ときぶーの時間

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2014-10-21 08:23:57 | 日記
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NO699
個人的にも何だかんだあって、松ちゃんの所に行くのが2週間ぶりになってしまった。

今回は電気柵を壊し、柵から脱走した牛3頭の柵入れと電気柵の修理、北海道から取り寄せたロールわら餌も届いて、尚且つ取材が入っていたから松ちゃんの忙しさを痛感。


電気柵の修理をする松ちゃん。
1本のポールに縦3か所電線を張るのだけど、ものの見事に電柵はズタズタにされていて、全部切られていた。
張り直す距離が長いので、修理に結構時間がかかっていました。


昨日、壊れた電気柵から逃げ出したのは、子牛2頭と母牛1頭。
松ちゃんは母牛を簡単に柵に入れたが、僕が追った子牛は逃げ足が早くなかなか入れられない。
それを見かねた松ちゃんが子牛を柵へ。


これが北海道から取り寄せたロールわら餌の一種類。
ビニールで包まれていないので、雨が降るとダメになってしまうから、どの餌よりも先に与えていた。

みなさんからご支援頂いているチモシーは大切に備蓄していて、松ちゃんは「全部で約一ヶ月分」と、今も大切に保管していた。

みなさんからのチモシーはいざという時に使うつもりでいる。

冬の餌の確保を考えたら、少しでも備蓄したいのはあたりまえの事。
で、前々から何とかしなければと、彼は動いていた。

2か月前「北海道の餌は高栄養化で、かなり品質がいいらしいんだ」と松ちゃんから聞いていたが、買うにしても配送料の問題が大きな壁になっていたのだ。


こちらはビニールで包まれたロールわら餌。
餌は全て一つ500kgの馬鹿でかい大きなロール餌だった。

僕が「もう、お金は払ったの?」と聞くと、「いや、それがまだなんだ」
僕は「えっ、お金払ってないの?」と返したら、「相手がトラックの手配を取れないって言ってたのに、突然、明日届けるって、まだ買うとも言ってなかったけど、この際だから持って来いって言ったんだ」って。

22個で11トンのストックになったが、只今配送料金折衝中と言う事で、少しでも安くと松ちゃんは奮闘していた。

何でも20数万円の配送料になるらしい。
松ちゃんに聞いた。
「本当に品質はいいの?」
「うん、かなりいい。でも、ちょとな・・・」と。

通年、安定供給できるだろうか?とか色々問題もあり、やっぱ考えるとこあるようです。
それにしてもいろんな餌がある。


餌場が糞尿や雨でぬかるんだ時に使うもみ殻も届いていて、松ちゃんは「すべての餌を取り寄せて比較してみる」と言っていた。


毎日、藁を一人で何度も何度も運び続けている松ちゃん。
いつ見ても重労働。


仕事が一段落した時に取材か何かの電話が入った松ちゃん。

誰が何と言おうと松ちゃんなら牛たちは大丈夫だ。
僕も身内から「そんなこといつまでやってんだ」と言われたが、動物の命も人間の命と同等に扱う事を教えてくれた松ちゃんの生き方、悪くない。

生れてきた命に無駄な命は無い。
何かしらの理由が必ずある。
被曝して生きる牛にも必ず意味がある。

牛飼いでもない彼が被曝牛を生かすことを理解できない人も多いが、そこにはその人たちに見えない人間の心がある。
動物の命を繋ぐことが彼の闘い。
日々、重労働をしながら牛たちを生かす松ちゃんだが、「いつまで出来るか俺にもわかんねぇ、死ぬまでやっぺ」と笑いながら言った。

全国のみなさん、どうかこれからも松ちゃんの応援よろしくお願いいたします。








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