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松村直登のブログ 「警戒区域に生きる松村直登の闘い」
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配送先は
〒979-0401福島県双葉郡広野町大字上北迫字岩沢２９－３８
ヤマト運輸 広野センター止め NPO法人 がんばる福島 までお願いします。
発送は「ヤマト運輸」のみ対応、他社の運送会社からは送ることができません。
皆様、ご支援をよろしくお願いいたします。
なお、ヤマト運輸広野センターの電話番号は公開されておりませんので、ご支援下さる皆様のご連絡先を明記してくださいますようお願いします。
NO857
みなさん、おはようございます。
今日はクリスマスイブですね。
松ちゃんに「クリスマスは何かやるの？」と聞いたら「何にもしねぇよ、だいたい俺らキリスト教でも何でもないべ～」と、なので今日も普通に餌やりをする松ちゃんです。
この前、松ちゃんが山の中にある田んぼの除染作業中の場所をいくつか案内してくれた。
松ちゃんちの牧場前の田んぼもやっと除染が再開されていた。
柳の木が無数に生えていたけど、キレイに切り取られて束ねられていた。
幾つかの山道を走りながら「この田んぼは元々休耕地で何年も耕作してねぇし、ここの住民は帰って来ねぇ～って言ってんのに、この除染は無駄だべ～、税金の無駄使いだよなぁ～」とつぶやきながら牧場に着いた。
田んぼとして登記されている場所は、どんな田んぼでも除染の対象になっているらしく、何年も休耕地になっていて人の手が入らず境界も水路も分からなくなっているところもあるみたいで、除染した後だって休耕地のままなのに本当に無駄だと思った。
松ちゃんは「町の除染と田畑の除染を分けて町の中は除染し、田畑は賠償して除染しねぇ～方が無駄に金を使わなくて良かったんでねぇ～か？」と言っていた。
田んぼの除染は表土をはぎ取り、そのあとに新しい土を入れるのですが一時期、その土が足りなくて作業がストップしていた経緯があります。
だから町の除染は遅れに遅れています。
松ちゃんは元の牧場を見て「今週あたり牛を元に戻してやんだ。広くしてやっぺ」と言った。
牛も今のままでは狭くて可哀想だし、餌もやりづらいからその方が断然いい。
僕は仕切りになっている鉄パイプを全部取るの？と聞いたら「2、3本外せば牛は中に入っていくべ～」に納得。
「だけど、もう少し乾かねぇ～とダメだな、もう少し様子みっぺ」と言った。
除染作業が始まり使えなかった餌箱には雨水が一杯に溜まっていて、今年の秋の雨が通年よりひどく降った事だけは僕にも分かる。
山の脇の牧場は本当に餌をやりづらいんです。
わらを運ぶにしても足元は狭いし滑るしで本当に大変。
除染作業員に牧場の除染はいつやるのか何度も確認してきた松ちゃんが、ついに柵に手を付ける。
作業員の事も考え今まで撤去することはしなかったんですね。
だからずっと我慢して餌やりをしていた松ちゃん。
今回も全撤去でなく一部のみの撤去。
何かといつも気配りしているんです。
数か月前「あの柵を全部撤去してしまおうと思ってんだ」と言った松ちゃんだったけど、それをしなかったのは除染業者の事を考えたからでしょう。
この地で被災牛を助けるには、こうした慎重さや思いやりがないと出来ない事を教えてくれた。
僕も手伝いましたが今回のわら餌が発酵していてすごい臭いだった。
松ちゃんも「このニオイなかなかとれねぇ～ぞ」と笑ってた。
作業を終えた僕のダウンジャケットがいきなり匂う、帰りの車の中でプンプン匂った。
松ちゃんのトラックに乗った時の臭いで覚悟はしてましたが・・・。
松ちゃんのにんじんの投てき。
にんじんの大きさで投げやすい本数にして狙ったところに投げる。
最初に何本かもらい全部食べ終えたヤマはいつものおねだり。
松ちゃんは人参の箱の中にあったにんじんの欠片を与えた。
最後の〆をもらい大満足のヤマでした。
今年は暖かかったのと忙しかったのとで、スタッドレスタイヤにまだ履き替えていない。
例年なら11月中旬頃には履き替えいたのに、今年は12月に入っても２０℃の気温の日があり、すっかり履き替え時期を逸してしまった。
ほんとに失敗した。
松ちゃんは買うときはいつもスタッドレスタイヤで、夏もスタッドレスなんだと先週教えてくれた。
それならいつでも心配ない。
さすがに乗用車で夏もスタッドレスは恰好が悪い。
富岡の自宅に置いたままになっているのだけど、今からだと年末年始は無理に近い。
東北の冬をなめたわけじゃないけど、フットワークが鈍りに鈍っているのを実感です。
みなさんも年末忙しすぎる毎日だと思います。
気温変化に充分注意して風邪などひかない様にして下さい。
それでは今日はこの辺で失礼します。
またお会いしましょう。
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今日はクリスマスイブですね。
松ちゃんに「クリスマスは何かやるの？」と聞いたら「何にもしねぇよ、だいたい俺らキリスト教でも何でもないべ～」と、なので今日も普通に餌やりをする松ちゃんです。
この前、松ちゃんが山の中にある田んぼの除染作業中の場所をいくつか案内してくれた。
松ちゃんちの牧場前の田んぼもやっと除染が再開されていた。
柳の木が無数に生えていたけど、キレイに切り取られて束ねられていた。
幾つかの山道を走りながら「この田んぼは元々休耕地で何年も耕作してねぇし、ここの住民は帰って来ねぇ～って言ってんのに、この除染は無駄だべ～、税金の無駄使いだよなぁ～」とつぶやきながら牧場に着いた。
田んぼとして登記されている場所は、どんな田んぼでも除染の対象になっているらしく、何年も休耕地になっていて人の手が入らず境界も水路も分からなくなっているところもあるみたいで、除染した後だって休耕地のままなのに本当に無駄だと思った。
松ちゃんは「町の除染と田畑の除染を分けて町の中は除染し、田畑は賠償して除染しねぇ～方が無駄に金を使わなくて良かったんでねぇ～か？」と言っていた。
田んぼの除染は表土をはぎ取り、そのあとに新しい土を入れるのですが一時期、その土が足りなくて作業がストップしていた経緯があります。
だから町の除染は遅れに遅れています。
松ちゃんは元の牧場を見て「今週あたり牛を元に戻してやんだ。広くしてやっぺ」と言った。
牛も今のままでは狭くて可哀想だし、餌もやりづらいからその方が断然いい。
僕は仕切りになっている鉄パイプを全部取るの？と聞いたら「2、3本外せば牛は中に入っていくべ～」に納得。
「だけど、もう少し乾かねぇ～とダメだな、もう少し様子みっぺ」と言った。
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山の脇の牧場は本当に餌をやりづらいんです。
わらを運ぶにしても足元は狭いし滑るしで本当に大変。
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作業員の事も考え今まで撤去することはしなかったんですね。
だからずっと我慢して餌やりをしていた松ちゃん。
今回も全撤去でなく一部のみの撤去。
何かといつも気配りしているんです。
数か月前「あの柵を全部撤去してしまおうと思ってんだ」と言った松ちゃんだったけど、それをしなかったのは除染業者の事を考えたからでしょう。
この地で被災牛を助けるには、こうした慎重さや思いやりがないと出来ない事を教えてくれた。
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松ちゃんのにんじんの投てき。
にんじんの大きさで投げやすい本数にして狙ったところに投げる。
最初に何本かもらい全部食べ終えたヤマはいつものおねだり。
松ちゃんは人参の箱の中にあったにんじんの欠片を与えた。
最後の〆をもらい大満足のヤマでした。
今年は暖かかったのと忙しかったのとで、スタッドレスタイヤにまだ履き替えていない。
例年なら11月中旬頃には履き替えいたのに、今年は12月に入っても２０℃の気温の日があり、すっかり履き替え時期を逸してしまった。
ほんとに失敗した。
松ちゃんは買うときはいつもスタッドレスタイヤで、夏もスタッドレスなんだと先週教えてくれた。
それならいつでも心配ない。
さすがに乗用車で夏もスタッドレスは恰好が悪い。
富岡の自宅に置いたままになっているのだけど、今からだと年末年始は無理に近い。
東北の冬をなめたわけじゃないけど、フットワークが鈍りに鈍っているのを実感です。
みなさんも年末忙しすぎる毎日だと思います。
気温変化に充分注意して風邪などひかない様にして下さい。
それでは今日はこの辺で失礼します。
またお会いしましょう。
