ときぶーの時間

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区切り。

2014-10-16 06:16:28 | 日記
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松村直登のブログ 「警戒区域に生きる松村直登の闘い」 

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NO698
東電が起こした福島第一原発事故から3年8ヵ月。
被災者の体験談がまとめられた一冊の本を昨日読んだが、区切りを付けられないでいる人々が多い。


今も人が住めない無人の富岡町の商店街

母を亡くし火葬場がいつ再開するか見通しの無い中で、避難指示を拒みペットボトルに水を入れて凍らせ、ずっと母親の体を冷やし続け遺体に寄り添った人がいた事を知った。

夢中で避難する中で、右耳が痛いと眼鏡を外したらフレームが曲がっていることを震災から6日目に知った主婦の話など、何人かの手記を読んだが、それはまさに、一瞬にして平穏な日々の暮らしを奪われた被災者の怒りと錯乱と涙の日々を記した本だった。

自分も体験したが、それ以上の過酷な体験をした人の手記を読んで震えてしまった。
そして自分も区切りを付けられないでいる一人かも知れないと自覚。

放射能がなければ、こんなに苦しむことがなかった。
それだけは間違いない。


大津波で駅舎もろとも流されたふるさとの富岡駅

自分と対照的な松ちゃんの事を、落ち込んだ時などに思う。
放射能の事を「少しは考えたよ」と話したが、避難先で少々欝状態でいた自分を救ってくれたのが松ちゃんだと、今でも思っている。

松ちゃんも東電への怒りはすざましいものを持っていたが、避難生活をしないで目の前の犬や猫の命を救っていた彼は「落ち込んだ事なんかねぇ」と、少しも微動だにしなかった。
彼だって失ったものは多いはず。
それなのに気丈な男だ。

当たり前の普通の暮らし、友人や知人とのコミュニティの断絶、家族と一緒に暮らせない現実、仕事、家、田畑など、故郷を失った人々が多い中で、松ちゃんは全然違った。


高線量区の帰還困難区域にある牧場で牛にわらを与える松ちゃん

電気もなかった2年間は、ろうそくと缶詰めとレトルトで動物たちと共に富岡で生きてきた。
目の前の腹を空かした犬や猫を絶対に餓死させないと奔走し続けた彼には、後ろを見てる時間はなかった。
だから今も前しか見ていない。

もうすぐ冬がやって来るが、電気がなかった彼の2年間の冬の暮らしぶりは壮絶だった。
山の湧き水も凍り、動物たちの餌やりだって半端なく厳しい環境になる。


雪が降る前の冬の牧場の朝
毎日霜が降りとても寒い

誰にも愚痴を言わず、ただひたすら動物たちの命を守って来た彼は、これからも牛やダチョウを始め生かし続ける。


みなさまからご支援頂いたキャベツを与える松ちゃん

まだまだ長く続く彼の闘い。
全国の皆さん、これからも松ちゃんの応援を宜しくお願い致します。

今週末、期日前投票やら色々用事を済ませ松ちゃんに会いに行こうと思ってます。
それではみなさん、またお会いしましょう。












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