のこじんまりとしたカフェです。一人やカップルのお客さんを大事にしてくれるお店です。カウンターで本を読んでいると電気スタンドを持ってきてくれたりします。
 BGMが矢野顕子オンリーなんて、さぞかし熱狂的なファンなのかなと思ったら、もちろん好きだけど熱狂的というほどではないとのことでした。店内正面の写真の女の子はマスターの娘さん。

 エスプレッソはおかわりできます。エスプレッソによく合うチーズケーキもおすすめです。写真はニューヨーク・チーズケーキですが、ショコラ・チーズケーキもおいしい。ドリンクとセットで780円。 
 営業時間は11時30分~24時(不定休)。
 

(参考)
 ・吉祥寺「SEINA CAFE」HP
 ・地図情報: 吉祥寺「SEINA CAFE」
 ・矢野顕子 公式サイト



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井の頭公園の「なんじゃもんじゃの木」の花が開花

2006年05月14日 | 花図鑑(春)

 「なんじゃもんじゃ」とうのはもちろん俗名で、正式の名はヒトツバタゴ(モクセイ科ヒトツバタゴ属)です。日本では、愛知、岐阜、対馬にだけ自生する希少な植物で、ここ井の頭公園を始めとして全国各地に移植されていて、近くでは深大寺の境内にも大きな木があるとのことです。
 井の頭公園には、公園の東の端の神田川に架かる「ゆうやけ橋」の手前20m位の所に植えてあって、高さ10mはある大きな木です。
 開花を教えてくれた武蔵野珈琲店のマスターの話では、5月連休中の2日には咲いていたとのことです。
 僕は連休明けの9日の朝から毎日脇を通って眺めていますが、細長く切れ込んだ純白の花がたくさん咲いていて、ほとんどの花が木の上部にあるので離れて見るとまるで冠雪しているようです。この木の学名も"雪の花"を意味する名であるとのこと。

 この不思議な名の由来をネットでチェックしてみると、以下の2つの説があるようです。
(説1)水戸黄門が神社に参詣した際、社殿横にある大木(御神木)を御覧になり、「この木はなんじゃ」と尋ねられた。土地の人は聞きとれず「なんじゃもんじゃ」と問い返した所、黄門は木の名と思い「なんじゃもんじゃであるか」といわれた。以来この御神木を「なんじゃもんじゃ」と呼ぶようになった。
(説2)昔は名前のわからない木を人々は、「なんじゃもんじゃ」と呼んでいた。

 (説1)のほうが面白いけど、(説2)のほうがそれらしい気がします。 

 
(参考)
 ・地図情報: なんじゃもんじゃの木
 ・武蔵野珈琲店


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東京国際スリーデーマーチ 40kmコースに挑戦

2006年05月06日 | ウォーキング

多摩湖の眺望(14km付近)

 5月3日から5日までの3日間、小金井公園を起点とする第11回東京国際スリーデーマーチが開催され、初日の10kmコース(奥さんと)と3日目の40kmコース(一人で)に参加しました。以下は初めて挑戦した40kmの長距離ウォーキングの体験レポートです。
 昨年までの大会は都立武蔵野中央公園で開かれていましたが、会場が手狭になったなどの都合で、今回から都内有数の広さを誇る小金井公園に移ったとのことです。
 本大会のルートは、「花水木ルート」(井の頭・多摩川方面)、「サクラルート」(多摩湖・玉川上水方面)、「ケヤキルート」(国分寺・野川方面)の3コースあり、それぞれのルートに5km、10km、20km、40kmの4つのコースが設けられています。今回、初日と3日目に参加したのは、いずれもサクラコースでした。
 40kmコースのスタートは7時でした。天気は憎いほどの快晴。画像右は40kmスタートの模様。
 
 小金井公園の会場には、初日と2日目の参加者数が掲示されていて、2日間でちょうど4万人ほどで、20kmコースの参加者数が一番多く、ついで10km、40km、5kmの順でした。40kmではコースあたり1日約1000人の参加となっていました。
 僕はずっと以前に2年ほど小金井公園(画像左)近くの公団に住んでいたことがあり、このあたりの地理にはなじみがありました。この公園はとにかく広くて、桜の開花時期にはたくさんの花見の人たちが訪れます。

 小金井公園を出るとまもなく多摩湖自転車道(画像右)を辿(たど)り、西武多摩湖線八坂駅まで約6km歩くことになります。
 スタートしてまもなく会社の先輩に声を掛けられ、しばらく一緒に歩きました。66才になったという先輩が所属している合唱団「さきたま」のコンサートを何度か聴かせていただいていて、昨年10月にはサントリーホールで日フィルとの共演でベートーヴェン最晩年の大曲「ミサ・ソレムニス」を聴きました。 
 先輩は5年ほど前から本格的にウォーキングを始め、今大会はすでに初日に40km、2日目に20kmを歩いたとのことで、相変わらずのタフさには脱帽です。

 八国山(はちこくやま)緑地は、西武園駅のすぐ東側に広がる緑地で、八国山は標高が約90mの低山ですが、今回唯一の山間コース歩きは新鮮でした(画像左)。
 八国山緑地を含むここから先の多摩湖、狭山湖周囲に広がる狭山丘陵一帯は、映画「となりのトトロ」の舞台とされる「トトロの森」として親しまれている地域です。
 前を行く赤ザックの先輩がすばらしいペースで歩くので、当方ついて行くのがいよいよきつくなり、西武園駅前を過ぎた約10kmのところでついにあきらめ、先に行ってもらいました。


多摩湖周回路(20km付近)

 約20kmの中間点にチェックポイントが設けられ、ここでチェックポイント通過のスタンプを押してもらいました。スタートしてから初めての休憩でしたが、トイレに行き、右足指に違和感を感じてきたので靴紐を固く結び直したりして(これは正解でした)10分ほど休んだ後、再び歩き始めました。
 ここまで約5.5km/時のペースで歩いたことになり、信号待ちや撮影の時間を除くと実質6km位のペースで、これは速い。ちょっとオーバーペース気味ですが、疲労感は余り感じられずまだまだ行けそうでした。

 狭山公園の脇を通り、多摩湖周回路から外れて一般道沿いに2kmほど歩き、野火止用水に沿った緑道に入りました(画像右)。
 車の通らない緑の木陰のある涼しげな道に入ると心身ともに楽になり、気持ちよく歩けます。



 2kmほど野火止上水の緑道を歩くと、西武拝島線の玉川上水駅付近で玉川上水と出会い、今度は玉川上水沿いの緑道をひたすら下り、一路スタート地点の小金井公園へと向かいました。残りの区間は約9kmほどです(画像左は玉川上水)。



 スタート地点のゲートに戻ったのは14時06分、出発してからほぼ7時間ちょうどでした。平均すると約6km/時のペースで歩いたことになり、驚いたことには後半の方がペースが上がっています。だんだんペースが上がることは先輩からも聞いていたことでしたが、さすが残り30分ほどはきつくて、着いたらビールが飲めることを楽しみにがんばりました。

 結局昼食もとらずに歩いてしまったので、会場の屋台で焼きそばと缶ビールを買って、芝生に座り込んで遅くなった昼食をとりましたが、この日の日中の最高気温は25度で、かんかん照りの上に地面の輻射熱も加わり、暑かった。
 がんばりすぎてオーバーペースとなったこと、恩田陸さんの小説で、全校生徒が2日間で80km歩く高校のイベントを描いた「夜のピクニック」でのアドバイス(1時間歩いて10分休むとか)を生かせなかったことなど反省すべき点も多々ありましたが、長距離ウォーキングに自信が付き(いままでの最長は神田川ウォーキングの25km)得がたい経験でした。 

(参考)
第11回東京国際スリーデーマーチ
小金井公園(東京都公園協会のサイト)
多摩湖自転車道(東大和市のサイト)
八国山緑地(個人サイト)
狭山丘陵(トトロの森)(トトロのふるさと財団サイト)
多摩湖(村山貯水池)(個人サイト)
野火止用水・玉川上水(小平市のサイト)

合唱団「さきたま」公式サイト
恩田陸「夜のピクニック」紹介(My HP)
神田川通貫ウォーキング(当ブログ)


(地図情報)
 ・40kmコース ウォーキング区間
 ・多摩湖周辺

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