吉祥寺と周辺の街散歩

吉祥寺を中心に、中央線沿線の街のお気に入りの喫茶店、公園に咲く花、美術館、散歩レポートなどを紹介しています。

「かうひいや3番地」が吉祥寺に戻ってきた

2012年02月01日 |  ・喫茶店、カフェ




  
 2007年に鎌倉に移転した僕の大好きだった喫茶店が吉祥寺に戻ってきたと聞き、さっそく訪ねてみました。新しい店は、旧店舗のあった中道通りを先に進み、中道通りの出口の看板をさらに三鷹方向にちょっと歩いた左側角にありました。中道通り入口からは歩いて約10分ほどの距離です。 
 1月20日から開店していて、マスターも健在でした。元は寿司屋であった店舗を改装したとのことで、入口の引き戸とか、内装に一部タイルを残している個所などにその面影を残しています。前よりは狭くなり約15人弱のスペースですが、懐かしいミシン台を使ったテーブルなど以前のままでした。


 この日は、チェット・ベイカーなどの心地よいジャズが、この店特有のやわらかなサウンドで流れていました。ネルドリップで淹れたこくのあるコーヒー(500円)と、しっとりしたチーズケーキ(400円)も久々に味わうことが出来ました。一人でゆっくりとくつろぎたい方におすすめの喫茶店です。
 営業時間:11時AM~9時PM、定休日は木曜日
            
(参考)
・地図情報: かうひいや3番地
旧店舗の紹介記事(当サイト)

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吉祥寺の喫茶店「武蔵野文庫」で定番のカレー(再訪)

2011年06月10日 |  ・喫茶店、カフェ

 久しぶりに訪れてみました。落ち着きます。今日も定番のカレーを食べました。


(以下は2005年4月20日投稿記事です) 

 東急裏にあるお店で、店内はカウンタ席とテーブル席を合わせて40席弱位。店名の由来はホームページに記されていますが、壁には「黒い雨」などの作品で知られる小説家、井伏鱒二の直筆の書が入った額とか、油絵とか本とかが飾られています。BGMには、いつもモーツァルトなどの室内楽が流れていました。 

 最初に訪れたときには、居合わせた大半のお客がカレーを頼んでいたのがとても印象的でしたが、充分に煮込んだチキンカレー(800円)は、さすが看板メニューだけあって充実しています。やわらかな肉と大ぶりのじゃがいもの固まりがどんと入っていて、量も僕には十分でした(±100円で調節が可能)。結構辛口で、ほどほどにスパイシー。コーヒー、サラダのセットで1100円です。

 ブレンドコーヒー(550円)は、酸味のあるすっきりとした味でした。レモンケーキ(400円)など、自家製スイーツも各種あります。10月~2月の期間限定の焼きりんごも食べてみたい。
 コーヒーカップ、皿などの食器には各種公募展で数々の賞を受賞した小石原焼の器を使用していて、店内で販売もしています。
 営業時間:9時30分~22時までで、月曜定休

            
(参考)
「武蔵野文庫」HP
・地図情報: 中央+印の場所

吉祥寺の喫茶店「くぐつ草」で定番のカレー(再々訪) 

2010年06月09日 |  ・喫茶店、カフェ


 店内は全然変わっていません。今日は定番のカレーではなく、オムカレーを食べてみました。オールドコーヒーを使ったブレンドコーヒー:630円や、カレーの値段も以前と同じでした。
 営業時間: 10:00 a.m. - 10:00 p.m. 年中無休


 
(以下は2005年4月17日投稿記事です)


「くぐつ草」の店内の様子(上)と入口(右)

 吉祥寺には、本格コーヒーが飲める喫茶店で、なおかつ、こだわりのカレーが食べられるお店がいくつかあります。
 この1月に紹介した喫茶店「くぐつ草」のカレーもその一つで、カレー単品で1070円、コーヒー、サラダ付きのセットでは1580円となかなかのお値段ですが、味はほどほどにスパイシーで、辛さもほどほどでおいしかった。


 食後のコーヒーには、今回はストロング・ブレンドを頼みました。かなり苦味が強いですが、苦味が後をひくことはありません。これもオールド・コーヒーの特徴なのかな。
 BGMは、この間来た時にも流れていた「ワルツ・フォー・デビー」と、これまた大名盤のソニー・ロリンズの「サキソフォン・コロッサス」でした。


('05年1月11日の投稿)
 北口のメインストリート、"サンロード"を入って、すぐ左に曲がると"ダイヤ街 チェリーナード"で、「くぐつ草」は東急デパートへ至る途中(左)の地下にあります。
 1979年に開店した吉祥寺でも老舗の喫茶店ですが、通りから階段を下りて重い(!)鉄扉を開けて入ると中は穴蔵のような感じで、周囲はコンクリートの丸みを帯びた壁、木製の椅子とテーブルで約40席位、7人ほど座れるカウンター席の向こう側で、コーヒーをネルドリップしているのが見えます。
 コーヒー豆には、オールドコーヒー(よく実った良質のコーヒー豆を2年以上自然乾燥させ、熟成したもの)を使用していて、たしかにくせのない味でした(ブレンド:630円)。

 店内の飾りはドライフラワーのみというシンプルなもの。BGMには、おしゃれな喫茶店の定番というべきビル・エヴァンスの「ワルツ・フォー・デビー」などが低く流れています。
 人形芝居の結城座が運営しているのだそうで、団員募集のちらしが入り口に置かれているところなんかも雰囲気があります。 

 営業時間: 10:00 - 22:00 年中無休
            
(参考)
「くぐつ草」HP
あやつり人形劇団「結城座」 HP
・地図情報: 中央+印の場所



吉祥寺のクラシック喫茶「バロック」再訪

2010年03月21日 |  ・喫茶店、カフェ
 

 

 「バロック」にひさしぶりに行って来ました。店内の雰囲気、暖かく包み込んでくれる音は以前と全く変わっていませんでした。
 最近、テレビや雑誌で紹介されたりして、少しはお客さんが増えていればいいんだけど、どうなんだろう。

 マスターが亡くなってから、もう20年近く経ったんだな。以来、店を引き継いだ奥さんはとても元気な様子で安心しました(右の写真に写っています)。
 帰り際に奥さんから「忘れないで寄っていただけるお客さんがいると、やっていてよかったと思うわ」と言われました。ごめんなさい。これからはまたちょくちょく伺いますね。
 

(2005年1月8日投稿の記事)


 店内会話禁止の正統派クラシック喫茶の「バロック」には開店時('74年 12/24)から通っています。
 今や吉祥寺唯一のジャズ喫茶となった「MEG」とは、ご覧のように同じ雑居ビル2Fの隣り合わせになっていて、いまだかつて意志が強かったことのない僕は、店の前に立つと、今日は右の扉を開けようか、それとも左にしようかと悩むのでしたが、結局はMEGでビールを飲もうか、今日はバロックのすてきなウェイトレスさんの当番の日ではなかったかとかで決まるのでした。

 「バロック」の店主の故・中村さんは、筋金入りの頑固おやじでしたが、中村さんが病気で亡くなってからしばらく休業の後に奥さんが再開し、CD嫌いだった中村さんの遺志を継いで、今でもレコードを管球アンプで鳴らしています。オーディオ装置のコンディションは、ファンの方のサポートにより維持されているようです。
 店内は20席位で、いつでも新鮮な生け花が飾ってあって、とても収支は合わないような気がしますが、これからもがんばって欲しいです。
 「コーヒーは高いけど、2時間でも3時間でもゆっくりして、くつろいでいって下さい」とは、奥さんの言葉です。

 営業時間:12時~22時、休みは、火・水曜日
 コーヒー:800円(2杯目からは200円)など

(参考)
 ・高円寺の名曲喫茶「ルネッサンス」(当ブログ)
 ・阿佐ヶ谷の名曲喫茶「ヴィオロン」(当ブログ)
 ・荻窪の名曲喫茶「ミニヨン」(当ブログ)
 ・高円寺の名曲喫茶「ネルケン」(当ブログ)
 ・吉祥寺「バロック」の第九を聴く会(当ブログ)
 ・地図情報: 「バロック」、「MEG」(地図上の十字の場所)

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吉祥寺パルコにある喫茶店「近江屋」は眺めのよい喫茶店

2007年03月21日 |  ・喫茶店、カフェ
 
2F窓際の席からの眺め(上)と外観(右下)

 吉祥寺の眺めのいい喫茶店というと、すでに紹介している駅前の「ナローケーズ」がありますが、これにはちょっと及ばないものの中央線のガードを通過する電車が見える近江屋からの眺めもなかなかのものです。上の画像は夜景ですが、昼間の眺めもまた趣が異なっています。


 
 吉祥寺パルコの一角を占める近江屋は1980年の開店で、内部は1階席(禁煙)と2階席(喫煙可・画像左)に分かれていて、眺望がきくのは2階の窓際の15席ほどです。1階席のほうはどちらかというと眺められてしまう感じがします。
 メニューは、無農薬・樹上完熟の豆を天然水で淹れた店のスタンダード・コーヒー"森のコーヒー"が520円の他、各種コーヒー、紅茶、それにケーキなどがあります。

(参考)
 ・地図情報:近江屋
 ・吉祥寺「ナローケーズ」(当ブログ)


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吉祥寺 武蔵野珈琲店でお花見(2)

2007年01月07日 |  ・喫茶店、カフェ

カウンターのクレマチス(上)と入口のミニエピデンドラム(右下)
 
 武蔵野珈琲店のお花見総集編の第2回目として昨年5月から9月にかけて撮った12種の花を紹介しました。

 店には、カウンターにふたつと、テーブルと洗面所にそれぞれひとつづつの花活け、入り口のところにはライトスタンドに照らされたミニエピデンドラム(ラン科)やセントポーリア(イワタバコ科)など2、3の鉢植えが置かれています。  カウンターの花は、品種により花持ちの長さが多少違うけど、大体1週間ごとに花を入れ替えているようです。




    ビバーナム    オーニソガラム     オーニソガラムの花
    キソケイ      キソケイの花     コバノズイナ
・ビバーナム(スイカズラ科)は、セイヨウガマズミ、西洋テマリカンボクとも呼ばれ、ガマズミ属の園芸品種です。アジサイを思わすような丸い花を節節につけます。
・オーニソガラムは、ユリ科のとても美しい花です。花の色には、白、黄、オレンジや朱色のものがあるそうです。
・キソケイ(モクセイ科)の花です。 同属のソケイは白い花で、ジャスミンと呼ばれますが、キソケイのほうは香りがほとんどありません。
・コバノズイナ(ユキノシタ科ズイナ属)は、別名ヒメリョウブ、アメリカズイナとも呼ばれるそうです。紅葉も美しいとのこと。

      クガイソウ    スモークフラワー     キョウカノコ
     スイートメモリー     エリンジウム     ヒメヒマワリ
・クガイソウ(ゴマノハグサ科)は、九階草と書き、葉が輪生して段々につくことからこの名がついたとのこと。 紫の花がきれいな草原の草で、白い花が咲くオカノトラノオと姿が似ています。
・スモークフラワーは、花が煙のように見えることから付けられた名なのでしょう。
・キョウカノコ(バラ科 シモツケソウ属)は、京鹿子と書き、名前の由来は京都の”鹿の子絞り”のようです。同属のシモツケソウによく似ていますが、マスターによると葉の形(付きかた?)が違うとのことでした。
・スイートメモリーというユリ科の花です。名前はピンクの花のイメージに因んだものでしょう。 ネットでチェックしたら、アカカノコユリとヒメサユリの交配種ということらしい。
・エリンジウム(セリ科エリンジウム属)は、葉にぎざぎざがあるなどアザミを思わせる花です。世界に約200種もあるとのこと。
・ヒメヒマワリ(キク科ヘリオプシス属)が入り口に近いテーブル席に置いてありました。あざやかな黄色の花がきれいです。

(参考)
 ・ 「武蔵野珈琲店」紹介(当ブログ)
 ・「武蔵野珈琲店でお花見(1)」紹介(当ブログ)
 ・ ミクシィ「武蔵野珈琲店」コミュニティ(注:会員でないとアクセスできません)

(地図情報)
 ・ 武蔵野珈琲店(中央の+印) 

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吉祥寺 武蔵野珈琲店でお花見(1)

2006年12月03日 |  ・喫茶店、カフェ

カウンターのデルフィニウム(上)と洗面所のマトリカリア(右下)
 
 駅の南口から井の頭公園に至る道すがらのビル2階にある武蔵野珈琲店には、ほぼ毎週立ち寄っていますが、今年の2月から店内のカウンターなどに活けてある花を撮ってmixi(ミクシィ)の武蔵野珈琲店コミュに掲載しています。
 花の写真がだいぶ溜まったのでブログのほうでも数回に分けて紹介することにしました。フラッシュを使わないで撮ったので鮮明ではありませんがご勘弁を。
 画像クリックで拡大画像にリンクしています。

・デルフィニウム(キンポウゲ科)
 和名はオオヒエンソウ(大飛燕草)。4000を超える園芸品種があり、花の色は青系が主ですが、画像の白花の他に赤や黄の品種もあるとのこと。
・マトリカリア(キク科)
 和名はナツシロギク、ヨーロッパ方面の原産で小ギクによく似た花です。
 
       アリウム セイヨウマツムシソウ      ヒガンザクラ
     ラナンキュラス       ギリア    タナシツツジ

・アリウム(ユリ科)
 花の色は白、ピンク、黄、紫赤、紫、青などがあり、花期はおもに5~6月。
・セイヨウマツムシソウ(マツムシソウ科)
 マツムシソウは日本の高原でも自生しているのを見かけます。花色は青紫、ピンク、深紅、白、淡い黄色など。
・ヒガンザクラ(バラ科)
 別名コヒガンザクラといい、エドヒガンとマメザクラの雑種。ヒガンザクラの名は、春の彼岸頃に開花することに由来します。
・ラナンキュラス(キンポウゲ科)
 別名ハナキンポウゲ。花色は赤、ピンク、黄、橙、白など。
・ギリア(ハナシノブ科)
 和名はタマザキヒメハナシノブで、小さな紫の花を球形状に咲かせます。主に北アメリカ原産の1年草で、花色は紫、ピンク、青、黄、白など。
・タナシツツジ(ツツジ科)
 タナシツツジは田無市の市の花に制定されています。

     アルストロメリア     アルストロメリア     ヒペリカム
     アスチルベ     クレマチス     クレマチス

・アルストロメリア(アルストロメリア科またはユリ科)
 和名はユリズイセン。南アメリカ原産の花で、黄、赤、ピンク、白、オレンジ色などの花色があります。
・ヒペリカム(オトギリソウ科)
 ヒペリカム・アンドロサエマムです。 ヨーロッパ原産で、本来は6~7月に黄色い花を咲かせますが、画像はすでに果実をつけたものです。
・アスチルベ(ユキノシタ科)
 別名ショウマ、アワモリソウとも言い、画像は白い花ですが、赤、ピンク、桃紫色の花もあります。通常の花期は5月~7月です。
・クレマチス(キンポウゲ科)
 我が家の庭にも咲いています。クレマチスの園芸品種は数千種(!)もあるそうで、画像はデュランディという濃青紫色の花を咲かせる品種です。

(参考)
 ・ 「武蔵野珈琲店」紹介(当ブログ)
 ・ ミクシィ「武蔵野珈琲店」コミュニティ(注:会員でないとアクセスできません)

(地図情報)
 ・ 武蔵野珈琲店(中央の+印) 

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井の頭公園内のオープンカフェテリア「うさぎ館 Cafe du lievre」

2006年11月23日 |  ・喫茶店、カフェ

昼(上)と夕方(右下)のカフェ

 今年新しく井の頭公園内に開店したお店です。
 吉祥寺駅からジブリ美術館に行く道すがら、林の木立に囲まれたオープンカフェテリア(寒い時期には室内カフェとなります)で、フランスのブルターニュ地方の郷土料理ガレットを中心としたメニューが特色となっています。
 同じく井の頭公園内にある「ペパカフェ・フォレスト」、公園北口の「ペパーミントカフェ」、井の頭公園駅前の「宵待草」とは姉妹店なのだそうです。


 ブルターニュ地方の名物料理であるガレットは、そば粉を使ったクレープで、そばというと日本独自のものというイメージがありますが、アジアはもちろん、ヨーロッパやアメリカ大陸でも栽培されているのだそうです。メニューには野菜のトマト煮や魚介のカレークリーム煮など5種類ほどあり、サイズも大きく結構これだけで満腹となりました。スープとサラダがついたセットで1250円です。「宵待草」でもそうでしたが、各種のハーブティーを楽しむことができます。


 オーナーである吉田キミコさんは画家、人形作家としても活躍されていて、うさぎ館の名は、吉田さんの作品の主要モチーフであるうさぎに因んでのようです。カフェの2階のスペースは吉田さんの仕事部屋となっていて、いずれギャラリーとしてオープンの予定とのことでした。

(参考)
 ・地図情報:うさぎ館
 ・吉田キミコさんの作品「雪うさぎ」
 ・カフェ「宵待草」(当ブログ)
 ・「ペパカフェ・フォレスト」(当ブログ)


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吉祥寺「ナローケーズ」は眺めのいいティールーム

2006年09月17日 |  ・喫茶店、カフェ

 吉祥寺の喫茶店の中では屈指の眺めを誇るお店でしょう。吉祥寺駅北口を出てすぐ左手方向のサーティーワンの上階にあります。
 紅茶は専門店だけあってインド、スリランカ、中国産と各種のフレーバーティーが楽しめます。ケーキもこってりとしたニューヨークチーズケーキ(画像上)などあり、こちらもおすすめです。


 隣接した楽譜を扱っている店に寄った後、ここのカウンター席に座り、ポットサービスの紅茶とケーキ(セットで800円)を味わいながら吉祥寺駅北口を行きかう人やバスをボンヤリ眺めるのが好きです。
 眺めるならやはり夜の方が雰囲気があると思います。カウンター席から眺める吉祥寺駅方面(画像左)、窓際のテーブル席からはパルコ方面の通り(画像右下)が見下ろせます。

 BGMはクラシックの室内楽、ニューエイジ系のピアノ曲などを聴く機会が多いです。
 茶葉のネット販売も行っています。
 年中無休:10:00~22:00

(参考)
 ・地図情報: 吉祥寺「ナローケーズ」
 ・ティールーム「ナローケーズ」HP
 

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吉祥寺「ゆりあぺむぺる」は落ち着いた雰囲気の喫茶店

2006年08月20日 |  ・喫茶店、カフェ

 南口を出て1分ほどのところにあるシックで落ち着いた雰囲気の店で、昼間は1階(25席ほど)のみの営業ですが、夕方からは2階席もオープンします。
 不思議な響きの店の名は外国語ではなく、宮沢賢治の詩「小岩井農場」の一節から取られています。手持ちの詩集の注によると、このユリア、ペムペルとは農場の牛に、仏教的な素足の生物を連想した幻想上の名であるらしい。
 
 わたくしははっきりと眼をあいてあるいているのだ
 ユリア ペムペル わたくしの遠いともだちよ
 わたくしはずいぶんしばらくぶりで
 きみたちの巨(おお)きなまっ白なすあしを見た 

 詩集「春と修羅」所収"小岩井農場 パート九"より

 ブレンドコーヒーは、浅煎り、中煎り、深煎りの3種(各500円)あって、ペーパードリップでていねいに淹れてくれます。すっきりとした酸味のある味わいです。
 スイーツも各種あり、バナナとクリームをあえた上にチョコレートをかけたバナナフルール(480円)がおいしかった。
 夕方からオープンする2階席ではカクテルなども飲めるそうです。
 営業時間は11時半から夜12時まで。水曜定休。
 (画像上:1階窓際席、画像右下:2階席に飾られていたスタンド)


(参考)
 ・吉祥寺「ゆりあぺむぺる」HP
 ・地図情報: 吉祥寺「ゆりあぺむぺる」
 ・宮沢賢治の詩の紹介(My HP)  
 

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