南口を出て1分ほどのところにあるシックで落ち着いた雰囲気の店で、昼間は1階(25席ほど)のみの営業ですが、夕方からは2階席もオープンします。
不思議な響きの店の名は外国語ではなく、宮沢賢治の詩「小岩井農場」の一節から取られています。手持ちの詩集の注によると、このユリア、ペムペルとは農場の牛に、仏教的な素足の生物を連想した幻想上の名であるらしい。
わたくしははっきりと眼をあいてあるいているのだ
ユリア ペムペル わたくしの遠いともだちよ
わたくしはずいぶんしばらくぶりで
きみたちの巨(おお)きなまっ白なすあしを見た
詩集「春と修羅」所収"小岩井農場 パート九"より
ブレンドコーヒーは、浅煎り、中煎り、深煎りの3種(各500円)あって、ペーパードリップでていねいに淹れてくれます。すっきりとした酸味のある味わいです。
スイーツも各種あり、バナナとクリームをあえた上にチョコレートをかけたバナナフルール(480円)がおいしかった。
夕方からオープンする2階席ではカクテルなども飲めるそうです。
営業時間は11時半から夜12時まで。水曜定休。
(画像上:1階窓際席、画像右下:2階席に飾られていたスタンド)
(参考)
・吉祥寺「ゆりあぺむぺる」HP
・地図情報: 吉祥寺「ゆりあぺむぺる」
・宮沢賢治の詩の紹介(My HP)
サイト内に掲載されているすべての写真画像は、クリックで拡大画像にリンクしています。
近くだろうと、行ってみました。
もう30年にもなるそうですね!
全然気づきませんでした。
大変古くて、高級な家具、カップ
造りですね~!レジは100年前のだとか。
たまたま、箱根のガラスの森で
入ったカフェの天井などがいいと
自分のブログに出しましたが
そこに似ているのです。
バナナフルールは食べられませんでしたが
チーズケーキも美味しいし、もちろん
深煎りのブレンドも、そして飲み口が
薄いオオクラのカップが良かったです。
いつも素敵なお店の紹介が多いのですが、この「ゆりあべるべむ」は、写真を見ただけでとても気に入りました。クラシック音楽がとても似合う雰囲気ですね。駅の近くにこのようなお店があるなんで、さすが吉祥寺です。
宮沢賢治のこの詩は初めて知りました。最近「セロ弾きのゴーシュ」を読み直そうと思っているところです。
100年前のレジには気づきませんでした。
次回行ったときにじっくりチェックしようと思います。
レストラン的雰囲気の喫茶店ですね。デートにぴったりなんじゃないかと思います。
>marieさん
バラエティに富んだ喫茶店がたくさんあるのは吉祥寺が随一でしょうね。スターバックスやドトールなどの大手に負けずにがんばって欲しいです。
オーナーさんは宮沢賢治は詩が好きなんでしょうね。僕も童話が好きです。
「ゆりあぺむぺる」
素敵なお店ですよね
僕も3回ほど訪ねたことがあります。
入り口に見られる鋳鉄で出来た
アールヌーボー調の「ゆりあぺむぺる」
というサインもとっても素敵ですよね。
西荻にある『物豆奇』と並び
アールヌーボー好きには見逃せません^^
西荻「物豆奇」や国立の「邪宗門」にはランプや柱時計やらがいっぱいですね。また行きたくなりました。
tokiさんの記事に触発されて、ゆりあぺむぺるに初めて行ってみました。シックで素敵なお店でした。
こちらの記事もリンクさせていただきましたので、ご報告です!これからも色々なお店の話題を楽しみにしています。
紹介していただいてありがとうございます。
comanaさんんのブログ"吉祥寺 今日のランチ♪"では和食、洋書、中華などたくさんのお店が紹介されているんですね。僕も吉祥寺近辺勤務ですので、とても参考になります。
僕もゆりあぺむぺるでは何度かランチをいただきました。カフェで食べるより贅沢をしたような気分になりますね。
これからもよろしくお願いします。