
今回はこの湿原を一周し、高原を登って物見岩まで歩きました(約2時間半の行程)。雨上がりということで適度に雲がかかっていて、高原歩きで直射日光にさらされる時間が短かったのは幸いでした。

今回たくさんの高原の花を見ることができ、楽しかったです。野草の名を特定できなかったのや、うまく撮れなかったのやら、紹介した22種の花以外にも10種ほどありました。

○オミナエシ
オミナエシ科オミナエシ属
女郎花(オミナエシ)の和名の由来はわかりませんが、秋の七草のひとつになっているポピュラーな野草です。

○キリンソウ
ベンケイソウ科マンネングサ属
麒麟(キリン)は中国の想像上の動物で、キリンビールの商標になっています。この花と麒麟の関係もよくわかりません。

○アカバナシモツケ
バラ科シモツケソウ属
湿原に群生していましたが、小さな花とつぼみが重なっている様子は線香花火のようで、とてもきれいです。

○シュロソウ
ユリ科シュロソウ属
黒紫色の花をつける野草で、なかなかユニークです。根や茎は有毒なんだそうです。

○コウリンカ
キク科キオン属
紅輪花と書きますが、濃いオレンジ色の花びらが垂れ下がっているのが特徴です。

ユリ科ワスレナグサ属
7月の中旬に大群生を作って高原を黄色で染めるポピュラーな花ですが、花期を外れたこの時期に咲いていたのは、物見岩近くで見つけたこの花が唯一でした。
朝開いた花が夜になるとしぼむ一日花で、この花によく似たユウスゲは日暮れ時に咲き始め、翌日の朝にはしぼんでしまう一夜花です。
(関連サイト)
・ 八島ヶ原湿原
・ 霧ケ峰ハイキングマップ(pdf)
(地図情報)
・八島ヶ原湿原周辺
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